なみ太郎日記 in ニュージャージー

なみ太郎と家族とハスキー犬&猫達のニュージャージー生活日記

天国と地獄

2006-08-12 04:45:31 | テニス
今日は1日中、ドリのテニス一色の日だった。
もともとエントリーしていた夏のNike主催L1Bトーナメントに加え、Binghamtom ラケットクラブであるNJ韓国テニス協会主催の大会にも締切日当日に急きょ申し込んでしまった為。
夜からのダブルスは諦めても、どうしてもシングルスに出たいと言い申し込み。
出たい理由は賞金$1000ドル(10万円強)!
欲に目がくらんだか。。。。 

当日のBinghamtonはすごい熱気!
毎年大人の部門には他州からもたくさん上手い選手が来るそうで、いつもと違い人、人、人の波。
ドリは14歳以下の部門にエントリー。
予選ラウンドは3勝した者から順に勝ち点を加えて最終ランドに行けるとの事。
1セットマッチ。
同じC組に強敵Philipは居なくてホッとする。

ドリの予選ラウンド1回戦6-0で勝利。2回戦6-1で勝利。3回戦6-0で勝利。
D組のPhilipは1回戦6-1で勝利。2回戦6-0で勝利。3回戦6-0で勝利。
2人共早々と最終ラウンド進出決定。
お昼ごはんの後、4戦目。
ドリは6-0で勝利。
Philipも6-0で勝利。
この頃から冗談を言い合って仲良くしていた二人が口を利かなくなり始める。
このまま行くとセミファイナルで当たる事が判明。
5戦目。ドリ6-0。 Philip6-0。
そしてセミファイナル。
Philipはドリがアカデミーに入った時からL1クラスにいる、大先輩。
2日前に練習試合で6-4で破ったそうだけど、そんな事2回も繰り返せるのかな?

1-1、2-2とどちらもサービスをキープ。
その後2-3、2-4、2-5と離される。
それから3-5、4-5と追い上げるものの、最後は4-6で終了。
ドリ負けたけどがんばった!
結局Philipは優勝しドリは3位が決定。
賞金はもらえなかったものの、トロフィーとUS Openのテニスバッグをもらい大喜び。
よかったね! もうこのまま家に帰りたいよ。。。

その後橋を渡りBronxのテニスセンターに。
相手は悪評高いLanny V。
とにかくコールがずるいので気をつけるよう前もって忠告されていたのに。。。
第一セット6-3で勝利。
確かに20センチくらいインのボールは全部アウトコールしてるけど、勝ってるからいいか、とあまり気にしない私達。
第二セットはドリが苛立ち始め、コールをめぐって再三口論が起こるので誰か大人のジャッジをつけるよう要望に行ったものの、子供本人がデスクに来てプロテストしないと動けないと言う。
5-0でドリがリードしてからサーブもショットも全部アウトコールされ、なんと抗議するのに疲れたドリが下を向いて泣き始める。
マジですか!!!
親は声をかけられないので何も出来ないでいると、魂が抜けたようになったドリは信じられない事に7ゲーム全部失い第二セット終了。

コートを出てきたドリが「もうあんな奴とやりたくない。棄権したい。」と言うのを説得して、デスクに抗議。
ドリは相手が汚い言葉で何度も罵っている事も訴えたけど、言論の自由でなんとも出来ないという。
普通プロの試合だと警告されないのかな? これはテニスなのに。
結局試合はジャッジ立会いの下で再開されたものの、戦意喪失しているドリは2-6で惨敗。 以前リョーマ君が対戦した時とまったく同じシナリオだと言う。
確かにくやしいけど、メンタル面があまりにも弱いドリにも責任がある。
泣いた後、ミスの連続でずるずるとセットを失ってしまったのだから。

相手の祖父母達にもめちゃくちゃ言われたし、気分は最悪。
もう2度とこんな悔しい思いはしたくないね。
ドリ、強くならないと。もっと精神的に成長しないと。