映画館で見そびれた映画を録画しておいたので、今夜 観ました。
友達が、大好きな映画と聴いていたのですが、まさに心に染みる映画でした。
ドリアン助川 原作
河瀬直美 監督
樹木希林 永瀬正俊 内田伽羅
市原悦子
深く息を吸い込み、ゆっくり吐き出す。そうしないと、理不尽さに、涙が出てしまいそうで。
希林さんが演じた徳子さんは、苦労が人生のすべてだったような人ですが、
暖かい心を豊かに抱えた人です。
こういう人だから美味しい「あん」が出来るのだと、納得しました。
以下、徳子さんの、心に残る言葉です。見ながら、メモしたので、
細かい間違いは有るかも知れませんが、素敵な言葉たちです。
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「あん」を炊く時は、いつも
小豆の言葉に耳をすますの。小豆が見てきた、雨の日や、風の日に
小豆がどんな旅をしてきたのかに
耳をすますの。
この世に住むものは全て、言葉を持っていると信じているの。
日差しや、風に対しても。
夕べ、ひいらぎの垣根を越えて来た風が、店長さんに声をかけた方がよいと感じられたのです。
こちらに非は無いつもりで生きていても、世間の無理解に押しつぶされてしまうことが有ります。
この世を見るために
聴くために
生まれたのだとしたら
なにかになれなくても
私たちは生きる意味がある。