遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

倚りかからず

2012-04-10 | Weblog
茨木 のり子
(1926ー2006)

1999年
筑摩書房刊
「倚りかからず」

私は2007年、ちくま文庫発刊の「倚りかからず」

をいつも書棚の出しやすいところに置いていました。

久しぶりに読み返し、今の方が、詩がしっくりと体に染み込んできて、驚いているのです。

ああ、こんなに率直な詩集だったのねと。

昔読んだときは、革命の戦士のような勇ましさを感じましたが、

不思議な感銘が、今、私を圧倒しています。

ユーモアとウイットと愛に満ちています。

朗読会に入り、詩や様々な文章に触れてきたからでしょうか?

かつてより、感動できる力が芽生えたのでしょうか?

茨木のり子さんの詩がわかる年になったのでしょうか?



ずっと間違っていました。

人によりかかる甘えを戒めるた詩だと思って居ました。

   甘えると体も心も人任せで弱る気がするのです。

   私なら、「倚りかからず」生きるのにと・・・・・

   でも、今読み返したら、もっともっと深い詩ではありました。


               ☆
      もはや

      できあいの思想には倚りかかりたくない

      もはや

      できあいの宗教には倚りかかりたくない

      もはや

      できあいの学問には倚りかかりたくない

      もはや

      いかなる権威にも倚りかかりたくはない

      ながく生きて

      心底学んだのはそれぐらい

      じぶんの耳目
      
      じぶんの二本足のみで立っていて

      なに不都合のことやある


      倚りかかるとすれば
      
      それは

      椅子の背もたれだけ
   



「マザーテレサの瞳」
「笑う能力」
「行方不明の時間」 など、素晴らしい詩が一斉に私にキラキラ落ちてきました
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三時間後

2012-04-10 | Weblog

今朝6時に‥
ほんのりピンクで夫や私の目を惹いたちゅうりっぷは
三時間後、花開いて居ましたよ!

今朝は暖かいからね。
我が家の庭の30球程のちゅうりっぷの一番乗りです。
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ちゅうりっぷ

2012-04-10 | Weblog
昨日まで、緑の衣をまとっていたちゅうりっぷが今朝はほんのり色づいています。
このえもいわれぬ風情は、毎日、見守って来たからこそ気づく変化なのです。

桜ばかりでは無い。美しい春が、身近に‥…。
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