映画の豆

映画の感想をだらだらと。
本サイトは
http://heme.sakura.ne.jp/333/index.htm

「琉神マブヤーTHE MOVIE 七つのマブイ」

2012年01月23日 | 特撮映画


御当地ヒーローの中では一番乗りの映画化(たぶん)!
私は知りませんでしたが深夜にテレビで放映していて、
そちらは役者さんとかが違うそうです。

映画としてよく出来ているとか、
友達と見に行くといいとか、子供が喜びそうとか、
そういう訳では全然ないけど、
何というか、ゆるーくて、珍しい感じなので
そういうのがお好きな方に。
あと秋田のヒーローネイガーがばっちり出ているので
ネイガーのファンは必見だぞ。(あ、でもそろそろ公開終了)

主人公がTV版エヴァのシンジ君を彷彿とさせるウジ子ウジ夫くんで、
3、4回くらい「僕なんかが沖縄を守るのは無理だよう」って
泣きを入れるシーンがあります。
ISSA演じる先輩が根気強く長々と励ましてくれて
めっちゃいい人でした。
沖縄の言葉はとても柔らかい感じがする。
(友達が「これ関西弁にしたら喧嘩してるみたいになる」って言っててその通りだった)

そうそう、仲間由紀恵さんが出てこられます。
テレビシリーズではCoccoさんが出演なさったようで
沖縄出身のタレントさんが総出でバックアップしている感じ。

内容ばれ

悪の組織の人達もゆるーくて、
彼等のコミカルな会話がたくさんあるのは、
ショーの形式に倣っているのかな?
久しぶりに復活して「元気だったかー?」と
再会を喜んでいるのは微笑ましかった。
敵のボスは何かと言えば部下と抱き合ったり
仕事を嫌がる怪人に報酬交渉したり、
割と上司としていいんじゃないか?という人だった。

そしてマブヤー側も悪の組織側も
「沖縄を守る!」って思ってて、ゆるいながらも深かったです。

私もちんすこうがすごく好き
(なんだけどカロリーが強烈すぎてたくさんは食べてはいけない)で、
サメ怪人の気持ち分かりました。
私も怪人になってちんすこうを好きなだけ食べたい…。

ネイガーさんは先輩として後輩ヒーローを導く
とても美味しい役どころでした。
帰りの空港でブリコガンが引っ掛かって
警備員に連行される所まで含めて……。

スーパーの食材がえらいことおいしそうで、
屋外のテーブルで飲んでいるシーンとかも同じく、
沖縄に行きたくなりました。
観光PRに御当地ヒーロー映画はいいかもしれない。

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「ロボジー」

2012年01月18日 | コメディ


地方電機メーカー社員の3名は、
社長命令で突然2足歩行のロボット開発をすることになり
期間3か月で何とかそれらしいものを完成させたが、
事故によりロボットが大破。
彼等は仕方なくパーツのサイズに合った人間を中に入れて
イベントを乗り切ろうとする。
そこへ条件ぴったりの老人が応募してきて……というお話。

爆発したり、アクションしたりはしないけど、
地味ーに笑えておもしろかったです。
お年寄り好きな方は是非どうぞ。

内容・一部オチばれ

あのオチが好きなので、
この映画に対する好感度がぎゅーんとアップしました。
伏線もうまかった。
コスプレの人々が出てきたときはギャーヤメテー!と思いましたが
(ミク、エド、ダンボー、黒執事のぼっちゃま?平和島静雄さんを確認)
伏線だったとは。
ただ、展開上ああ言わざるを得ないのは分かりますが
おでぶのひとがかなり最低人間になっちゃったり
女記者の人がいまひとつどんな人間か見えなかったりするのは
ちょっぴり残念でした。
あと洋画の嫌なキャラというのはキャラクターとして見られるのですが
邦画の嫌なキャラって、なんとなく身近なので、うへぇーってなりますね。
この映画のおじいさんとか!
最後の笑顔はめっちゃキュンとしますけどね。
冒頭ではトボトボ歩いていたおじいさんが、
最後スタスタ歩いている(ように見えた)のもなんかよかった。

歩いて、自転車に乗って、踊って、字を書く、それが全部できるロボットは
10年以内に絶対出来ると思いますけど、
倒れてくる柱に気付いて、落下点にいるひとを引っ張りだして助けるロボットは
10年では無理なような気がします。
御認識であらゆる物を引っ張り出しそう。

言ってる事は何一つ分かりませんでしたがロボット研究サークル面白そうだった。
あのソフトはたぶん7ケタは、すると思うんだけどどうやって買ったんだお前達。



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「宇宙人ポール」

2012年01月04日 | コメディ

面白かったですよー!
イギリスのSFおたくの中年2人が、
コミコン(まあコミケのような…)に参加するため
アメリカ旅行に来て、ついでに宇宙人関係の名所めぐりをする、
というお話。
ちょっとこう捻った笑いがあって、
SFに対する愛があふれていて、
おたくなら一々よく分かるシチュエーションが散りばめられていて、
中年男性同士の友情はなんか温かいような情けないような感じだけど、
最後はちゃんとエンタメっぽく盛り上げてくれる。

サイモン・ペグとニック・フロストが相棒関係の映画はこれで3本目なんですが、
(タンタンを入れたら4本目)
やつら転生してもずっと親友なのかと思うとちょっと微笑ましいです。
(ポールの声はセス・ローゲン。ブロマンス御三家揃い踏みですな)
(ブロマンス=男性同士の友情以上愛情未満を現す新語)

内容ばれ

・コミコンに初参加して、会場の全部に感激して
 「人生で一番楽しいかも……」って言っているサイモン・ペグの顔、
 共感できぬおたくなどおるでしょうか。
・ホテルの部屋で明日以降の予定を話しながらキャッキャしているときに
 チャイムが鳴って、2人が「ピザ!!」って大声をあげて笑顔になるところ、
 もう、ビンタしたくなるくらいかわいかったです。おっさんのくせに…。
・行く先々でゲイだと誤解されて、ちがうよ、友人だよ、僕達おたくだよと弁解する2人。
 でも何か理解してくれない人々。
 アメリカっておたくはゲイより認知度(もしくはカースト)が低いの?
・ニック・フロスト、なんかいっつも嫉妬する側…うざかわいい彼女のような…。
 でも親友と思いっきり濃いオタク旅行を楽しむつもりだったのに、
 親友は旅先で女の子と仲良くなって、しかも他の男と友達になってクヤチイ…
 っていうしょんぼり感もちょっと分かる。
・イギリスではみんな銃持ってないって本当?をはじめとするイギリスネタも面白かった。
 お茶飲もうかってなったとき「こっちの紅茶はティーバッグだから…」って言うのですが
 イギリス人って現代男性でも茶葉からちゃんと淹れた紅茶にこだわるの!?
・福音派のいじりっぷりが凄かった。うん、人の信仰を笑っちゃいかんのだが
 ギャグとして間違いなく一番冴えてた。
・クリンゴン語って何とか日常会話できるんだ!?
 作った人の労力すげー!
・スピルバーグおじいちゃんが本人役で声だけ出演してます。
 おじいちゃんおちゃめ。
・同じスピルバーグ・リスペクトにしても、
 そっくりそのままレプリカを作ってしまう「スーパー8」と、
 まったく違う作品に所々小ネタを仕込んでニヤリとさせる本作、
 アプローチが違って好対照です。
・「その子から離れろ!このメス豚!」ネタだけのために
 あの方が御出演くださって最高でした。ドレスお似合いでした。
・エージェント某氏、すき!名前のネタはよく分からなかった。
 SFとは畑違いの映画ネタらしいけど。
・ポールは、上から目線だし下品だしキモいし、最低の宇宙人なんですが
 好きにならずにはいられません。
 (吐息が白かったけど、肺呼吸してんの?)

色々なSF作品のパロディが含まれますが、
「未知との遭遇」と「エイリアン2」を見ていると、
より楽しめると思います。スピルバーグねた多めかな。

映画内で2回ねたにされた、宇宙人に岩をぶつけるシーン、
気になったので調べたら
スタートレック第18話「怪獣ゴーンとの決闘」だったようです。
http://www.youtube.com/watch?v=3YoDRczfVZQ
重力が地球と違う星でのバトルという設定のようですが、
棒きれで叩いたり、岩を投げたりと随分牧歌的です。
あれだな、特殊技術もさることながら、カメラワークがホームビデオのようだな。
(しかしあらすじを読むとこの戦い、種族の存亡を決するものだったようで、
負けた方は種族ごと消される決まりだったみたいです。ちょ…カーク船長もっと真剣にやれ!)


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