大和かなしい夏

　平成二十二年五月（夏）場所（於・國技館）は五日目。何番か観た。

　　日本相撲協会「本場所情報」

　　銀河大角力協会


・幕下
　無双傑（東60）を送り出し、栃天晃（西58）が白星先行。この人をあと1回上位で見てみたい。
　宇映（西7）を下し、城ノ龍（東7）が3連勝。
　1年で十枚目も夢ではなかった碧山（西5）、琴禮（東4）に寄り切られて3連敗。
　魁聖（東2）が白星先行、宝富士（西2）は黒星先行。まだ先は長い。
　益荒海（東筆頭）を押し倒し、佐田の海（東5）3連勝。先場所は負け越したが、この位置ならまだ関取への望みはある。


・十枚目（十両）
　海鵬を突き出し、剣武（東下3）2勝目。海鵬は5日目で4敗目。今場所も苦しい日々。
　普天王に土を付け、新十枚目の松谷4勝目。
　霧の若は5連敗、清瀬海5連勝。
　大道5連勝。山本山は1勝4敗、このままでは大銀杏は…？


・幕内
　高見盛を引き落とし、北勝力は4勝目。
　玉乃島を寄り切り、嘉風も4勝目。
　木村山を叩き込み、若荒雄も4勝目。
　瀬川を寄り切り、霜鳳は5連勝。
　栃乃洋を上手投げで下し、猛虎浪4勝目。
　豪風を突き落とし、阿覧5連勝。
　土佐豊に寄り切られ、隠岐の海は5連敗。
　垣添を首投げで倒し、豪栄道白星先行。

　黒海に敗れ、朝赤龍に土。

　魁皇を寄り切り、栃ノ心は大関ばかり4勝目。これであとが続かなければどうしようもないが、日本人ではないので、二ケタは行けるでしょう。ただ、把瑠都を倒せなかったのが悔やまれる…。
　鶴竜を寄り切って、琴光喜2勝目。
　豊真将を寄り切って、琴欧洲4勝目。豊真将も、せいぜい中堅くらいが良いところなのだろうか。
　稀勢の里を首投げで下し、日馬富士は白星先行。3連勝から稀勢の里は連敗。今場所の日馬富士を倒せなかったのは、稀勢の里の力の“正体”が見えた。
　豊ノ島を寄り切って、把瑠都5連勝。今日はまずまず、まずは直接対決まで負けないことだ。

　琴奨菊をあっさり上手投げで転がして、まるで稽古の仕上げを本土俵で毎日やっているかのよう。白鵬5連勝。