映画の豆

映画の感想をだらだらと。
本サイトは
http://heme.sakura.ne.jp/333/index.htm

「トランスフォーマー ロストエイジ」

2014年08月15日 | バトル映画

映画4作目にしてキャストが一新され、
前3作の登場人物は出てこなくなりました。
主演の方に問題があったのではないかと言われていますが詳細は分かりません。
(ご存じないかたは「シャイア・ラブーフ 奇行」等で検索なさってください)

さてマイケル・ベイ食堂はマイケル・ベイ母さんが冷蔵庫にある食材を見て、
なんとなく思い付いた順番でどんどん料理を作っていく形式なので、
ときにチャーハンの次にパスタが出たりしますが、
「あんたこれ好きだろ?たんとお食べ!」
というベイ母さんの勢いと笑顔で満足、お腹いっぱいになる食堂です。
(でも量が多いのでお尻が痛くなるよ!3時間!)

今回は、「オートボットとディセプティコンの喧嘩って、実はすごく迷惑なんじゃない…?」
って気付いた人間が、両者を狩って保護区に閉じ込めたりとか
実はもっと酷いことをしていたりとかそういうダークな設定なので、
オートボットたちが過去最高にやさぐれています。
とくにオプティマスは完全にヤクザの若頭。
やさぐれたオプティマスと、娘持ちのやもめ中年男新主人公が友情を結びます。
渋い。

内容ばれ

・登場して最初の台詞が「殺してやる!」だものなあ司令官…。
 いや今までだって「顔の皮を剥いでやる」とか色々あったけど。
・ジョシュアが死んでルーカスが残るのだと思ってたのでびっくりした。
 そしてルーカスの忘れ去られぶりがすごい!
・どうでもいいけど墓場の風っていう組織名は
 恥ずかしくて言えないので今すぐ変えてほしいってきっとみんな思ってる。
・娘持ちのやもめ中年男新主人公は、あの設定好き嫌いが分かれそう。
 しかし発明家にしては戦闘能力が高すぎるので、
 こっそり傭兵をやって家計の足しにしているのだと思います。
・はい、声の出せない状況での触手責め。突然のお色気サービス。
・あと30分くらいはカットして、せめて2時間30分にしようベイ。
・今回の敵のロックダウンさん、つかまえた司令官をいつの間にか奪われ、
 なんか重要なアイテムを盗まれ、武器も盗まれ、取引を盗み聞きされ、
 全然気付かずに、ご機嫌で帰っていこうとする気のいいやつでした。
・中盤から資金の都合で舞台は香港に移ります。
 中国の商品とか、有名人がどんどん出ます。
 しかし「香港は我々(中国軍)が守る!」はあまりに強引なねじ込みでふいた。
・司令官が人間をコロ助!えっ!えっ!
・司令官が突然宇宙に!
・新シリーズは創造主にまつわる話になるようです…。
・あのジョブズに酷似したジョシュアさんがレギュラーになって
 金髪の彼女と黒髪の彼女に迫られながらも主人公の中年男のところに入り浸りで
 なんでも金で解決するギャグ担当になるんでしょうそうでしょう。
・ジョブズのひとは「ラブリーボーン」のロリペド犯人のひとだ!
 そして今回の主役も「ラブリーボーン」の被害者の父親役で、共演なさってる。
・ケン・ワタナベさんが声で出演されてます。彼の英語は聞き取りやすい…。



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「るろうに剣心 京都大火編」

2014年08月04日 | アクション映画

前作よりあきらかに予算が増えて派手になりました。
大友啓史監督と谷垣健治アクション監督がタッグを組まれると
重厚な色調とトリッキーな戦闘が、いい化学変化を起こして見応えある映像になる気がします。
(単体でなさったお仕事もそれぞれ見ましたが、一緒になった時ほどではない…)
前作でアクションをかなり評価されたので、今回はアクションにつぐアクション、
その合間にちょっと話が進む、というバランスです。
原作をまったくご存じない、アクションがお好きではない方にはつらいかもしれません。
でも原作お好きなかたは見ておくべきですよー。

手加減なしの舞台発声で後輩連中を圧倒しまくる藤原達也さんの志々雄さまや、
手足の長い抜群のスタイルでポン刀持ったらチート感ばりばりの伊勢谷蒼紫など
新登場人物はそれぞれナイスキャスティングなんですが
中でも「漫画の中から出てきた!?」って錯覚するくらいクオリティが高いのは
神木隆之介くんによる宗次郎です。
むしろこんなに似てたら気持ち悪い!ってくらい似てる。

あと御庭番衆の翁役の人がめっちゃ綺麗な筋肉のついた上腕を出して
ばりばり格闘なさっていたので気になって調べたら
舞踏家、俳優と幅広く活躍なさっている田中泯さんという方でした。
69歳!(47RONINにも出てらした)
猫を抱いてらっしゃるシーンでは、腕の中の猫すごく緊張してたけど、殺気が出てたのかしら…(笑)


内容ばれ

・宗次郎の暗殺シーン、剣心VS宗次郎、蒼紫VS翁が好き。
・縮地の表現それなの!?って意表を突かれた。
・剣心をぶん殴っておいて倒れないように支えるさのすけのシーンも好き。
 でも今回さのすけは良いところなかった。後編では活躍できるといいな。
・蒼紫さまは本筋とは関係ないところでずっと暴れていらしたせいで
 ちょっと足りない子みたいだったので、後編では知性を取り戻してほしい。
・志々雄のコスプレをしたニセ志々雄集団は、
 あれは笑うところだったのだろうか…。
・「ござる」じゃねーよ、その喋り方がむかつくんだよ!
 てきな、言ってはならない剣心語尾へのdisが炸裂。
 さすが志々雄さまだぜー。
・最後の「謎の男」がすべて持って行った。
 スタッフロールの役名も「謎の男」だった。
 そのヘアスタイルでモロばれやないですか師匠!随分垂れ目になって師匠!
・今回もすてきロケ地がいっぱいでした。
 熊本の八千代座は最初の人斬り抜九斎のお芝居を見てた所ですね。
 同じく熊本の万田坑は最初に突入した志々雄さまのアジトかな?
 山形の小物忌神社は真打が奉納してあった神社、
 滋賀の日吉大社は床下のアクションで使われた…?
 前回も出てきた好古園は、巴の過去シーンで使われてるんですね。
・今回も最後に動物虐待してない云々出ましたが、
 ますます分からない…馬とかのことかな?

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=D-vy1JGodjQ

ちなみに後篇に続くので、映画は途中で終わっています。
そのことに衝撃を受けた人が帰りにすごく口汚く罵っていたのを聞いたので
念のためごちゅうい。


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「ゴジラ」

2014年08月01日 | パニック映画

前回ハリウッドリメイクされた時は
トカゲ!チョロチョロ動く!ゴジラじゃない!
など評価は最悪でしたが、
今回はどっしり骨太のフォルム、重量に相応しい動き、
単純な破壊者ではない、など色々改善されました。
スター扱いなので軽々しく登場はされず、
引っ張って引っ張って、真打登場!ギャース!ってシーンには
歓声をあげたくなりました。

そのかわり人間たちのドラマはわりとグダグダしていた…。
弱いのは仕方ないけど、頭が悪いのはどうなんだろう?うむむ。

東日本大震災を強く連想させるシーンがあるので、
苦手な方はご注意。
(地震で原子炉がメルトダウン@日本、大津波に街が呑み込まれる@外国)

オチばれ

怪獣を核兵器でやっつけてやるぜ突撃!
やっぱりうまくいかなかったので解除しなくちゃ突撃!
とかもう何がやりたいのか…お前たちはむしろ何もするなと。
あと後半の主人公の行動が行き当たりばったり過ぎて
よく分からなかったです。

電磁パルスだーうわぁぁ!電子機器が使えないぞぉぉ!
が多すぎて、3度目くらいからは「対策しろし…」としか。
最後の船とか、探せばあるでしょう大型手漕ぎボートとか!

脚本、5人くらいの人が手掛けてますね。ダラボンやゴイヤーの名前があります。
後任の人が改稿していく形だったらしく、それでちょっとツギハギの印象なのかな?

空港の電車の窓からムートーが見えて、車内の人が「!?」ってなるところと、
ゴジラ出現前に鳥がいっぱい飛び立つところの演出がよかった。
芹沢博士は比較的重要人物にもかかわらず常にお口半開きで、
なんとなくボーっと立っている所がかわいかった。

ゴジラさん「わし、寝とっただけやし……」
のところはオッサンぽかった。

ハリウッドの「原子怪獣現わる」にヒントを得て作られた「ゴジラ」を
さらにハリウッドがリメイクとか、ちょっとキャッチボール的でほほえましい。



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