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SNSやIP電話の着信には高速度のSIMが必要か?

2016-02-19 09:50:10 | サーバー

 最近、なんとなく思うことですが、いわゆる格安スマホというものは、できたら二台持ちの方が好ましいのではないか?と・・・。

 なぜかというと、格安スマホは7万~10万円の高級機種より性能が低いのは当然として、それでもGPSの感度やカメラの解像度やバッテリーの持ちなど、個々の性能を取り出してみると、結構優れた部分があることは事実であり、2台持ちで、お互いの欠点をうまく補完し合いながら活用すれば、それなりの性能が引き出せる場合があると考えるからです。

 たとえば、私の場合は、1台目はPriori2に楽天の通話SIMを挿しています。楽天のSIMは公式HPでPriori2のような3G専用のスマホでは使えない旨が書かれていますが電話とSMSだけは音質も明瞭で大きく聞き取りやすいので結構使えます。SIMPLEな機種で省電力設定が外せますからスリープ時もプッシュ回線が常に正常に動作し、外ではほぼ電話専用機として使い、他の用途としてはyahooカーナビを入れて自家用車のカーナビのブルーツース機能と連携していますが、GPS感度が非常に良好で、その日のリアルタイムの混雑状況に即応して案内されますから重宝してます。もちろん、データ通信の部分は、2台目のスマホからテザリングして、インターネットに接続していますから、2台面のスマホのバッテリーの消耗は多少進むものの、実用上は殆ど支障がありません。

 2台目は、ファーウェイのAscend G620sを使っていますが、これにはDMMのデータSIM(1GB)を挿してLINE、VIBER、楽天メール、050PLUSなどのSNSアプリを入れています。この機種には省電力アプリが常駐していて3段階で調整できますが、基本的にはアプリの動作を制限しているアプリなのでそのままでは支障がでるため、スリープ状態でもSNSアプリが切られないように保護する機能もついています。ですから、この機能を適用すれば、指定したアプリについては常に起動するようになります。電池の消耗を抑えつつ、必要な連絡は途絶えないように工夫した優れた機種です。

 最後に、格安スマホで特に注意すべきことを書きます。 

 私は、2台のスマホとも発着信用に使っています。それで最近気がついたことですが、「わが社のSIMやIP電話は通信料金が節約できる。これが適正価格だ!」と、連日、いわゆる宣伝文句でもってテレビや雑誌、ネット上で盛んに消費者にアピールされているMVNO会社が多く登場してきていますが、その実態は、使い方によってはその通りなのですが、SNSを積極的に使うのであるならば、それはちょっと無理な場合もあるのかな?と思われます。

 つまり、それがもし200KB/sなどという低速SIMで、プッシュサーバーを起動する仕様のIP電話であった場合、そして、上記のような省電力設定が最優先されていて解除出来ないスマホ機種の場合は、特定のアプリの常駐が切られたり、あるいはプッシュ回路が切断されたりしますので、そのアプリが殆ど使いものにならないからです。

 ですから、ごく一般的な話として、SNSを日常的に支障なく使いたいのであるならば、必ずオプションで100MB~500MB分の高速モード通信を臨時に契約するか、或いは月極めで3GB~5GBの高速プランに契約を変更するかのいずれかにした方が確実です。

 また、省電力機能を解除できる機種に限りますが、どうしても、格安の低速のSIMでもSNSを支障なく着信したい・・・というならば、200KB/sではなくて、微妙なところですがもう50KB/s分をプラスして、ヨドバシカメラのSIMで速度が250KB/sで月額490円のものにSNSを付加した月額650円のデータSIMを契約すれば、セルスタンバイ現象も起こらず、大抵の場合はLINEでもVIBERでも050PLUSでもSmatalkでも着信できます。(Priori2で確認しました。)

 ネット上でよく見かけますが、たとえばLINE電話や050のIP電話がわが社の格安データSIMの125KB/s~200KB/sの低速度でも普通に通話できます・・・というステマ記事がブログやヤフコメなんかに掲載されていますが、よく読んでみると、いつもいつもプッシュサーバーが安定して確実に着信可能である・・・と、そんなくわしいことまでは全然書いていなくて、おそらく受信状態が良い場合は着信できて、こちらから発信した場合は確実に通話が可能だ・・・というほどの意味であろうと推測されます。

 実際 最近では、スマホに省電力アプリがプリインストールされている場合がよくあります。たとえばAscend G620sの場合は、ユーザーがこれを削除できないため、どうしてもLINEや050のIP電話の着信に失敗するケースがありますから、そうならないように、こういった機種では高速SIMのプランを私は強く推奨する次第であります。

 省電力設定そのものは、ユーザーにとってはバッテリーの持ちが良くなるので、緊急時にも安心して長時間スマホが使えますから重宝な機能ですが、かといっても反面、その弊害と解決方法も同時に知っておらなければ、思わぬ支障が出た時に困るので、その点は忘れずにこのブログに仔細に記録しておこうと思います。

 そういう意味で、格安スマホというものは、3大キャリアのように困ったときに販売店に即アドバイスを貰えないわけですから、今回のブログ記事で、そういった時の転ばぬ先の杖・・・ということで何かの参考にでもなれば幸甚であります。

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