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ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

レーゲンスブルグ大聖堂

2017年09月05日 04時52分32秒 | いってQ
夕暮れ時のレーゲンスブルグの街を散策。
世界最大の壁掛け式オルガンがある大聖堂へ。



ウィーン少年合唱団に勝るとも劣らないレーゲンスブルク少年合唱団のホームです。



日曜日のミサに訪問できれば、天使の歌声を聴けたかも・・・?
今回の日程では、あきらめざる得ません。



聖堂の中は神聖で荘厳。
教会自体が、よく響く楽器の一部です。



聖人たちの像。
お寺で言えば、ご本尊様か?



大聖堂の外には、ルードビッヒ大公の像。
レーゲンスブルグの街を守っているようです。



散策ついでに、夕ご飯。
FISCHFILET CAMPIGNIONとWeissbier。



キノコソースがかかった白身魚のカツレツです。
肉やソーセージも美味しいけれど、白身魚のカツレツもあっさりとこってりが同居して面白い。



白ビールはERDINGER。
クリスタルで鋭い切れ味。
散歩の疲れが吹き飛ぶ旨さ。



夜は7時過ぎまで明るいのが、とても有難いです。




Regensburgの朝もや

2017年09月05日 00時19分03秒 | いってQ
レーゲンスブルグの最初の朝を迎えた。
ベットから起き上がり、窓の外を見ると深い霧。
朝の明るい陽ざしは深い霧にさえぎられ、冷たい空気が街を包む。

ホテルを飛び出し、バスに駆け込んだ。
真っ白な空気に包まれたレーゲンスブルグの街の通りは、昨日とはまったく違う表情。
月曜日の今朝は、通勤のビジネスマンなどが活発に動き回っている。

大学のキャンパス行くと、そこも霧に包まれていた。
ぼんやりと建物が霧の中に浮かんでいる。



今回の学会は28ケ国から440人が参加。
81講演と290のポスター発表。



午前中の講演が終わり、学食へ移動するために建物の外に出た。
いつの間にか霧は晴れ、9月の空は透き通るような青さが全開。
宇宙まで届きそうな空の高さ。



学食のMENZAは、会場の隣の建物。
500人近い参加者が行列を作る。



今日のお昼は、シュニッツェルとサラダ。
うちの大学の学食もレベルが高いけれど、レーゲンスブルグ大の学食もなかなか美味しい。



食後に公園のように美しいキャンパスをミニ散歩。



日本の薬学は、近代薬学の開祖・長井長義がドイツの薬学をモデルに発展してきた。
化学と薬学が同居しているところはドイツっぽい.
ドイツの薬学は、アメリカの薬学と正反対。
6年制薬学に移る前の日本4年制薬学の伝統が、ドイツではまだまだ健在しているようです。



午後は大講堂から小講堂に移って、口頭発表を聴く。
うちの大学の201Aっぽい雰囲気。



それにしても、会場前にある巨大な黒いボールには、どのような意味があるのだろうか?
レーゲンスブルグの深い霧のように、黒いボールは深い謎に包まれていた。






ミュンヘンで散歩してレーゲンスブルグへ

2017年09月04日 05時59分39秒 | いってQ
9月3日(日)の午前中は、ミュンヘン中央駅周辺を散歩。
週末恒例のチャリンコ散歩のかわりにテクテク散歩です。

中央駅からカールス門へ行くと、金沢大の向井先生とばったり。
みなさん、考えることは同じようで、とにかく今日の夕方までレーゲンスブルグへ行けばいいのです。



ちなみに、カールス門はザルツブルグからアウグスブルグを結ぶ「塩の道」の一部です。
この「塩の道」を歩くと、アルプス以北で最大の丸天井をもつミヒャエル教会へ。
日曜日の朝なので、教会の外にいても、ミサのパイプオルガンの重低音が響いてきます。
教会の外で立ち止まってオルガンを聴くだけで、心が揺さぶられます。
とにかく、すばらしい音。



ミヒャエル教会の先へ進むと、マリエン広場に出る。
ここはミュンヘンの象徴。
歴史的に、この広場を中心としてミュンヘンの街は発展してきた。



ドイツ最大の仕掛け時計で有名な新市庁舎は、ネオゴシック形式。
ものすごい存在感で、見ているだけで圧倒されます。



マリエン広場から北方向へ進むと、バイエルン州立歌劇場に出る。
若きルードヴィヒ2世が、ここで初めてワーグナーの「ローエングリン」を観て、感動に打ち震えたとされている劇場。



その後、ルードヴィヒ2世はワーグナーのパトロンとなり、「トリスタンとイゾルデ」、「ニュルンベルグのマイスタージンガー」をこの劇場で初演。
すごい劇場です。
ギリシア神殿様式の柱列が迫力あり。



劇場の隣にバイエルン王家であるヴィッテルスバッハ家の本宮殿であるレジデンスがある。



ハプスブルク家のシェーンブルンやフランスのヴェルサイユ宮殿ほど有名ではないが、この両者に負けず劣らずの豪華絢爛。



モーツアルトもここを訪れて、華麗なる宮殿に驚嘆したらしい。
かなり複雑な構造で、まるで迷路。







英語に”born with a silver spoon in one's mouth”(生まれながらに金持ち)という表現がある。
バイエルン王家の食卓の銀の食器を見れば、英語にこのような表現があるのも、なるほどとうなずける。



王冠のコレクションも目を見張る。
これ、全部ほんものやぁ~。







レジデンツを出て、お昼ごはん。
Rischartというドイツっぽいパン屋さん。



ここでBarvaria Sandwichにトライ。
茶色の麦パンの三角形のサンドイッチ。



ハムとトマトが入っていました。



ミュンヘンは、ブンデス・リーグのFCバイエルン・ミュンヘンのホームタウン。
グッズ直営店もあります。
でも、日曜日は閉店で、店内に入れず。
ちょっと残念でした。



ミュンヘンは、BMWのホームタウン。
街中にも、BMWが走りまくっている。
パトカーもBMW。
格好いいッス!





ミュンヘンに街には音楽があふれています。
教会のオルガンや鐘の音。
街中でチェロケースを引っ張る人。
金沢では、こういう光景はなかなか目にすることはありません。



街中で演奏するバイオリン、ギター、アコーディオン。



ベートーベンのクロイツェル・ソナタやタイスの瞑想が普通に街中で響いている。
ロドリーゴのアランフェスも、いとも簡単に弾きこなしている



とてもレベルの高い演奏。
上手すぎです。



お昼過ぎにミュンヘン中央駅に戻る。
1時間まえに、すでに列車はホームに入っていました。
日本と違って、自分で勝手に列車のドアを開けて乗り込みます。



ドイツの自販機で乗車券を買うのは、いろいろとオプションがあるらいい。
そのため、ドイツ人でも簡単ではない、と地球の歩き方に書いてありました。

なので、日本であらかじめネットで乗車券をゲット。
果たして、このチケットで大丈夫なのか、内心ドキドキ。



2nd classは6人掛けのコンパートメント。
ハリーポッターの世界です。



車窓の景色は、まるで北海道そのもの。
道産子のちょい不良ゴーシュには、どことなく見慣れた景色。



窓の外の景色に見とれていたら、車掌さんが検札に来た。
ネットでとったチケットを差し出したら、無事OK。
ホッとしました。



1時間半、列車に揺られて、無事目的地のRegensburgに到着。



ホテルに荷物を置いて、さっそくレーゲンスブルグ大学へ。
キャンパスのぽポプラ並木は、どことなく北大のキャンパスに似ている感じ。



会場で受け付けを済ませ、Welcome partyでピザやらアップルサイダーやら。



最近の学会は、国内、国外を問わず、製本された要旨集の姿が消えつつある。
今回も、No printed abstract book.
代わりに、要旨集データがUSBメモリースティックで配布されました。



いよいよ、明日から国際複素環学会が始まります。














ミュンヘンにやっと到着

2017年09月03日 04時54分08秒 | いってQ
9月1日(金)の夜行バスで金沢から名古屋へ移動。
バスの中では熟睡できない。
日本を脱出する前に、かなり疲れる。
すでにグッタリ。

翌朝、名古屋駅で夜行バスを降りると、目の前に名鉄名古屋駅。
切符を買って、ホームへ降りるとちょうど中部国際空港行きの電車が出発するところ。
タイミングよく乗り込む。

中部国際空港に着くが、乗る予定の飛行機の出発の3時間半前。
まだフィンエアのカウンターが開いていない。



そこで、まずは朝ごはん。
「あぐりす」というJA関係のお店に行列ができていた。
おにぎりの店みたい。
とりあえず、その行列に加わる。



おにぎり2個と味噌汁のセットを食べる。
名古屋なので、味噌汁はがっつり赤出汁。
独特のコクがあります。



名古屋からヘルシンキ経由でミュンヘンへ。
ちなみに、ヘルシンキのあるフィンランドはシベリウスの国だなぁ~。
フィンランディアとかカレリア組曲が、旅の道中、頭の中でグルグルとリフラックス。

ヘルシンキまで10時間半。
夜行バスで疲れているはずなで、すぐにでも眠りたい。
でも、なかなか機内で眠れない。
なんてこったぁ~、まいったね。





ヘルシンキにつくと、そこからEU。
ドイツのミュンヘンが目的地なのに、乗り継ぎのフィンランドのヘルシンキで入国審査。
これが大渋滞。

EUパスポート、日本・韓国パスポート、All Passportの3つのゲートに分かれる。
EUパスポート窓口が一番スムーズで、行列は短い。
日本・韓国パスポートの行列は、EUに次いで短いが、なぜだかなかなか進まない。
行列が一番長いAll Passportの行列は、絶望的に行列が長い。
でも、なぜかスイスイ進んでいた。
真面目に日本・韓国の行列に並ばず、All Passportの窓口に並んだほうが、早くimmigrationを突破できるかも?

ちなみに、日本・韓国パスポートは生体認証後、窓口審査。
窓口の入国審査官の色白のお兄さんは、日本語を使っていた。
フィン・エアを使ってヘルシンキ経由ででヨーロッパへ行く日本人は確かに多い。
でも、日本語をう外国の入国審査官は初めてです。

Immigrationを通過して、ヘルシンキ国際空港のShopをブラブラ。
強気の価格設定。
500 mLのペットボトルの水が3.5 ユーロくらい。
500円の水って、ここは砂漠か山小屋か?

ヘルシンキからミュンヘンまでは、EU加盟国間なので、まるで国内線みたい。



機内サービスで、缶コーラが3 ユーロ。
400円の缶コーラって、ここはLCC機内か?

コーラを頼んであまりにも高いので、Just water!と言いなおした。
すると、CAのお兄さんがゲラゲラ笑って、無料のジュースもあるよ、と教えてくれた。
もちろん、Thank you, I'd like to have it, please.

ヘルシンキから2時間半のフライトでやっとミュンヘン国際空港に到着。
T1のD出口からルフトハンザバスに乗ってミュンヘン中央駅へ。

バスの窓から宅配っぽい自転車の姿。
日本では、こういう自転車は見受けられません。
ヨーロッパは自転車大国だからなぁ~。



暗くなる前にミュンヘン中央駅にやっと到着。
こちらの今日の気温は14℃くらい。
みなさん、長袖にジャケット来ています。



駅の中も、ドイツっぽくてかわいい雰囲気。





長距離、長時間の移動でへとへと。
駅でBurst mit Brotをさっそくトライ。



英語で注文したのに、店のお兄さんはドイツ語で返す。
ふ~む、これはきついな。

明日は、午前中にミュンヘン駅周辺をブラブラと散歩。
午後から国際複素環会議が開かれるRegensburgへ移動します。








クリスマス,大晦日 and New Years Day

2017年01月04日 20時30分16秒 | いってQ
話には聞いていたけれど,シンガポール(と言うか海外)では12月25日のクリスマスが終わっても,ツリーなどの飾り物はしばらくそのまま.
にぎやかに飾ったまま,新年を迎える.

日本のように,ハローウィーンが終わったら,次はクリスマス.
クリスマスが終われば,お正月.
お正月が終われば,節分.
節分が終われば,ひな祭り.
などと,目まぐるしく商業施設のデコレーションを変えることはない.

Marina Bay Sansのツリー(↓).
大きくて,装飾品もリッチで見ごたえありました.



Bayfront Ave.にあった願い事を金の星に書いたツリー(↓).
日本のカウンターパートは絵馬だと思います.
May your wishes come true.



The Fulluerton waterboat roomに飾られたクリスマス用のレイ(↓).
この建物は,シンガポールの100店目に開業したスタバとして使われています.
それだけで,観光客のお客さんがわんさか.
スタバも商売上手.



Raffles cityのボード(↓).
緑と赤と白のクリスマス・カラー.



Vivo CityにあったMerry Christmasの看板(↓).
いつまで飾ってあるのでしょうか?



Buggis junctionで,クリスマスケーキも売っていたのでゲット.
日本では,クリスマスイブ以降のケーキは売れ残り扱い.
でも,ここでは堂々と売られていた.

シナモンロールケーキがベース.
ケーキスポンジから,ほんのりと洋酒の香り.
甘さを控えた上品なクリーム.
ヨーロッパやアメリカの強烈な甘さのケーキとは違う洗練されたおいしさ.
日本のケーキに似た感じの,ほどよい甘さ.
やっぱり,ここはアジアだな,とケーキの味で感じました.



日本では,そろそろ門松をしまって,節分や恵方巻の準備かな?