ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

今年のLFJ金沢はMozartの出番デス!

2009年03月20日 19時36分55秒 | Weblog
今年もGWに金沢でラ・フォル・ジュルネ(LFJ:熱狂の日)が開催されます.
テーマはMozart.

古典派の様式に縛られながら,人生の美しさ,悲しさ,喜びを別格のタッチで表現したMozartが金沢の街にあふれます.

Mozartの音楽はあまりにも純粋でシンプルな音楽なので,ファン以外のリスナーや初心者リスナーは敬遠する傾向が高いかも?
ちょっと玄人好みかもしれません.

でも,Mozartのファンは熱狂的です.
たぶんGWには,1000円乗り放題の北陸自動車道の大渋滞をモノともせず,日本各地から熱いMozartファンが金沢に駆けつけて来るでしょう.

その証拠にネットでチケット取ろうとしても,すでに人気の演奏会は売り切れ続出.

そこで,地元に住んでいる地の利を生かし,音楽堂のチケット・ボックスへ直行しました.

花粉症なのか鼻風邪なのか分かりませんが,鼻水ジュルジュルさせながらMTBで金沢駅までお出かけ.
酸素が体になかなか入らず,信号機でとまるたびに鼻をかんで,トナカイの鼻状態.
体がジワリと温まってくると不思議に鼻水は止まりましたが,音楽堂に着く頃には,ポケットは鼻紙だらけ.

音楽堂ではLFJ特設ブースが設けられていて,美人の受付嬢がにこやかに対応していました.チケットを求めるお客は5~6人程度で,それほど混雑していません.

ブースで直接チケットを購入する場合,まず,大きな申し込み用紙を渡されます.
これに聴きたい公演の演目番号のみならず,氏名,電話番号なども記入します.
受付嬢はそれを自動発券機に入力して,空きがあるかどうか確認します.
席は全席指定ですが,コンピューターが任意で決めるので自分では選択できないとか,払い戻しはできないとか,いろいろ注意事項を確認させられます.
これでいいですか,と念を押されて,やっとチケットを購入することができます.
チケットには自分の名前が印字されており,購入者専用.日韓W杯のチケットみたい.

LFJ第1回目の昨年は,チケットをめぐるトラブルが沢山あったようです.
今年はかなり対策を練っているようで,ちょっと手続きが面倒くさい.

結局,目的の小曽根さんのコンチェルトと2台ピアノのためのソナタの2つの公演のチケットは無事にgetできたので,ひと安心.

実際にチケットを手にすると,いよいよ「祭り」がやってくるという期待が膨らみます.
GWは季節もいいし,LFJが待ち遠しい.







味玉ラーメン@満州屋が一番

2009年03月19日 12時54分16秒 | 北陸ラーメン大学
フォーラス6Fの「満州屋が一番」へ突撃.

まず,店の入り口にある券売機で食券を購入する.
この店に限らず券売機は苦手である.
いろいろなオプションのボタンがあって,どれにしようか迷っていると,後ろのお客の視線が背中にズキズキ突き刺さるからだ.
幸いにも,今回は後ろにお客が並んでいない.それどころか,お店の中もガラガラ.
結局,迷うまでもなく一番目だっていた「味玉ラーメン」のボタンを押した.

白濁豚骨スープには褐色の焦がし油が浮いており,見た目はプリンにカラメルがのっているようで,なかなか面白い.
でも,味はタダモノではなく,かなりツーンと来る強烈なケモノの刺激臭.
この荒々しい豚骨味と,焦がし油の香ばしさ,ニンニクの風味が調和して,粘性のあるとろりとしたスープとなっている.
味が単調(ストレート)ではなく,いろいろな風味がミックスされていて奥行きがある.

ストレートなのは麺.
九州ラーメン特有の細くてまっすぐな麺.
細いにもかかわらず,煮えたぎるほど熱いスープの中で,ベロベロとのびることなく最後までシャキッとしているところが,素晴らしいというか,不思議である.

バラ肉風のチャーシューが3枚のっている.
甘い味付けでまずくはないが,脂身の割合が高く,かなりグッとくる.

おでんのたまごのようにしっかりと茶色に色着いた味玉は,醤油タレの味が半熟の黄身まで深くしみこんでいた.とても丁寧な味玉だと思う.

「久留米ラーメン」は豚骨ラーメンの元祖らしい.
Wikipediaで「久留米ラーメン」を検索すると,

”麺はストレートな細めんだが,博多ラーメンほどは細くない.福岡(長浜)発祥の「替え玉」もあるが、久留米では「替え麺」(かえめん)と呼ぶことが多い. スープは豚骨で九州の他のラーメンよりラードの量が多く濃厚.豚骨を割って髄が出た状態で煮込むため,いわゆる「獣臭」が強い傾向にある. 他の地域のラーメンに比べ値段が安い.500円以下が標準的で,安い店では300円台のところも珍しくない.しかし久留米以外の地域や、新興の久留米ラーメン店では値段が高くなる傾向にある. 2000年代以降は「満洲屋が一番」「龍の家」などの久留米でも比較的新しいラーメン店が全国展開を始めている.”


濃厚で強烈な「久留米ラーメン」は,個性的で面白い.
でも,「味玉ラーメン」が850円というのは安くはないと思う.

祝・赤い稲妻10万Km走破

2009年03月18日 12時24分47秒 | Weblog
ラボの人たちから「赤い稲妻」と呼ばれているカローラ・フィルダーの積算走行距離が10万Kmを突破しました.


         


3月15日(日)に「火の鳥」を聴きに上越まで行った時です.
距離計がまわって100000を指したときは,ちょっと感激しました.
人間で言えば,還暦みたいなものでしょうか?

まだまだ,元気です.
めざせ20万Km.

チャーシュー麺@誠や

2009年03月17日 13時40分08秒 | 北陸ラーメン大学
肉,肉,肉.
どんぶり一面を覆いつくす3枚の巨大チャーシュー.
高岡の「誠や」のチャーシュー麺の雄姿は圧巻.

このチャーシューは大きさも厚みも申し分ない上に,箸でつまむだけでホロホロと崩れるほど柔らかい.
シーチキンのようにパサパサではなく,しっとり感があることろが,コラーゲンをたっぷり含む豚肉だなと思わせる.
じっくり煮込まれているので,味もしっかりして美味しい.

スープは真っ黒で,見た目はいかにも塩辛そう.
だが,意外にすっきりしていて,脂(ラード)もギドギドしていない.
和風の煮物のダシみたい.
きどたまの本「The 北陸ラーメン」によると,「豚のゲンコツを煮込み,枕崎産の厚削り鰹節や北海道産の真昆布を香らせたスープ,タレには醤油と地酒,ニンニクを煮詰めた上澄みを使用」と記載されている.
なるほど,そう言われると,そんな味がする.

麺は極太で,うどんの麺並みのボリューム.
軽く縮れていて,腰が強い.
盛岡の冷麺ほどではないけれど,かなりそれに近い食感.
印象に残る個性的な麺.

メンマから軽くゴマ油の香りが漂い,肉だらけのラーメンにアクセントを加えていた.

上越交響楽団第63回定期演奏会

2009年03月16日 17時26分09秒 | 演奏会
3月15日(日)の上越交響楽団の定期演奏会を聴かせてもらいました.

上越市ってそれほど大きな町ではないと思っていたので,アマオケが存在すること自体がちょっと意外でした.
上越教育大学の学生オケのメンバーやそのOB・OGが中心になっているのでしょうか?
なかなか意欲的なプログラムに取り組んでいるようですし,定期演奏会も年2回ペースで開催するなど,とても活発に活動されている様子です.

今回初めてこのオケの演奏を聴きましたが,わざわざ上越まで遠征した理由は,アマオケがストラビンスキーの組曲「火の鳥」(1919年版)をどのように料理するかに関心があったからです.

これが意外と言ったらオケの皆さんに失礼かもしれませんが,熱演でした.
打楽器や管楽器の破壊的な迫力や,弦楽器の不気味な響きはストラビンスキーの世界にぴったりマッチして雰囲気バッチリ.
現代音楽に傾きかけたストラビンスキーの20世紀音楽はちょっとした映画音楽チックだし,古典派やバロックの時代の音楽よりもアマオケにとっては効果を上げやすいレパートリーなのかもしれません.
20世紀の音楽は難しいという先入観を改めるきっかけを得ることが出来ましたし,「火の鳥」をじっくり聴きなおしたくなるくらい刺激的な演奏でした.

R・コルサコフの「スペイン奇想曲」は,いろいろなパートのプレーヤーがソロでテクニックを披露するアマチュアにとっては恐ろしい曲です.ソロがバッチリ決まっていたり,崩壊しかけていたり,演奏は様々でしたが,ラテン系の情緒をたっぷり表現していて充分楽しめました.情熱的なフィナーレの盛り上がりなどは,仕事で演奏しているプロオケなんかに負けない勢いでした.
(アマオケはこの「勢い」が命だと思います.)

白鳥の会でお世話になっているハープの川村さんも出演していました.
本番直前まで舞台上でチューニングや譜面台の楽譜をあわただしくめくりながら楽器の状態を入念に調整し,準備万全の様子.
(客席からしっかりチェックしてました.)
本番ではとてもいい音響かせていて,やっぱりプロですねぇ.

ベト8は,メンバーの皆さんが,照れながら笑いながら弾いているような明るい演奏でした.
初々しい少女が,初めてダンスパーティーにデビューした時のような,はにかみとぎこちなさがありましたが,それがかえって好印象.
ホール全体がちょっとした幸福感に包まれていた気がしました.

手作りの音楽会って,準備は大変だけどやっぱりいいなぁ.