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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

少年少女雑誌と情報小説

2009-03-07 15:57:39 | 読書/新聞/映画など
きょうの朝のNHKニュースで、『少女の友』創刊100周年を記念して、かつて大人気だった雑誌の一部が復刻出版されるという報道がありました。50年前にマンガにおされて廃刊になった雑誌の復刻版をもとめて、2000名もの署名が出版社によせられたそうです。

それを聞きながら、子どものころの人気雑誌『少年クラブ』『少年』を思い出しました。やはりマンガにおされて廃刊になった。

当時、毎月、新しい雑誌が出る日がまちどおしかった。

いま、小中学生のころ夢中で読んだ連載小説を思い出すと、情報について考えさせられるものが多かったことに気がつきます。

そのひとつは、ロンドンの少年が波止場でひろったトランクにインドの新聞がはいっていたというもの。サメかなにかが呑み込んだものらしく、汽船よりも1か月もはやく不作によるインド綿花の大暴騰を知ってしまう。その情報の時差をいかして、その少年が大金持ちになる話しでした。

もうひとつは、日米の少年の草野球親善試合。日本チームは、相手が日本語がわからないのをいいことに、サインを全部大声で連絡しあう。つぎは、スクイズだぞ!などと。日本少年チームは、大敗します。実は、米国少年は日本語を知っていたのです。これも、情報がテーマの小説です。

さらにもうひとつは、電話もない山奥の一軒家に銃を持った男がふらりとやってきた話。両親と住む少年は、外の情報が唯一はいるラジオで男が殺人犯であることを知る。男は、知られたことをまだ知らない。外の情報の隔離とそれを知った少年。これも情報がテーマの小説です。

これらの小説を読んだことにより、子どものころから、情報の意味を考え続けています。

あのころ、なぜ、小中学生向けの小説に、情報の意味を考えさせるものが多かったのかはよくわかりません。しかし、きょうの報道では、『少女の友』の連載小説は、太宰治や川端康成のような一流のものばかりだったそうです。



結局、最終便で八丈島

2009-03-07 14:57:10 | 島の生活
昨日は、第二便も、予想どおり欠航しました。

15時50分発の最終便は、気象庁のレーダーや雨雲の1時間ごとの予想では、到着のころ雨もやみ雲が晴れる見通しなので、大丈夫だと確信をもって搭乗しました。

しかし、着陸態勢にはいっても、いっこうに低い雲がはれない。白波の海面がかなり近い雲の下にはいっても、視野がない。さらに島に近づくにつれて雨で視野がさえぎられてしまいました。やはり、着陸中止。前線通過の影響です。

上空を旋回しながら、3回目に滑走路上空を通過するころには、どんどん雲がきれはじめて、地上がよく見えます。再度着陸態勢にはいって、無事着陸。同時に機内に拍手がわきました。年に30回は搭乗するが、こんなにゆれた経験ははじめてという声もききました。

わたしの場合は、滑走路直前のグラウンド上で大きく機体が沈み、傾きながら、はじけるように急上昇して着陸中止したときに、もっとはげしいゆれを長い時間経験しているので、このくらいは、それほど大きくは感じないのですが、人は比較でものごとを判断するようになるようです。

結局、朝6時半すぎに空港に到着していらい、1日がかりで八丈島に帰ることができました。