ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

フロイデ室内管弦楽団第13回定期演奏会@各務原市民会館

2016年10月14日 13時49分28秒 | 演奏会
フロイデ室内管弦楽団の第13回定期演奏会を聴きに行ってきました.
岐阜市を拠点に活動するアマチュアオーケストラです.



今回の演奏会場は各務原市民会館.
金沢から往復400 kmの爆走です.

初訪問の各務原市は,こじんまりした静かな街という印象.
ホールの周りは,いかにも文教地区という感じ.



1曲目はヴェルディーの「シチリア島の夕べの祈り」序曲
昔,吹奏楽コンクールの自由曲でこの曲は人気があった.
ちょい不良ゴーシュも,この曲との出会いは吹奏楽バージョン.
今でも,この曲を聴くたびに,トロンボーンを吹いていた甘酸っぱい中学生時代を思い出す.
あの頃は,勉強ではなく,給食と吹奏楽が楽しみで中学校へ通っていたようなものだ.

できることなら,中学生に戻ってやり直したいことがいっぱいある.
そういう反省が,未来へ進むベクトルの軌道修正に役に立っている.
(そうであるといいのだが・・・.)

それはさておき,この序曲のチェロが朗々と歌うところはとてもきれい.
2プルト半のメンバーだけれども,豊かな音色と音量でした.

2曲目はサン・サーンスのチェロ協奏曲
プログラム冊子によると,ソリストの山田真吾さんは岐阜大学工学部を卒業した後,ハンガリー国立リスト音楽院で学んだらしい.
異色の経歴のチェリスト.
張りのあるパワフルな音がとても印象的.
いかにもフランス風でロマンティックな甘いメロディーを朗々と歌い上げる響きがとてもよかった.
オケも速いパッセージで乱れることがなく,正確な精密機械のような細やかな伴奏でした.



コンチェルトのアンコールで,バッハの無伴奏チェロ組曲第1番よりサラバンド
ホール全体がチェロ1本の音に集中.
宇宙のように広大な静けさの中に響くバッハ.
まるでオルガンを聴いているような音の広がりでした.



3曲目はベートーベンの交響曲第4番
C.クライバーとバイエルン国立管弦楽団のベト4のように細かいところを気にせず,ひたすら前に進む気迫がこもった演奏.
アマチュアオーケストラらしい情熱にあふれ,やっぱりベートーベンはこうでなくては!と改めて思い起こす.
高速パッセージの第4楽章は,お疲れさまでした.



アンコールのシュトラウス「雷鳴と電光」もノリノリで楽しかったデス.









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