遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

かすていら

2012-04-23 | Weblog
さだまさし作
小学館刊



さだまさしさんがお父さんの事を書いた本です。


繊細な詩を書くさださんのお父さんが、意外なタイプでびっくり。

晩年は、コンサートの終了後にファンに挨拶をされていたと聞いたことが印象に残っていたので、

子煩悩な穏やかな父上だったのだろうと思いましたが。

エピソードがすごくて驚くばかり。

熱い男、頑健で、なんともすごい人。

そして、人を大切にする心や、サービス精神は、息子がしっかり受け継いで居ますね…。
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降霊会の夜

2012-04-23 | Weblog
浅田次郎作
朝日新聞出版刊

自分の人生を振り返ると、心にわだかまって居ることが少なからず有ります。

ひょんなことから、霊媒師を仲介に 死者と邂逅し、過去の様々ないきさつが

明らかになっていくと言った不思議な展開の物語です。

死者の話から、主人公のひととなりが、だんだん見えてくるのですが、

「ゆうちゃん」は特殊な人ではなく、世の多くの人のひとりです。

深入りしたり情けを掛けたり自分の損になるような事はしない?!

その結果、知らず知らず傷つけていた人がいました。

...................


今で言えば虐待をされていた同級生を通して、戦後の日本の様子や、

生き残りの兵隊の悲惨な運命や、生活の厳しさなどの背景が、

人生を変えた事が見えてきます。

霊媒師を通して 過去の事件の原因が詳らかにされていくのです。

無関心でいたことや、人を無視してきたことや、差別化などが、

人を知らず知らず追いつめていく危険が有ることに愕然とします。

誰でもが,「ゆうちゃん」になりうるのです。



……‥余韻がいつまでも残る本でした。
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山本昌投手

2012-04-23 | Weblog
2012.4.15
甲子園球場

■球界最年長勝利記録
■球団最多勝タイ記録

今後の記録が全て最年長記録になるわけです。
素晴らしい事ですが、あの報道の仕方は、いい加減にしてほしいものです。

例えば、ご長寿日本一の方に毎日、今日は112歳と○○日目ですねと言っているようなものです。

人により、体力や資質の現れ方は違うのですからね……。

野球選手の場合 勝つために修練して今があるわけだから、

ことさら年齢だけをあげつらうマスコミにうんざり。

天然記念物か……

いい加減にしてよね。

ただ、昌投手が昨年足首を怪我した時に、

球団に「もういいですかね」 (引退してもいいですかね) と聞くと

即答で「やれば良いんじゃない」 と言ってくれた事が嬉しくて

またやる気になったという話に、中日ドラゴンズなかなかやるじゃんと思いました。

年齢で判断しないで、やる気や力で正しく評価したんでしょうね。

マスコミが年齢による差別化をしないでほしいものです。

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