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ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

Fiest Penguins visit UCR School of Medicine

2017年08月16日 03時15分22秒 | First Penguin Stories
今日はプログラムのアメリカ研修プログラムの初日です。

昨晩はホームステイの最初の夜でしたが、みなさん暖かいもてなしを受けたとの話。
こんな夕食だった、あんな朝食だった、そして本日のお昼ご飯もアメリカらしくBrown Bag Lunchを各自持参。
Typical American lunch is sandwiches。ですなぁ~。
みなさん、学外でもアメリカの普通の家庭生活を経験しています。
とても貴重な経験。

朝はHost Familyの車で送られて登校。
8:45に学内のPattioに集合。
昨日の長旅の疲れもなんのその、皆さんハイテンションでエキサイティングなアメリカ研修に臨みます。
では、はいチーズ!



まずは、アメリカ研修のRegistration.
First PenguinsとSouthwestern大学(中国)との合同で実施。

First Penguinsは薬学専攻で、Southwestern大学は農学部。
語学ではなく理系の科目専門とする学生が、世界共通語である英語をアメリカで学ぶプログラムが、世界中の大学で大流行しています。
薬学にせよ、農学にせよ、サイエンスの世界では、英語は研究成果を世界に向けて発信する重要なツールです。

まずは、短期留学中の臨時籍番号などの交付です。



Extension center所長のBronwyn先生の挨拶。



次に、本プログラム担当のNick先生から、なかなか厳しいオリエンテーション。
Extension center では、First Penguinsたちのプログラムだけが実施されているわけではありません。
世界中の大学から語学研修などの目的で、いろいろな人種、文化的背景、政治体制を有する国から学生が集まっています。
このような多様性(Diversity)を、ひとつのルールでまとめるには、ある程度うるさい規則が必要になるのも当然。

こちらの先生方は、説明がとても上手。
テンポのよいしゃべり方で、学生を飽きさせることなく、グイグイとひっぱていく。
授業やプレゼンを行う際のいいお手本になります。



Orientationの中で、Harassmentに関する注意での一コマ。

「ある日、先生がI君をブンと押して嫌がらせ(ハラスメント)をしました。
次の日も、先生はI君をブンと押してハラスメント。
3日目、先生はI君に近づいてきました。
さあ、I君は何と言ったらよいでしょう?」

期待される返事は、Don't push me!とかYou shouldn't harasse me.とか・・・。

しかし、I君は大声でこう答えました。

"Hello!"

渾身のジャパニーズ・ジョーク。
いいボケです。

予想外の返事に、先生の青い目が点になった。
そして、教室中が爆笑の渦。
お腹がよじれほどの笑い。
やるなぁ~、I君。

Orientation終了後、ひとりひとり顔写真入りの学生証を作成。
この学生証があると、短期留学生でもUniversity Villageでの映画など、学割料金で利用できます。
短期プログラムでもUCRの学生になったなぁ~、という気分が味わえます。

ちなみに、ちょい不良ゴーシュも学生証を作ってもらえました。
久しぶりの学生気分です。



午後は、UCR医学部の見学。
南カリフォルニアのIn-land地域の医師不足を解消する目的で、2013年に新設された医学部です。



Paul Lyons先生から、このSchool of Medicineの4つの目的や学生募集のポリシー、医学教育の特徴などの説明。



アメリカの医師の多くは、富裕層出身の白人男性が多い。
しかし、南カリフォルニアは、様々な人種、言語、文化背景、経済状況など多様性に満ちた家庭環境で育った人々からなる社会。
多様な社会から必要とされる医師は、多様な人種や多様な家庭環境で育った医師であるべき。
アメリカならではのdiversityに対応できる医師の養成を目的のひとつとしている。
日本の社会環境では、まずありえないback ground。
First Penguinsたちのアメリカの医療事情に関する視野が広がります。



シュミレーション・ラボの見学です。
市内の病院の病室と全く同じデザインの模擬病室にマネキン患者のフレディー君がいます。
800万円のフレディー君を使って、様々なトレーニングが行われます。



南カリフォルニアでは、産婦人科、小児科、精神科の医師が特に不足。
それに対応するため、産婦人科の医師をトレーニングする模擬患者(1,000万円)もいます。
破水、大量出血、逆子の実習などができます。
かなりリアル。



解剖実習室も見学させてもらいました。
この医学部では、入学後の早い時期から解剖学実習が始まります。
この実習を経験することで、医師としての自覚が芽生えるのがその理由。
若い医学生たちの最初の患者が献体で、献体した人にとって最後の主治医が若い医学生という話。
医師と患者の不思議なめぐりあわせに、深い哲学性を感じます。
ちょっとしんみり。
医療にかかわる者は、サイエンスだけを学んでいればいいというものではありません。



School of Medicineの見学後、カリフォルニアの青い空のキャンパスを歩く。
日本では経験できない別世界のようなキャンパスです。









学内にあるBARNS & NOBLESでUCRグッズのショッピング。
UCRオリジナルのかわいいグッズがたくさんありました。



別世界のようなキャンパスでも、ここはリアルワールドです。
キャンパス内で不法駐車している車が、UCR Policeの取り締まりを受けていました。

ちなみに、うちの大学も違法駐車に厳しい。
どこの大学も同じですねぇ~。




First Penguins Go To US

2017年08月14日 14時29分01秒 | First Penguin Stories
First Penguins は8月13日(日)の朝に薬学部の初めてのアメリカ研修へ。
日付変更線をまたぐ、長い1日の始まりです。



小松空港からInchionを経由して、Los Angels空港(LAX)へ。
LAXの入国審査では到着便が集中し、入国審査にまさかの2時間。
やっとこすっとこ、Costoco、ニワトコ(←意味不明)アメリカ合衆国に入ることができました。



LAXから、インターステイト105→605→60号線でカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)へ。
日曜日の午後で、片側5車線のハイウエイが渋滞する事態。
車大国アメリカならではの光景です。
たとえインターステイトが渋滞しても、Super Shuttleの運転手さんはCar Poolレーンを走り、あっという間にUCRに到着。
F1ドライバー並みの運転でした。
(ここはアメリカなので、F1ドライバーではなく、インディー・ドライバーか?)



UCR Extension centerに到着すると、さっそくHomestay担当のスタッフが、Host Familyに学生さんを紹介。
今回は、英語ができる学生さんと、英語がちょっと苦手な学生さんをコンビにする。
2人1組でHost Familyにお世話になります。
10日の研修期間、朝から晩まで英語漬けの生活をするので、英語力の飛躍的な向上が期待できます。
Host Familyの一員になって、頑張って下さい。



学生さんを見送って、本日の引率業務は無事終了。
本日の任務完了後、Extension Centerの周りをぶらぶらと散歩する。
すると、ドライブ・スルーの薬局を発見。
日本でドライブ・スルーと言えば、Mac Donaldとか牛丼屋くらい?
アメリカの薬剤師業務の幅の広さを、さっそく実感。



夜は、Garlic Pastaと地元のBeer.
Momentous IPAという地元のBeerは、とてもフルーティー。
いかにもカリフォルニア・ビールの味。
いいね!
Garlic Pastaも、なかなかの味でした。


海外研修安全ガイダンス

2017年08月09日 13時51分26秒 | First Penguin Stories
8月8日に薬学部の国際交流プログラム参加者を対象とした「海外研修安全ガイダンス」が開かれました.
外国では,日本の常識は通用しません.
そこで,海外研修行く前に,安全のための基礎知識や,これまでの海外研修のトラブル事例などをしっかりと学びます.



ちなみに,平成29年度の海外研修に参加する薬学部生は,

2年次・中国研修(天津外大)25名,
3~5年次・日中韓三大学合同教育研修(瀋陽薬科大)7名,
6年次アメリカ医療臨床薬学研修(UCR)10名.

東洋医薬学の本場や臨床薬剤師の先進国で,日本では学んだり触れたりすることができない専門領域に関する見聞を深めます.
それと同時に,海外研修は渡航先の情報を収集する力や,状況に応じた判断力を養成する訓練にもなります.
学生時代の海外研修や留学は,将来どの国へ行っても,自らの判断で行動できる人になるための第一歩です.

薬学部での学びは,国家試験の勉強だけではありません.
薬剤師免許に加えて,学生時代にどれだけ多くのプラス・アルファの知識や経験を身につけることができるのか?
この点が,将来の薬剤師としての伸びしろに,大きな影響を及ぼすことだと思います.

学びの場を海外に移して,ふだん講義室や実験室では体験できない多くのことを学び,全員無事に帰国してネ!


UCRの生活環境の紹介~ホームステイを中心に~

2017年07月23日 00時58分48秒 | First Penguin Stories
7月21日(金)の午後に薬学部アメリカ研修のガイダンス.
UCRに留学経験のある未来創造学部の学生さんから,現地の生活環境やホームステイについて,お話ししてもらう企画.

アメリカ研修に参加する薬学部生10名は,ほとんどがホームステイ初体験.
みんな,興味しんしん
上野動物園のパンダもシンシン
(↑オヤジギャグです.軽く流しましょう.)



まずは,UCRがあるRiverside市の紹介.
この街はロサンゼルスから車で1時間,電車で2時間半ほどの落ち着いた都市.


人口30万人ほどで,山が多く,乾いた空気に包まれている.



夏は35~40℃近くまで気温が上がる.
どひゃ~,そんな気温は勘弁しておくんなせぇぇ~い.
ちょい不良ゴーシュは暑さで溶けてしまいます.

でも,湿度が低いのでそれほど暑さは感じないらしい.
やれやれ.

外は灼熱だが,建物の中はアメリカ人の体感に合わせたエアコン温度の設定.
日本人にとって,寒いくらいギンギンに冷えていることが多い.
状況に合わせた服装を考えましょう.



カリフォルニア州における柑橘類栽培発祥の地で,UCRは柑橘類研究所から始まった.
農学関係の研究所から大学が始まったあたりは,札幌農学校から始まった北海道大学と似ているな.



我々のグループがお世話になるのは,UCR Extension center.
もともとはホテルだった建物を大学に改造したもの,
教室も,ホテルの部屋を使っているので,少人数クラス.



アメリカの大学では,毎回多大な課題が課せられて,勉強は結構大変.
でも,教師の人柄はよく,熱心で優しい.
授業料も決して安くはないのがアメリカの大学.
高い授業料に見合った教育を受けることができる.



UCR Extension centerのラウンジには,世界各国からの語学留学生が集まっている.
ここで勉強すれば,友達作りのチャンスとのアドバイス.
薬学生のみなさんも,国境を越えた友達作りにチャレンジしましょう!



メインキャンパスまでは,徒歩で数分.
雄大できれいなキャンパスなので,みなさんもぜひ歩いて散策してください.
おしゃれなBook Storeや大学グッズなど,かわいいものがたくさんあるので探してみてね,というお話し.









さて,homestayについてのお話し.

我々のグル―プ10名は,2人一組で5つのHost Familyにお世話になる.
いずれのお家も,UCRまでハイウエイで10分ほどの郊外の住宅地Moreno Valley.



研修期間中,Host Familyが毎日学生さんをUCRまで送り迎えしてくれる.
片側6車線のハイウエイが,毎朝渋滞するというのだから,まいったね.



今回,お話ししてくださった未来創造学部の3年生は,Host Familyにとても恵まれたとのこと.
まず,ご飯が凄いと言う.
ボリュームがケタ違い.
お腹いっぱいになったら,はっきりそう言わないと,エンドレスでお代わりが出てくるそうです.

ちなみに,お代わりはseconds.
Seconds are now available.(おかわりは自由です.)
(↑たまたま見たNHKのボキャブライダーでやっていました.)

でもね,帰国したらダイエットすればいいのです.
現地でしか食べることが出来ないものは,思いっきり楽しんできて欲しいと個人的には思っています.

ついで情報で,Moreno ValleyのオススメのバーガーショップはIn-N-Out.
薬学女子も,この情報をメモっていました.
もちろん,ちょい不良ゴーシュもしっかりとノートに記録.
徒歩で行けない距離の場合,Uberを使って移動すると安くて便利らしい.



このほかにHomestayのメリットとして,教会や花火などcommunityの行事や,Thanks giving dayやChristmas partyなどイベントに参加でき,アメリカの文化や家族の温かさを体験できることをあげていました.

しかし,Homestayには当たりハズレがあるのも事実.
ハズレの場合,こんなトラブルがあるらしい(↓).

高カロリーのご飯があわない.
シャワーの水がチョロチョロ.
小屋のような部屋だった.
知らないお姉さんが家に出入りしている.
Familyが不愛想.
などなど.

こういう時は,とにかくはっきりと言う
会話ができなくても,単語を並べるだけでもいい.
とにかく,困っていることや不満を,はっきり述べることが大事とのアドバイス.
文化の違いは当然なので,我慢せずに解決を試みて,というお話でした.

注意事項として,クレジットカードのスキミングは多いらしい.
IC tipのカードは大丈夫だが,スライド式は危険.
なるべく,カードは使わない方が安全かも?

荷物の管理は,気をつけろ.
ちょっとしたスキでも,やられる.

ホームレスは相手にするな,よけろ,逃げろ.
日本のホームレスと違って,アメリカのホームレスは何かと話しかけてくることが多いらしい.
気をつけましょう.

交通ルールに気をつけろ.
車はright side.
日本とは逆方向から突然車が来る.
横断歩道以外のところを徒歩で渡るところを警察に見られたら,すぐに罰金らしい.
カリフォルニア州は交通ルールが厳しい.

夜は一人で歩くな
Extention Center前にあるUniversity Villageは,ちょっとしたモールのようで,夜もにぎやか.
でも,それ以外の場所は,暗くて寂しい.
それって,とても危険.
日本の価値観は通用しないので,注意しましょう.

UCR留学生によるリアルな体験談は,とても参考になりました.