趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

古いWIN7PCは通信環境を整備・・・中継器から有線Lan接続

2018-12-28 20:38:20 | 機器について

 某知人から、8年前に発売された液晶一体型 Windows7 デスクトップパソコン 中古パソコンVn770/w=NEC Core i5 ブルーレイ 地デジ 4GB/1TBを先月譲ってもらいました。想定通り、この古いPCは不要アプリや不連続ファイルが多く、起動や終了にかなり時間がかかり、そのままではとても使えません。なので、以下のように、時間をかけて修復・整備して実用的に使えるようにしていきます。

①msconfig命令でスタートアップやサービスの項目で不要と思われるアプリを停止する。②コントロールパネルのアプリの削除ボタンで不要アプリを削除する。③システムのクリーンアップを行う。④デフラグを行う。⑤デスクトップを整理する。⑥画面解像度を1600から1280に下げる。

 まず、根本的な不具合の解消から始めます。それは、④や⑤ですが、これにはかなり多くの時間がかかる上、途中で何度もフリーズして初めからやり直すような作業でしたので、いつ終わるか分からないような果てしない困難な作業でした。こんな面倒なことならば、いっそのこと古いHDDを新しいHDDに換装してもいいのかな?とも思いましたが、ググってみると、この機種はHDDの規格が非AFT(セクタサイズが512バイト)であり、現在はAFT規格(セクタサイズが4KB)のHDDのみ製造・流通しており、これに換装してもリカバリーする事が出来ない事が分かりました。そこで、中古の非AFTのHDDの入手も考えましたが、極端な品薄のために入手困難で高額であることもわかりました。これは全く割に合いませんから、結局、時間や日数を相当かけてでも、修復作業を続けようと思いました。

 ようやく④や⑤が終わると、次は②です。プリインストールの不要アプリや某氏も入れた覚えが無いであろう怪しげな常駐アプリが非常にたくさんありましたので、削除しました。あとは①ですが、おびたただしいシステムファイルがあるので、それなりに勉強しないで不用意に停止すると却って不具合を増やすので慎重に進めました。それで、1ヶ月程度は毎日、そういった試行錯誤の作業を繰返したわけですが、最近では、もう目立った異常は見つかっていません。

 ただし、これは一番肝心なことですが、インターネット接続が不安定でした。「IPアドレスの競合が検出されました」とか「識別されていないネットワーク」、或いは、「このサイトにアクセスできません」とかのエラーメッセージが出て、よく切れることがあったのです。これでは、やはり使えませんから、タンスの肥やしにして置くようなことになるのもどうかと思って、修理を続けました。

  実は、自室の通信環境は非常に悪いのです。つまり、J-comの120Mbpsを契約していますが、マンションの5階で上下左右の隣近所の2.5GHhz帯のWIFI電波が多数飛び交っており、しかも自分の部屋からルーターまでの距離が7.5mで壁が2枚あって電波の通り道を邪魔しているために非常に受信しにくい状況です。

 そのせいか、居間のJーCOMのcisco製ルーターにアクセスしようとしても、ping値が404msで速度も上下とも平均で1Mbpsを少し超えた程度でやっと接続出来ていることから極端に輻輳しているようです。なので、この実測値では、やはりIPアドレス取得に失敗するケースが頻繁にあるものと考えられました。

図1・・・居間のルーター J-comのcisco製のWIFI電波の受信状況 2018.12.31 8:25 高槻ケーブルネット

 

 

 しかし、他のPC2台やスマホ6台、タブレット2台ではきちんとインターネットに接続出来ていました。やはり、この古いPCのWindows7のWIFIの受信感度が悪いことが原因でIPアドレスが取得できなかったようです。もちろん、合計9台の端末を同時に接続している筆者宅の通信環境の過密さも原因の一つだと推測されますので、下記のように、中継器を2台接続して合計3台で分散してアクセスできるようにしました。

 ①ルーターの電波が弱いので中継器を設置する。④隣近所のWIFI電波に負けないぐらいの強力なWIFI電波の出る中継器をメインのルーターにブリッジ接続する。③中継器のLANケーブルをより新しい1000Gbpsの規格のものに交換した上、このLan接続で受信する。

ソフトバンク配布のFON FREEをCISCO製品のルーターにブリッジ接続→中継器Buffalo製の有線LANの受信状況  2018.12.31 8:28 高槻ケーブルネット

 上記の対策を講じると、現在のところ、ping値も121msに下がり、速度も下りが7.4で上りが4.4と向上してIPアドレスの競合は起きなくなりました。

 3台の機器の接続の手順は、まず、メインのcisco製ルーターの減衰した電波を強力に増幅するためにFON FREE中継器をブリッジ接続して、7.5m離れた自室に設置した2段目のBuffaloの中継器で受けて、ここから出力した電波のうちWIFIは切断して、有線LAN端子で安定して本機に受信させました。

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