なみ太郎日記 in ニュージャージー

なみ太郎と家族とハスキー犬&猫達のニュージャージー生活日記

ケン、トーナメント初挑戦!

2007-08-16 14:14:47 | テニス
今週はUSTAL2レベルの公式戦がバーゲンカウンティテニスセンターで開催中。



ここは夏の間、色々なチームが暑い中で体力をつけるためにサマーキャンプを張るところであり、Oコーチのアカデミーも毎年4ヶ月間コート6面を借りてここを本拠地としている。
夏の間はホームグラウンドであるわけだから、当然アカデミーからも何人か試合に登録。
12歳以下にはベン、ショーン、
14歳以下にはミッチェル、ヒカル君、アレックス、
16歳以下にはドリ、
そして10歳以下にはケンが初挑戦!

ドリは月曜日、2回戦でかなりランキングが上の相手を破ってすっかり気分を良くする。
ドリの対戦中に、次に当たる第二シードの選手を偵察してきたリョーマ君、カズ君、ミッチェルから「大丈夫、ドリの方が上手い。」なんて事を聞き、なんか勘違いして余裕モードに入ってしまったアホ。

ケンに「よーく俺の試合を見て勉強しろよ~!」なんて言いながら臨んだ火曜日の試合は大乱調で、まさかの3回戦負け。
私のみならず、Yコーチからも「真剣さがこれっぽっちも感じられない!ふざけるな!」とかなり怒られる。
おまけに、リョーマ君達からも、「マジダサい負け方」なんて冷たく言われる。
負けるはずのない相手に負けて、皆をがっかりさせた罪は重いよ。
本人も今日はさすがに「もう1度やり直す。」と反省してたみたいだけど。

ところで、肝心のケンはまったく兄の試合など見ていなかった。
ず~っと楽しそうに他のアカデミーのヘッドコーチアレックスと遊んだり話し込んだりしていた。



アレックスは、南米のどこの国か忘れたけど、デ杯にも出場した元プロ選手。
Oコーチのアカデミーの子供達も彼のプレーを見て「すげ~!」なんて言いながらも中々声なんて掛けられないのに、誰とでも仲良くなるのが特技のケンはいつの間にかすっかりお友達になってしまった。
そうよね、ふがいない兄のプレーなんて見てるより、アレックスのアドバイス一つでも聞いた方がマシってもんでしょう。

そして水曜日午後6時。
ケンの記念すべき初試合。 
やたらに落ち着かないドリと一緒に相手を待つ。



セミファイナルに勝ってコートから出てきたベンがアドバイス。
「リラックス。 とにかくコートにボールを入れるだけでいいよ。」
Yコーチも「とにかく経験だから。ボールを良く見て。」なんて言ってくれる。
始まる直前、練習後1度帰宅したヒトミちゃん、ヒカル君兄妹も応援に駆けつけてくれた。
皆様、ありがとうございます。

なのに、相手が到着したのを見て一堂固まってしまう。
背格好はケンと同じだけど、金髪巻き毛の美しいジアンカルロ君(長い名前ね。アルゼンチンから来たと言っていたけど美しかった。)は巨大なテニスバックを持っている!

ウォーミングアップの時からすごいショットで、ケンはついていくのも精一杯。
空振りもしてるし。。。。。
夏の間、ケンは外部からの中学生キャンパーとラリーをしているのに。
ドリとヒカル君は「マジやばいよ! 上手すぎ! サーブなんて俺達よりフォーム綺麗だし!」なんて大焦り。
皆に明日証拠として見せるとか言って、ビデオ撮影までしてるし。

だんなが早速相手のご両親に聞き込み調査(?)を行ったところ、彼は3歳からテニスを始め、すでにL3レベルで3回優勝しているそう。
ひえ~! よりによって初めてのケンの相手になることないでしょうに。。。。。

とにかく第一セット開始。
思ったとおりケンは返すのに精一杯で、左右に振られるわ、ネットに出るとものすごいスピンのかかったロブをラインギリギリに上げられるわで、なすすべなし。
0-6で終了。

続く第二セットはなんとか慣れてきたのか、ラリーも続くようになるものの、やっぱりドンドン決められる。
ただ、何回か自分で上手くセットアップ出来て、相手のミスではなく自分のショットでポイントを取る事が出来るようになり、1度だけ前に出てスィングボレーで決めた時はドリがびっくりしていた。
「あいつ、スィングボレーなんて出来るのか。僕だって怖くて中々使えないのに。」ってケンはあんたと違って度胸があるのよ。
それに負けてても兄と正反対で全然腐らず淡々とやってるし。

結局1ゲームだけ取る事が出来て、1-6で2セットストレート負け。
でもちゃんと2セットスコアを数えて、コートチェンジして、一通り出来た。えらい!
ケンも楽しかったと言っていたし、終わって言われたとおり自分でOコーチに電話して試合結果を報告した。

皆さん応援ありがとう。
明日は12歳以下はショーンとベンで決勝戦。
14歳以下はヒカル君とアレックスで同じく決勝。
やっぱりOコーチの生徒はどこに行っても強い。
またもや身内対決となるけど、皆がんばれ!