瓦焼そば＠山口県の味

ラボの6年生の中に山口県出身の人がいる．
山口県では「瓦焼そば」という麺料理が，普通に家庭の食卓に登場するらしい．

「瓦焼そば」とは，屋根瓦を鉄板替わりに使い，蒸した茶そばを肉，錦糸玉子，刻みネギと共に炒めて食べる料理．
茶そばは，ふつうの焼そばのように炒めるのではなく，おこげができるようにカリカリに炒めるのがコツらしい．
おこげを作る火加減が難しそう．

そこで，生粋の山口県民がセミナー室で「瓦焼そば」を実際に作り，ふるまってくれた．

山口県のスーパーでは，「瓦焼そば」の材料である蒸した茶そばが，ふつうに販売されているらしい．
金沢のスーパーでは，こういうそばをあまり見かけたことがない．





この麺を，サラダ油をひいたフライパンで炒める．
この茶そば撹拌しすぎると，すぐに麺が切れてしまう．
あまり手を加えずに，カリカリと麺が軽くこげるまで加熱する．
さすが山口県民のDNAを持っているだけあり，絶妙なおこげが出来る．



今回の具は，豚バラ肉，玉ねぎ，ニンジン，ピーマン．
麺とは別に，さっと炒める．



これをカリカリになった蒸し麺にかけて出来上がり．



カツオ節の効いたそばツユにつけて，つけ麺のようにして食べる．



パリッとした食感は，かた焼きそばのようだ．
おこげの香ばしさとツユの甘みの組合わせが素晴らしい．
お餅を焼いて軽くこがし，それに砂糖しょうゆとノリをつけて食べるような味．
珍しいし，とても美味しい．
ボスを含めた全員から「ブラボー！」の嵐．

ごちそうサマでした．