ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

大麦六方焼@はまや(小松)

2012年09月20日 23時27分31秒 | お菓子
9月3日から5年生のII期の実務実習が始まっている.
9月20日は実習先の薬局への初回訪問.

実習生の態度に問題はないか?
順調に実習が進んでいるか?
何かトラブルはないか?
などなど,学生がお世話になっている薬局へ様子を見に行く.

今年も幸いなことに,担当の学生さんらは優秀.
ちょいと緊張しながらも元気そうだし,薬剤師の先生とも仲よく仕事している.
しっかりと実務実習やってますなぁ~.
それも美人の薬剤師の先生たちに囲まれて・・・・.

特に問題や相談ごとがなければ,薬局訪問もすぐ終わる.
学生との面接も終わり,そろそろ任務終了かと思われた.
その時,ふいに薬剤師の先生がつぶやいた.

「桜皮成分がはいっているリン酸コデインが変色してしまいました.理由わかります?」

まっ,まさかの薬剤師の先生からの質問.
それも臨床で使われている薬に関すること.
合成系の人間には酷だよ~.

コデイン自体はそれほど不安定ではないので,生薬成分があやしい.
天然植物起源の薬は,合成化合物と違って何が含まれているのか分からないし・・・.
だいたい,桜皮の主成分も知らないし?
光,熱,ちょっとしたコンタミなどで,生薬中の微量成分が変化した?
でも,はっきりした理由は分からん????

このトラブルに関することを調べれば,複合問題のネタで使えるかも?
実務の現場で実際に発生したトラブルは,複合問題の格好のネタ.

薬局訪問の帰りに立ち寄った道の駅で,小松のお菓子をゲット.
大麦六方焼.



大麦から作ったお菓子の皮は,もちもちと弾力がある.
小麦に比べて,味も深い感じ.
お菓子の中味は,甘さ控えめのあずきの粒餡.
大麦由来の素朴な味が新鮮.



天然物起源の薬は難しいけれど,天然物起源のお菓子はなつかしの味でした.