もちろん、ネットサーフィンが主体の使い方ですと、至極快速で全然かまわないのですが、私の場合はアップロードが専用といっても良いぐらいのブログ趣味ですから、かなり困るのです。たとえば、私は近隣の教育センターでWEB担当のお手伝いをしていますが、ここの回線はケーブルネットで上りの速度が1.8Mビットです。ですから、有線でルーターに直結しているPCの場合はまだしも、無線ランで接続する場合は、厚い鉄筋のコンクリートの壁に阻まれて電波の減衰が激しく、そのためにわずか数十キロビットにまで転送速度が落ち込んでしまうことがあるのです。
最悪の場合は、大昔のダイヤルアップの16Kビット程度にまで落ち込むのです。こうなると、もうほとんど実用には程遠いので、ホームページのアップロードは辛抱して時間をかけてアップロードするしかないのです。それがいやならば、最新型の最速の値段が少なくとも10万円以上のノートPCを購入して、現在持っているPCをスタンドアローンかネット検索専門に使うだけ・・・というぐらいの割り切り方をせざるを得ません。もしくは、最速の有料サーバーで月々少なくとも1万円程度の管理費を払わないと、快適なWEB運営には無理があるでしょう。
結局、非対称通信のプロバイダー料金(ADSL、ケーブルネット)が安いのは、それなりの理由があるのです。しかし、その低価格と低品質で最大限のメリットを引き出そうとすると、別途、設備投資が必要になってくるのです。経費節減はNTTのフレッツ光と比して月々1200円程度ですから、1年で14400円です。144000円の最新型のPCを購入すれば、これでも難なくWEB運営できますが、PC購入代金の元をとるのには10年かかります。その上にまだ有料サーバー借り上げ料金を年間12万円加算するとなれば、コストパフォーマンス的には何のメリットも無いのです。
しかしながら、これは私の個人的なブログ趣味の場合のデメリットの話であって、一般的にはケーブルネットではダウンロードが高速なので、ネット検索とかYoutubeなどの動画サイトの閲覧では実用的に必要十分でしょう。ですから、聞き流してもらって結構な話なのですが、少しでもWEB運営に興味があるのでしたら、参考意見として耳を傾けてほしいと思うのです。