映画の豆

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蛇の道

2024年06月17日 | サスペンス映画
1998年の同タイトル映画を
黒沢清監督がセルフリメイク。
舞台はフランスに、新島が女性になりました。

8歳の娘を殺された父親は、日本人カウンセラー新島の助けを借りて
犯人を拉致し、尋問する。
しかし犯人と目星をつけた男は犯行を否認し、
父親は焦り始める…というあらすじ。

序盤から中盤にかけてはオリジナルとおおむね同じですが
後半から終盤はかなり違って、
サイコサスペンスとしてまとまった感じになってました。

ラストまでばれ

オリジナルの最後のほう、かなり荒唐無稽だったからね。
その荒唐無稽の主要因、コメットさんが消えた。
ちょっと残念な気もする…。

哀川翔さんの演じた新島は、「善なる絶対者」
みたいなイメージだったが、
柴咲コウさんの新島は、「狂える女神、邪悪、蛇」
みたいな印象で、違いが面白かった。
ラストのあとも10人か20人か、殺し続けるのだろう。
黒沢監督作品で重心のおかしい人、
シルエットの状態でなんか言う人はやばいの法則。

オリジナルにはあった、
チャイルドマレスター要素が削られていて、
(香川照之さんは表情だけで宮下のペドフィリア傾向を演じていて凄かったが、
アルベールはまったくそんな気配なかった)
普通に臓器密売と人身売買になって個人的にはよかった(?)。

糞便の話をしますが
ペドフィリアは削られたが便おもらしは残った。
というか登場人物みんなお通じが規則正しいのな。

そしてリメイク版で新たに付け加えられた聖闘士星矢。
本当に好きなの新島?ちょっと推し聖闘士を言ってみて?






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