高校野球の報道は、新聞とテレビにはいつの時代でもドル箱でしょう。
それがスター選手の誕生や、松坂大輔やイチローなどやがて大リーグに巣立つ名手の土台という意味もありますし、何より
PL学園や沖縄水産高校に代表される、奴隷制度のような学年階級社会
高野連という僕からすれば、何をしているのかよくわからない団体の管轄
という、スキャンダルと是正が明らかに必要なネタでさえ、金と視聴率と話題を生み出しますから。
僕はこれらを見ると、いつも
「プロサッカーがあってよかった」
「僕はプロに限らずサッカーに関心が持ててよかったよ」
と強く感じます。
高校野球のスターは、どんなに実力があっても完全に「学生」であり、プロ契約はできません。
しかしJリーグは、実力が認知されれば高校生でもプロ契約が可能ですし、アンダー17とアンダー20のカテゴリーを軸に、クラブと代表活動を兼任すらできます。
もちろん代表招集は学生でも可能ですし、高校野球と大学野球が常に日本であるのに対し、サッカーは
対国内、対アジア、対世界(欧州)という見解でプレイをする
実力があれば、日本でなくともプロ契約はできる
という面白さ、ありませんか。
三浦知良が18歳でサントスと契約したことは、これまでは例外でしたね。
ただJリーグができておよそ35年、若年層のプロ意識は各段に高まりだからこそ欧州各国は、日本市場と日本代表を無視できませんから。