akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

ヒロシマナガサキ

2007-07-13 | 映画・芸術・エンターテインメント
ヒロシマナガサキ、試写会に伺いました。
7月28日から岩波ホールでロードショーです。とにかく、観て下さい。

アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞に輝いたスティーヴン・オカザキ監督が、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー映画です。
被爆者14人の証言、原爆の深い傷を心と体に負いながら、それでも必死で生きてきた人々の言葉は深く胸に刺さります。

戦争体験者が高齢化し、戦争の記憶、原爆の記憶がどんどん風化していく中で、今一度、被爆を見つめてほしい。今伝えなければ。監督はせきたてられるように被爆者への取材を重ね、貴重な記録映像や原爆に関与したアメリカ人の証言も交えて、作品を構成しました。
アメリカでは「原爆投下が戦争を早期に終わらせた。正しかった」という認識がいまだに強いのが実情です。でも、戦後、日本人や日本を支えてくれた多くのアメリカ人がいたこともまた事実で、原爆被害を様々な角度から真摯で確かな目で描いています。

日本でも、原爆が投下された日の事も、終戦の日も知らない若者が増えています。
でも、平和に思えるこの現在の世界には、ヒロシマに落とされた原子爆弾の40万個分の核兵器があるといいます。地球が滅亡するのに充分足りる量です

核兵器も戦力保持も永久に放棄したことは日本の誇りで、本当は世界中が核や戦争の脅威から脱却しなくてはいけないはずです。

ヒロシマナガサキ』は、広島に原爆が投下された8月6日に、全米に向けてテレビ放映されます。きっとこれを観たアメリカ人の原爆への認識は変わるでしょう。
日本でも、この夏、中学生高校生も含め、本当に多くの人に観てほしいと思います。どうぞ、周りに声をかけ、映画館へ、上映会へ、駆け付けて下さい。学校での上映会も行われるといいのですが。
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