4月5日(日)はモーツァルト・ピアノマラソンが2つ企画されました.
それらのうちから,午後2時から行われた金沢市民芸術村ミュージック工房での公演を聴きました.
ナビゲーターは金沢市在住のメゾソプラノ歌手安藤明根さんが務め,演奏曲目の解説やエピソードなどを分かり易くお話して下さいました.
前半は小学生らによる発表会.
モーツァルトが6歳の時に作曲した「メヌエット・へ長調K.2」を,7歳の小学2年生が弾きました.
6歳の子供であるモーツァルトが作曲した作品が21世紀まで残り,現在ピアノを習っている子供たちの教材として使われていること自体が驚異です.ピアノを習っている子供にとって,この曲は時空を超えた愛すべき作品のようで,7歳の女の子はとても楽しそうに弾いていたのが微笑ましく見えました.
次に「ウイーンソナチネ第6番第1楽章」.
この曲はもともとピアノのために書かれた曲ではなく,オリジナルは「2本のクラリネットと2本のファゴットのためのディベルティメント」です.
このディベルティメントは弦楽合奏などにも編曲されていて,何度か演奏したことがあります.でも,ピアノのソナチネに入っていたなんて全然知りませんでした.
とてもsymphonicでスケールの大きい演奏でした.
3曲目は「ピアノソナタ第15番ハ長調K.454」.
ソナチネやソナタアルバムに入っている定番の曲です.
ピアノをがじったことがある人なら,ハノンやツェルニーと併用して必ず練習した覚えがあるはずです.
外で遊びたくて練習ぎらいだった頃の,苦い想い出がよみがえってしまいました.
4曲目は「ロンド・ニ長調K.485」.
小学5年生の演奏でしたが,毎日ピアノを2時間練習していると,演奏後のインタビュウーで話していました.頑張れ!
5曲目は「きらきら星による12の変奏曲」.
簡単なようで,とても難しい曲だと思います.
自分的には,今日のちびっ子ピアニストの中では1番好きな演奏でした.
みんな同じピアノを弾いているのに,音が全然違いました.
途中でちょっとトラブルがありましたが,とても素敵な音と表現力で,魅力たっぷりのきらきら星でした.
最後に,澤田和美先生の「ピアノソナタ第16番変ロ長調K.570」.
2楽章の憂いのある美しさはさすがでした.
(寝ている人が多くて,もったいないなあ.)
ナビゲーターの安藤さんも,「フィガロの結婚」と「ティトの慈悲」から有名なアリアを1曲づつ演奏しました.
モーツァルトの歌には人の感情を大きく揺さぶるものがあり,彼はオペラや歌曲を書くために生まれてきた作曲家だと強く感じました.
盛り沢山の内容で,1時間を超える演奏会でした.
無料の公演でしたが,レンガ造りの会場もすばらしく,充実した演奏会でした.
それらのうちから,午後2時から行われた金沢市民芸術村ミュージック工房での公演を聴きました.
ナビゲーターは金沢市在住のメゾソプラノ歌手安藤明根さんが務め,演奏曲目の解説やエピソードなどを分かり易くお話して下さいました.
前半は小学生らによる発表会.
モーツァルトが6歳の時に作曲した「メヌエット・へ長調K.2」を,7歳の小学2年生が弾きました.
6歳の子供であるモーツァルトが作曲した作品が21世紀まで残り,現在ピアノを習っている子供たちの教材として使われていること自体が驚異です.ピアノを習っている子供にとって,この曲は時空を超えた愛すべき作品のようで,7歳の女の子はとても楽しそうに弾いていたのが微笑ましく見えました.
次に「ウイーンソナチネ第6番第1楽章」.
この曲はもともとピアノのために書かれた曲ではなく,オリジナルは「2本のクラリネットと2本のファゴットのためのディベルティメント」です.
このディベルティメントは弦楽合奏などにも編曲されていて,何度か演奏したことがあります.でも,ピアノのソナチネに入っていたなんて全然知りませんでした.
とてもsymphonicでスケールの大きい演奏でした.
3曲目は「ピアノソナタ第15番ハ長調K.454」.
ソナチネやソナタアルバムに入っている定番の曲です.
ピアノをがじったことがある人なら,ハノンやツェルニーと併用して必ず練習した覚えがあるはずです.
外で遊びたくて練習ぎらいだった頃の,苦い想い出がよみがえってしまいました.
4曲目は「ロンド・ニ長調K.485」.
小学5年生の演奏でしたが,毎日ピアノを2時間練習していると,演奏後のインタビュウーで話していました.頑張れ!
5曲目は「きらきら星による12の変奏曲」.
簡単なようで,とても難しい曲だと思います.
自分的には,今日のちびっ子ピアニストの中では1番好きな演奏でした.
みんな同じピアノを弾いているのに,音が全然違いました.
途中でちょっとトラブルがありましたが,とても素敵な音と表現力で,魅力たっぷりのきらきら星でした.
最後に,澤田和美先生の「ピアノソナタ第16番変ロ長調K.570」.
2楽章の憂いのある美しさはさすがでした.
(寝ている人が多くて,もったいないなあ.)
ナビゲーターの安藤さんも,「フィガロの結婚」と「ティトの慈悲」から有名なアリアを1曲づつ演奏しました.
モーツァルトの歌には人の感情を大きく揺さぶるものがあり,彼はオペラや歌曲を書くために生まれてきた作曲家だと強く感じました.
盛り沢山の内容で,1時間を超える演奏会でした.
無料の公演でしたが,レンガ造りの会場もすばらしく,充実した演奏会でした.