映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「エジソンズ・ゲーム」

2020年06月22日 | 実話系

電力システムの普及が見込まれるアメリカで、
直流を推すエジソンと、
交流を推進するジョージ·ウェスティングハウス&
ニコラ·テスラ組の熾烈な戦いを描いた映画。

子供のころに読んだ伝記で、
エジソンは努カ家の偉い人と刷り込まれ、
その後テスラ視点の話を読んでアレッ?となる、
日本人あるあるコースを経た私ですが、
それでもこの映画のエジソンのえげつなさにはちょっと引いた。
冒頭のシーンはよかった。魔術による夜明け、という感じ。

内容ばれ

コストの面でも技術の面でも直流は不利で、
エジソンはどうするかというと交流の危険性を印象付けるために
電気椅子で交流を使用したり、
交流による実験で動物を殺しまくったりします。
仁義なき戦い!外道!

そういえば悪名高いワインスタインが
エジソンをもっと人間味のあるホンワカした人物にしろ!
と再三改変させたらしいですが、
原型はどんな感じだったんだろう…マフィア映画みたいだったのかな。
エジソンの、奥さんと子供への愛情を示すシーンでかなり人間っぽくなってました。
奥さんの死をずっと引きずっていたように演出されてますが
実際は翌々年くらいに再婚なさっている。

ジョージ·ウェスティングハウスさんは良識ある感じに描かれていましたね。
お約束のドタキャン(というかあれはもはやダイナミックすっぽかし)
すごかったですね。
あ、あとトム・ホランドくん演じる秘書くん、この作品では癒しだったけど
実際のお写真見るとマフィア2号だったし、その後の人生もなかなかマフィアだった。

どうでもいいけど天下太平の「太」の字の3画めを書くのに、
ものすごい時間がかかってんぞ。溜めがすごいぞ。

音楽は、好きな感じだった。ナイマンが好きな人じゃないかなと勝手に思った。
Dustin O'Halloran氏、Hauschka氏、どちらもピアニスト。


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