映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「マッドマックス フュリオサ」

2024年06月07日 | バトル映画
「マッドマックス 怒りのデスロード」前日譚。
フュリオサがいかにして大隊長にのぼりつめたのかを描く。
マッドマックス・サーガという表記があったので、
あの世界観でユニバース化するのかも。

幼くしてイモータン・ジョーに攫われ、
母を殺され、ハレムに入れられ、
腕を切られて辛酸を舐める話か…きついな…
と思っていたが、割と配慮されており
そこまでではなかった。

フュリオサ母がめちゃくちゃ格好よく、
夢女が発生しそうだった。

注意 犬を食べますが、犬も人を食べます。おあいこ。

ラストまでばれ


バルキリーだー!マックスだー!
ぴこぴこ人形だー!乳首男爵の乳首いじりだー!と、
前作ファンへのサービスがふんだんにある。
前日譚としておおむね満足なんですが
いくつか不満があって、
・今回新登場のディメンタス将軍、
 クリス・ヘムズワース氏の正気りょくが意外に強くて、
 妙に常識人に見えた。
・怒りのデスロードはノンストップ狂気カーバトル映画だったが
 今回は時間がブツブツ途切れるので、都度正気に返された。
・新登場のメンター的立ち位置のジャックくん、いい人なんだけど、
 この世界は踏み潰された弱者と、
 精神または肉体の壊れた
 強者だけの狂った世界だと思っていたので、
 強くて地位もあって心身ともに健常な白人男性が
 ヒロインを助ける?
 そういう普通の映画みたいなムーブは他所でやってくれないか!?
 (演じるトム・バーク氏はグラナダホームズのワトソン役デヴィッド・バーク氏の息子)
・ラストのカタルシスを付与するために、
 フュリオサの母の仇をディメンタスにしたのだと思うんだけど、
 そうするとなんかイモータン・ジョーを憎む要素そんなになくない…?
 あとなんかワイブスたちを命懸けで守る動機も弱くない…?
こうやって並べるとものすごく貶してるみたいですが
本当におおむね満足です。
ウォータンクの攻防のところとか、やっぱり面白かったし、
ギミックもいちいち凝ってたし、
アニャ・テイラー=ジョイの目ぢからは凄かったし。

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