趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

電子決済の世の中は高齢者にやさしくない・・・

2017-12-29 22:43:22 | スマホ

自分は、高齢者の一人ですが、最近はほとんど現金を持ち歩かないでクレカで病院、食堂、買い物等の料金を支払うのが当たリ前であり、また家でいながらにして楽天やアマゾン、yahooネットショップで物品を購入して宅急便で自宅に送付してもらっています。またゆうちょ銀行から楽天銀行への入金などは、わざわざ自動車で出かけて、あるいは徒歩で近所のATMで操作するのが、もう寒いし面倒なので、家で居ながらにしてPCで電子決済しています。

 まあ、そういった便利な世の中になって久しいですが、よく考えれば、こういう世の中は大変結構なのですが、反面、大方の高齢者にとって必ずしもやさしくないとも考えられます。というのはうまくIT機器を利用できているうちはいいのですが、たとえばクレジットカードの暗証番号やネット銀行のIDとパスワードを忘れた場合に、かなり面倒なことになるからです。これって、申請してもすぐには郵送されませんから、届くまでは手元に相当の現金を置いて、或いは持ち歩いて生活しないといけないことになり、もう、20年〜30年前の生活に逆戻りです。そして、新たにパスワードを再発行してもらっても、また、すぐにその記録を紛失したり、忘れてしまう場合もありますから、これじゃ堂々めぐりで、どうにもこうにもなりません。また、再発行の手続きのやりなおしです。

 携帯電話を契約する場合も、au、docomo、softbankなどは窓口が全国津々浦々にくまなくありますから、契約の内容や使い方がよくわからないとか不具合があれば、対面して相談すれば解決します。ところが、格安スマホを契約する場合は実店舗がなくて、すべてネット上で決済してサポートセンターもメールでのやりとりにならざるを得ません。これなども、高齢者にはキツイことで、全然優しくないことです。ですから、そういった原因と理由もあってか、MVNOの経営状態が最近落ち込んできています。具体には、FREETELの買収に象徴されるように、実店舗のある御三家キャリアの真似を中小企業が出来るわけもなく、多大な宣伝費や人件費の負担で経営破綻して、結局のところは、一旦格安スマホに流れかけたユーザーが3大キャリアに舞い戻ってきて、その業績が回復傾向にあるようです。

 やはり、加速する高齢化社会と高度化するIT社会は、今後はどこかで折り合いを付けないと、もう、やっていけなくなります。したがって、ユニバーサルデザインや、高齢者・障害者に優しい製品開発や販売形態をIT企業は模索していただくのが筋だと思われますし、消費者もどんどん意見を言っていかないと、改善されないでしょう。

 

 

 

 

 

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