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ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

First Penguins Go on Excursion to LA

2017年08月21日 12時53分20秒 | First Penguin Stories
アメリカ研修の週末は、授業も見学もありません。
Extension centerが企画するOptional Tourに参加するもよし、Host Familyと時間を共にするもよし、友達と出かけるもよし。
各自の判断で、アメリカの空気をエンジョイする時間です。

今日はRiverside Downtown駅からMetrolinkに乗ってロサンゼルスへ。
アメリカの映画文化の発祥の地のHollywood。
そして、西部開拓の夢を運んだRoute 66の終着点であるSanta Monica.
アメリカの文化を代表する2つの場所を訪問します。



ちなみに、Metrolinkはweek dayは通勤列車として使われています。
そのため、週末は列車の本数が極端に少ない。
LA行きは、朝の7:50と9:00の2本だけ。



そのかわり、とってもお得な週末限定のOne day passがあります。
LA往復とLA市内の地下鉄が1日乗り放題で、たったの10ドル。
Don't miss it.



Los AngelesのUnion Stationに、いかにもアメリカらしいデーハーなDiesel機関車。
こちらの列車は、みんなDiesel。



Union StationからHollywood Highlandまでは地下鉄で移動。
ホームに停車していた地下鉄がたまたまPurple lineだったので、WilshreでRed lineに乗り換え。



ハリウッドに到着です。
バンザーイ!



発明王のトーマス・アルバ・エジソン(↓)。



刑事コロンボのピーター・フォーク(↓)。



ミッキー・マウス(↓)。



マイケル・ジャクソン(↓)。



エルビス(↓)。



チャイニーズ・シアターでは、スパイダーマンにニーハオと言われました。
もちろん無視。
UCRの初日のガイダンスで、スパイダーマンには気をつけろ!と厳しく言われていたし・・・。
本当にスパイダーマンがいるとは・・・。



午後からはSanta Monicaへ移動。



大陸を横断するこの道はアメリカ西部の発展を促進した重要な国道。
その終点がココです。



この先は太平洋で、ヨーロッパ側から見ると、ここは地の果て。
いまはリゾートビーチです。



First Penguinsもビーチでリラックス。



夕方にLA・Union StationからRiverside Downtown行きの列車へ。



LA・Downtownの高層ビル群が夕日を背景にそびえたっています。
長い1日も、もうじき終わり。



列車の中で爆睡したので、気が付いたらRiversideに到着でした。
みなさま、お疲れさまでした。






First Penguins Go to Loma Linda University Hospital

2017年08月20日 18時00分28秒 | First Penguin Stories
スペイン語で「美しい丘」という意味のLoma Linda.
ゆるやかな丘に広がるLoma Linda Universityのキャンパスは、その名のとおり、まぶしく輝くような明るさと気品に満ち溢れていた。

First Penguinたちは、全米で最新の医療を提供しているLoma Linda Universityの薬学部と附属病院を見学させていただいた。
ちなみに、スペースシャトルの宇宙飛行士たちが地球に戻ってきた後に、健康チェックを受ける病院がココ。
(↑エドさん談)



まず、Director of clinical pharm. のHamada先生から、アメリカの薬学教育システムの概略についてお話があった。
アメリカでは、4年のundergraduateの上に、Pharm. D.の4年があり、薬学部教育は合計8年が必要。
その上に、1年または2年間のレジデンシーがある。
レジデンシーの1年目は、病院や薬局での実務実習。
2年目は、心臓、ガン、小児科などの専門分野について実務実習の経験を積む。
アメリカ全国で、現在、2000のレジデンシー・プログラムがあり、そのうちLoma Linda大薬学部は16のプログラムがある。
これは、全米でトップ。
レジデンシープログラムは狭き門で、競争が激しい。



Pharm. D.教育は、実務実習に重点を置いているのがアメリカの薬学部の特徴。
1年生で5ケ月160時間をCVSやWelgreenなどの地域の薬局で実務実習。
1年目から実務実習を行うことは、日本の薬学教育では考えられない。
2年目は80時間の病院実習。
3年目は80時間の臨床実習。
4年目になると、6週づつ、6つの科で専門的な実習を行い、合計36週の実習がある。



このような厳しいカリキュラムで鍛えられる薬剤師は、その収入も高い。
薬剤師は、全米の高校生がつきたい職業の上位に位置する憧れの職業。
そのため、Loma Linda大薬学部の入試は厳しく、800~1000名の志願者に対し、入学が許可されるのは80名。
その75%が女性らしい。
薬学生の女性の比率は、日本よりもアメリカのほうが、ちょっと高いかも?

アメリカの薬剤師免許の試験は2つある。
全国テストと州のテスト。

全国テストは250問で、そのうち30問が当てはまる正解をすべて選ぶSelect all形式の問題。
これは、かなりキツイと思います。
この全国テストに加えて、カリフォルニア州の薬事法に関する90問の州テスト。
別の州で薬剤師として働くには、必ずこの州テストに合格する必要がある。



Loma Linda大の附属病院では、100人の薬剤師がいる。
テクニシャン、事務員、秘書などを加えた総スタッフ数は250名。
さすが全米で最高の医療を提供する病院だけあって、規模が日本の病院とケタ違い。
院外処方を扱う薬剤部と院内処方を扱う薬剤部は完全に分離している。
75~80%は院内処方で、この比率は全米一。

その全米一の病院の薬剤部を見せていただきました。
錠剤の自動調剤機です。
薬剤師の仕事はコンピューターにデータを打ち込み、機械が調剤した薬に間違いがないか、チェックすること。



注射薬のオーダーシステムも自動。
人間の手を必要としません。



機械ができない調剤業務は、テクニシャンが行います。
薬剤師の仕事は、テクニシャンが調剤した薬を監査すること。



ちなみに、テクニシャンは2年間のテク・スクール。
0.5~1年間の実務実習が必要です。



温度管理が厳しい薬剤も厳重な温度管理のもと、ストックされています。
万が一、停電になった場合は、自家発電に切り替わります。



電子カルテも薬剤師、看護師などすべての医療スタッフがアクセスできます。
面白いことに、Drug Informationに関しては、アメリカより日本のほうが普及しているようで、とても意外。
学生さんから、数多くのつっこみの質問が出て、Hamada先生もタジタジ。



Hamada先生のお爺さんは広島出身。
自分の名前の由来を知りたいので、Hamadaを漢字で書いてほしいとリクエスト。
学生さんがホワイトボードに書いた「浜田」の文字を撮影していました。
ちょっとお茶目。

とてもプロ意識が高く、かつフランクな先生。
いろいろと詳しく教えていただき、貴重な見学時間を過ごすことができました。



Loma Linda Universityの美しいキャンパスで記念撮影。



全米一の小児科を持つLLU病院。
長期入院の子供の家族が滞在できるRonald MacDonald Houseの前には、病気の子供を笑顔にするピエロが座っていた。
Keeping families with sick children close to each other。

このピエロにこめられた意味を知った時、奉仕する愛に満ちたLoma Linda Universityが、よりいっそう美しく輝いて見えました。


First Penguins Check American Prescription

2017年08月19日 13時43分27秒 | First Penguin Stories
今年の南カリフォルニアの気温はunusualらしい。
毎朝、8時45分にExtension CenterのPattioに集合するのだが、朝の空気はとても涼しい。
金沢の朝よりも、ずっとずっとすがすがしい。



プログラム4日目。
昨日までは、体が疲れているにもかかわらず、真夜中や早朝に突然目が覚めることがあった。
でも、今朝はみんなぐっすり眠れて、だんだんと朝がつらくなってきたと言う。
ようやく時差ボケが抜けてきた証拠だと思う。
時差は、3日我慢すれば、なんとかなる。



午前中は、Loma Linda大学薬学部で教鞭をとりSTATER BROS. SUPER Rx薬局の薬剤師であるAlan Chen 先生による薬学特別講義。
薬局を開設する際の法律、薬剤師、インターン、薬剤テクニシャンなどの業務分担、アメリカの薬剤師の業務、処方箋の取り扱いに関する講義。



Justinさんが通訳してくれたので、とても分かりやすい。



学生さんも、アメリカの薬剤師に興味しんしん。
処方箋やリフィルに関しては、日本とアメリカではかなり違う。
質問がたくさん出て、とても興味深い時間でした。



午後から、とても厳しいけれど、実は優しいLinda先生の英語の授業。
今日のスピーチのテーマは、Host Familyへのインタビュー。
出身はどこ、趣味はなに、人生で一番価値のあることはなに、どうして海外からの学生を受け入れるのですか・・・・・。
毎日、宿題がたくさん出て、First Penguinsたちは日本にいるときよりも勉強しているそうです。
頑張れ!



授業が終わってから、キャンパスの中をブラブラ歩いてUCRの植物園へ向かう。
キャンパスの入り口で記念撮影。



HUB(Highlander Union Building)にあるUCRの象徴的なランドマークで記念撮影。



マスコットのScotty君はペンキ塗りたてで、立ち入り禁止。



植物園まで広大なキャンパスの中をテクテク歩く。
Botanis Garden Driveを登って、Botanic Gaedenの入り口に到着。
ゲートが閉まっていて、何か様子が変。

何と17時で閉園だったらしい。
時計を見ると、17時15秒くらい。
タッチの差でアウト。

せっかくここまで来たので、ゲートの前で記念撮影して帰りました。


First Penguins Go to CVS

2017年08月18日 14時07分18秒 | First Penguin Stories
今日の午後は薬局訪問。
せっかく見学させてもらうのだから、積極的に質問をしましょう。
そうでなければ、興味がないと思われてしまう。

そこで、午前中は訪問先の薬局でどのような質問をしたらよいのか、徹底的にシュミレーション。
リンダ先生が学生の質問をひとつひとつチェック。
そして、そうゆう質問は英語でどう言ったらよいのか、丁寧に手直し。
根気と忍耐力を必要とする授業です。
リンダ先生の献身的な努力に頭が下がりました。



午前中の授業が終わると、すぐに薬局訪問へ出発。
Fontana市にあるショッピングセンターTagetの中にあるTarget CVS薬局の見学です。
CVS薬局が小売店のTarget内にあったTarget薬局を買収。
小売店のTargetの中にある薬局が、Target薬局からCVS薬局に。



アメリカでは、薬局薬剤師はhealth careに関するNo1 easiest accessです。
医師のアポイントメントをとって6週間も待たされたあげく、5分の診療でがっぽり高額な診療報酬をとられるアメリカ。
そこで、患者はまず、健康トラブルが発生した場合、医師ではなく、地域の薬局薬剤師に頼ります



Edoさんから薬局に併設されているClinicのPhysician-assistantの説明。
カリフォルニアの医師不足は深刻なため、Residencyを終えていないMedical D.が軽症の患者の治療などを行う。
Physician-assistantは、医師業務の95%をカバーできるらしい。
CVS薬局にもlinicが併設されていて、地域の医療に貢献しています。



まず、処方箋をdrop offで提出し、その後pick upで薬を受け取る。
カリフォルニア州法で、初回に薬の交付を受ける際には、必ず薬剤師は患者と面談しなければならない。
処方箋と言っても、60%がe-処方箋で、紙の処方箋は40%くらい。
処方箋の偽造を防ぐため、紙の処方箋がe-処方箋にかわりつつあるのがアメリカの薬局。
偽造処方箋で麻薬などを不正に取得する事例があり、日本とアメリカの社会の違いが、薬剤師業務の違いの原因になっている。



AmieeとChristineの2名が説明してくれました。
Christineは卒業後まだ数か月の新人薬剤師。
この薬局では、週に1,300枚の処方箋を2人の薬剤師と3人の薬剤助手で調剤してます。



アメリカの薬剤師は、8時間のコースを受けると、インフルエンザなどの予防注射の接種(Immunization)を行えます。
アレルギー薬のエピペンの指導、麻薬中毒患者の対応のためNALOXONEを打つトレーニングをするコースもあります。
麻薬中毒患者が多いアメリカならではのこと。
薬局内の隔離されたスペース(↓)で、これらの業務を行います。



カリフォルニア州法では、モールで買い物をする際に子供を車内に置き去りにすることは禁じられています。
処方薬を購入するときも、子供をいちいち抱いて薬局へ行かなければなりません。
そのような親子にとって、車から降りずに薬をゲットできるドライブスルー薬局は、とても助かります。

また、障害者や20 Mを徒歩であるくのも大変な老人にとっても、ドライブ・スルー薬局は存在価値があります。
超高齢化社会を迎える日本にも、今後このような薬局が出現するかもしれません。
もっとも、日本は土地代が高いので、ドライブスルー薬局はペイするかな?



薬剤師のAmieeさんは、国も大学も違うFirst Penguinsたちに、まるで自分の後輩に接するようにお話してくれました。
後輩というよりは、弟や妹に接するようにと言っても過言ではないくらい。
Amieeさんは、地域住民の健康と命を守る薬剤師の仕事が大好きです。
薬学を学ぶ私たちに、みなさんも自分の仕事を愛してね、と語ってくれた時、思わず涙がこぼれそうになりました。



First Penguinsたちが来春卒業した時、卒業証書を胸に抱いたFirst Penguinsのgroup photoを、笑顔が似合うAmieeさんにぜひとも送ってほしいものです。


















First Penguins have to do a home work

2017年08月16日 14時41分47秒 | First Penguin Stories
今日は午前から午後まで1日中、英語の授業。
学校でも英語。
ホームステイ先でも英語。
24時間英語漬けの生活です。
(日本では経験できない環境)

この授業の目的は、医療に関する英語のボキャブラリー、発音、リスニング、リーディング、ライティング、プレゼンスキルと医療に関する専門用語を学ぶこと。

本日は、明日の薬局訪問のマナーや質問対策を徹底的に鍛えられました。
アメリカの授業でよくあることですが、宿題もたっぷり。

1) Homestay Family Interview
2) Daily Journal
3) KWL-CVS site visit
4) Site Visit Questions

時差ボケによる睡魔に負けないで、頑張ってください。