MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

木の花の香り

2005年05月11日 | 季節
 スイミングスクールへ行く道にアカシアの花が咲いています。むせ返るほどの甘い香りで、この香りをかぐと小中学生の頃の通学路を思い出します。学校までの4キロの山道にアカシアの木がたくさん生えていて、初夏になると片道1時間の通学路の端から端までアカシアの香りがしました。
 日本にはアカシアという学名の花が何種類かあるそうです。(黄色くて可愛い花の「ミモザ」もアカシアの一種だとは知りませんでした。)私がアカシアと聞いて思い浮かべる通学路の初夏の花は「ハリエンジュ」という名前で、別名を「ニセアカシア」というそうです。藤の花をクリーム色にしたような可愛い房状の花です。ハリエンジュの葉っぱで「いろはにほへと.....」と遊んだ記憶もあります。(「自分が選んだ葉っぱがちぎられない方が勝ち」という遊びだったと思います。)

 花と言えば、初夏はドングリの花の季節なんだそうです。
 新緑の東山の裾あたりが最近薄い黄色に染まっているのを不思議に思っていたのですが、神社のお掃除のおじさんに聞いてみたら「栗の仲間の花だね。椎の木とかドングリとか......参道いっぱいに生えてるよ。花が落ちると掃除が大変なんだ」のこと。神社の参道を少し登ってみると生臭いような不思議なドングリの花の香りがしました。
 「花がなければ実もできない」のだから、花が咲くのは当たり前のことなんですけど、花を初めて意識しました。

(写真は大文字山です。山裾が黄色いのが分かるでしょうか?)
コメント (6)
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