映画の豆

映画の感想をだらだらと。
本サイトは
http://heme.sakura.ne.jp/333/index.htm

「貞子」

2019年05月31日 | ホラー映画

中田秀夫監督。
カウンセラーの主人公は、衰弱した身元不明の女児を診る事になるが、
彼女は5人の死者を出したアパート火災の生き残りだった。
そして主人公の弟は動画配信者として伸び悩んでいたが、
アパートの火災跡の実況で、視聴者を増やそうとする…というあらすじ。
なんだか、リングとオーメンとキャリーを足して割ったような話。

原作は鈴木光司さんの「タイド」だそうで、
シリーズ完結してたと思ってたら再開してたんですね。知らなかった。

オープニングのクロゼットに監禁されている女児、
スリットから見えるクロゼットの向こうで、
明らかに精神状態の異常な女性が、
ガソリンをガッパガッパまき始めるところは緊迫感があってよかった。

内容ばれ

原作は高山竜司の記憶を持つ男性が主人公で
動画配信も関係ないそうで、全然違うジャーン!という感じ。
ところで、私は貞子より倉橋さんのほうが恐かったんですけど、
倉橋さん「リング2」のひとで、ちゃんと同じ女優さんだ。

貞子、2足歩行はやめたようですけど、
特に斬新な演出パターンは無し。
貞子(小)が貞子(大)に目前で変化するのは「アナベル」でもう見たしね…。

人気の職業だそうですが、大変そうですね、動画配信のひと。
私はあの素人プロデューサーのひとはもっと悪い人かと思ってたら、
めちゃくちゃいい人だった。彼は無事だろうか。

ライダー左翔太郎役の桐山漣さんが出てました。




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「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」

2019年05月22日 | サスペンス映画

ダー子、ボクちゃん、リチャードは詐欺ユニット。
主に大仕掛けで大金を騙し取るのを専門としていた。
彼等が新しいターゲットに選んだのは
香港マフィア界で女帝と呼ばれるラン・リウ。
しかしダー子と因縁のある恋愛詐欺師ジェシーも
ラン・リウを狙っており、さらにダー子たちに恨みを持つ
赤星が3人の抹殺指令を出していた…というあらすじ。

脚本はドラマと同じく古沢良太さん。
ドラマ版が毎回ひねりがきいてて楽しくて、
洋ドラと比べても遜色ないプロットだったと思うんですが
視聴率はなぜかそれほど振るわず
みんな疲れてて頭を使うドラマはむりなのかな?って
考えたりしたんですけど、
映画館はそれなりに座席が埋まっていて、
テレビの力はまだまだ強いな!という感じでした。
映画版も見事に騙された!

ドラマ版の人たちがどんどん出てくるので
見ていた方がより楽しめますが、見てなくてもまあOK。

内容ばれ

ドラマ映画化のゲストキャラは邪魔…って思う事が多いのですが、
モナコは絶対に要る。
ペディグリーペット詐欺というのを初めて知りました。
調べたら色々バージョンがあるらしい。勉強になるぅ。

香港の風景も楽しかった。
男人街に例の看板(今は規制で減ってるけど)、
みんな大好き益昌大廈、
あのオシャレプールはハーバーグランド九龍だそうです。
インフィニティプール、流行ってるんだね…。

ゴーストねた、平成生まれ以降は置いてけぼりですね…。

ラン・リウ様はああやって徳を積んで
ビジネスの運気を貯めてらっしゃるのだろうか。
それとも純粋に趣味だろうか。

エンドロール見てて、生瀬さんはどこにいたんだろうと思ったが
その後で出ていらした。

詐欺兄妹キンタギンコも出てきて、
なかなか良い役で嬉しかった。あの回いい話だったもんな。



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「アメリカン・アニマルズ」

2019年05月20日 | 実話系

ケンタッキー州の大学生4人が、
大学の図書館から約12億円の稀覯本を盗み出した事件を映画化。
杜撰で愚かな犯罪に走った若者の心理と、
一瞬一瞬の高揚と、友情を描いた映画。

実際に犯行を行った4人が全員出てきます。
特にメインの2人は、最初から独白が入る。

ラストばれ

実際の犯人が、物語の自分の隣に座ったりする、
虚構と現実が混じる演出は面白かった。

あと自分は特別な人間じゃないって
あの年齢にならないと気付けないもの?
それともあの独白部分も台本があるんだろうか。

携帯の番号のくだりとか、
大学生なのにどうしてあんなに
抜けてるんだろう…って不思議になった。

「絵が上手くて幸せな人生を送った、それじゃ駄目だ」
って言ってましたけど、
画家として大成するために犯罪行為に走ったというなら、
間違ってるけどまあ分かる。

アメリカは、若い男性のヤンチャには甘い印象があったので、
懲役7年にはびっくりした(誰も死んでないし大きな負傷もない)。
なにか判例があって、それに倣っているのかな?

最後で急に「薮の中」っぽくなりますが、
あの4人は今も交友があるんだろうか…。

ポスターが大変良い。



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「ラ・ヨローナ ~泣く女~」

2019年05月19日 | ホラー映画

警官である夫をなくし、2人の子供を育てるソーシャルワーカーの主人公は
数年担当してきたシングルマザーの母親の家を訪ねる。
彼女は息子を、物置に監禁していた。
子供を保護して施設に収容するが、彼等はその夜に近くの川で溺死してしまう。
母親は主人公を恨み、不吉な予言を残す…というあらすじ。

子供を攫う女の悪霊という中南米の怪談を題材にしたホラー。
死霊館ユニバースの1部で、監督はマイケル・チャベス。

ホラーとしてはまあ普通。
音がしてお部屋を見に行って、音がしてお部屋を見に行って、
バーン!オギャー!っていう感じのクラシカルな…。
お友達同士やカップルで見てキャーキャー言うのにぴったりです。

内容ばれ

わりと物理解決の多いシリーズですが、
今回が1番物理だった気がする。
ええー!?っていう。

ヨローナは、夫に浮気されて逆上して2人の息子を殺して、自らも入水、
悪霊となって他人の子供を攫うのですが、
いやまあ言う事を聞かない子供を怖がらせる怪異なのは分かりますが、
祟るなら浮気旦那及びその親族にしろや!
あと家族でキャッキャ楽しく遊んでいた次の瞬間もう子供を殺しているって
どんな速やかな浮気バレだったの。

棄教した元神父のまじない師がキャラクター立ってました。
回想シーンですけど一応アナベルが出てきました。
そのうちにアベンジャーズのように全神父とまじない師、
それと夫妻が合流して展示室の怪異と戦ったりするかな?

夫の形見のペンダントらしきもの、
あとパトリシアがヨローナのネックレスをしていた気がしたんですが
特に伏線ではなかったようで触れられずに終わった。




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「名探偵ピカチュウ」

2019年05月14日 | ファンタジー映画

主人公はずっと離れて暮らしていた探偵の父親が、
自動車事故で亡くなった知らせを受け、
人間とポケモンが共に暮らすモデル都市、
ライムシティへ向かう。
そこで主人公は1匹のピカチュウと出会うが、
そのピカチュウは何故か人間の言葉が話せて
父親のパートナーだと名乗るが…というあらすじ。

ポケモン一切齧ってませんが、
ライアン・レイノルズの声で喋るピカチュウというねたが
面白すぎるので見に行きました。
話の理解には特に支障なし。

ピカチュウが記憶喪失だったり電撃を出せなかったり、
しょんぼりしたり悲鳴をあげたり。
太い声で。可愛いにも程があります。

おちばれ

最後のオチは、ミュウツーさんの能力が明らかになった時点で察せられますが、
ラスボスさんは、一体何をやりたかったのか、
ポケモン大好きなあまり気が狂っちゃったのか、なんなんでしょうね。
しかしあれポケモンの肉体をジャックしてるので、権利侵害やがな。

渡辺謙さんは、てっきり黒幕だと思ってた。
大谷育江さんの声も聞けます。やったね!




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