遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

土屋耕一  2

2013-04-27 | Weblog
ほぼ日刊イトイ新聞からの引用です。



糸井

よく言われることなんだけど‥‥、
都会の片隅の原っぱにしゃがみこんだら、
野の花が咲いてた。
それは「豊かなこと」って言います。
でもね、その野の花には
まだ「先」があるんですよ。

しゃがみこんでいたら、その先に
足がしびれちゃったことを
発見するのかもしれないし、
花の名前を知りたくなるかもしれない。
花についている虫を見つけるかもしれない。
虫をどんどん追いかけていくかもしれない。
そうやって、考えや思いの毛細血管がのびていく。
豊かさが、事実にあわせて
どんどん、どんどん、血行をよくしていくわけです。

「クリエイティブは
 どうやったらうまくいくのでしょう」
などと訊かれたときなんかも、全部同じ。
やっぱり、考えの血のめぐりをよくする、
としか答えようがありません。
末端のこまかい毛細血管が、その人そのものなんだから。
その人の世界を、ぽかぽかと
くまなくあっためていくしかないのです。

たとえば、「怖さ」なんかもそうですよね。
ゾンビ映画を観たときに、
「映画ってわかってるのに怖いって、なんだろう?」




──

考えてみれば‥‥不思議ですね(笑)。




糸井

「映画を作った人は、何をどこまで考えて、
 俺たちを怖くさせてるんだろう?」
というようにすれば、
考えの毛細血管は乗り移って、支流を増やします。
それを探したり、増やしたり、
追っかけたりしてること、すべてが必要なんです。
そう‥‥うん、必要だし、それから
おもしろいよ、と、ぼくは思います。




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