銀河後悔日誌、つぶやき

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ない会社のこと

2008-04-02 23:35:02 | まんがの話題を中心に
 初芝電産の島専務が、五洋電機との経営統合後の新社長に内定した、という。

 島専務というのは、「週刊モーニング」連載の『専務 島耕作』という作品の登場人物。1983年に『課長~』が始まり、部長昇進で1回目の最終回。

 92年より『部長』が読み切りの後、連載。その後、『取締役』・『常務』と来て、2006年に『専務』が始まっている。


 今や「日本一有名なサラリーマン」とまで言われた、島耕作。
 その“昇進”に、全国紙が揃って記事を出す“ニュース”となった。

 全国紙三紙は、三紙三様だったが、いずれも社会面に掲載。
 “大朝日”は「大手家電メーカーの初芝電産の…」と、普通の記事のよう。島のイラストがなければ、事情を知らない人にとっては勘違いしそうだ。
 読売新聞は、「新社長に島氏」と題し、通常の新社長のように、顔写真(…の代わりにイラスト)と、略歴。ただし、通常の最終学歴からではなく、「70年初芝電産入社、83年宣伝課長、92年総合宣伝部長、99年子会社出向…」と、役員昇進前の略歴から載っている。
 毎日新聞は他社とは異なり、“その他のニュース”扱い。

 いずれも、経済面には載っていない…のは当たり前か。


 長い作品だけあって、登場人物も数多い。初芝電産の重役だけでも、『課長』は未読なので良く知らないが、『課長』の最後で、島がただ一人尊敬する上司である中沢取締役(最も新任)が35人抜きで新社長に就任。『部長』に入って、中沢社長が勇退し、万亀新社長に交代。のち中沢相談役が急逝。

 島はワイン醸造の会社へ出向。のち音楽会社へ移る。万亀社長より、初芝本社へ取締役就任で復帰を打診されるが、業績不振で万亀社長が失脚し、岡林副社長に交代したため、福岡の子会社へ左遷(課長時代の部下が社長を務める)。
 大泉会長が病気勇退のため、万亀相談役が会長に就任。岡林社長も業績回復ならず、熾烈な派閥争いを勝ち抜き、勝木新社長が就任(前社長)。島は取締役に就任し、初芝本社に復帰する。ここで、郡山現社長が取締役として登場した。

 順当に常務に就任し、勝木社長が病気により退任したため、郡山専務が社長に就任(勝木相談役は先週発売号で死去)。島は後任の専務に就任。
 ライバル会社の五洋電機が韓国メーカーソムサンの敵対的TOBに遭ったが、島が主導し、初芝がホワイトナイトとして買収に成功。

 郡山社長は、自らが招いた役員がソムサンと通じていた責任を取り、辞任を表明。そして…。


 社長に就任してしまうと、『会長』や『相談役』として続かないよねえ!?

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