【 WOWOW W 座からの招待状 】
映画 「横道世之介」の紹介
小山薫堂 作詩
安西水丸 絵
濱田岳 朗読
阿部海太郎 音
「普通の時間」 小山薫堂
生きている間に とびあがって驚く事件なんて
そう起こるもんじゃない
生きている間に 頬をつねりたくなるような幸せなんて
そう舞い込むもんじゃない
でも、生きている間に 嗚咽するほどの
悲しみは 時々訪れる
まばゆいスポットライトに照らされる
華やかな時間は どれだけ必要だろう
一日経つと すぐ忘れてしまいそうな
何でもない毎日が やがて大きな価値となる
普通の時間が やけに愛おしくなる
それがなかなか分からないんだ
本当の大人になるまでは
★いつもながら 薫堂さんの詩には心打たれます。
「W座からの招待状」みたさに この番組を観てしまいます。
水丸さんとのトークも 世代の違いで より厚みを増しています。
横道世之介は、昔は いっぱい居ました。
憎めなくって、正直で、人当たりがよくって・・・・
いつの間にか 隣に居るような。
最後のお母さんの手紙が素敵でした。
「私は、これまで生きてきて あの子に出会えたことが一番の幸せでした。」★