今日は第76回毎日映画コンクールの表彰式へ。
コロナ禍だったけれど2021年に劇場公開された日本映画は非常にクオリティが高く、豊作の年だったという全体の評価。
日本映画大賞『ドライブ・マイ・カー』
日本映画優秀賞『すばらしき世界』
監督、俳優、スタッフ、受章者それぞれの挨拶を直に聞けるのは刺激になります
田中絹代賞に宮本信子さん、
特別賞に岩波ホール。
「先代は、お金のことは気にせずにいい仕事をすればいいと言っていましたが、時代が変わりました」
単館系ミニシアターの先駆けとして65ヵ国地域の名作映画を上映してきた歴史の重み。
会場いっぱいの感謝の拍手でした。
昨日はシアタークリエの舞台『SLAPSTICKS』(作ケラリーノ・サンドロビッチ)を観劇。
サイレント映画のスラップスティックコメディ全盛期、ハリウッドで起きた大スターロスコー・アーバックルの衝撃的事件。
それを軸に、身体を張って喜劇映画を作っていた役者や監督たちの情熱や葛藤が描かれた作品。
私も活弁上映したサイレント作品たちのハイライトシーン映像が効果的に編集、投影されていて、映像の使い方や舞台装置、転換がとても面白かったです。
この舞台をきっかけにサイレント映画に興味を持って下さる方もいることでしょう。
昨日は喜劇映画研究会の新野敏也さんと俳優4人のトークショー付きで楽しませて頂きました。
シアタークリエでの公演は2月17日までです。
3月6日(日)の一宮庵は、齋藤寅次郎監督の昭和36年の作品『私は嘘は申しません』。
松原六郎さんやデンスケさんらが出演、早口でまくしたてるナンセンスコメディ。
高度成長期、国民的流行語にもなった「私は嘘は申しません」。
所得倍増計画を打ち出した池田勇人総理大臣の発言と、所得も物価も倍増する当時の世相を風刺した寅次郎監督ならではの一作です。
聞き取りにくいセリフも、日本語字幕で。
早い展開を、ライブでナビゲート。
なかなかハードルの高い作業ですが、寅次郎監督宅で、皆さんと存分に寅次郎作品を楽しみたいと思います。
美味しいお弁当とお飲み物付き。
コロナ感染者、落ち着いてくれますように!!
◆3月6日(日)<一宮庵で寅次郎映画と会席の夕べ>
喜劇の神様斎藤寅次郎監督のご自宅である茶懐石の一宮庵で、映画と語りとお食事を楽しむ会です。
『私は嘘を申しません』(1961年 斎藤寅次郎監督)
弁士 佐々木亜希子(ライブ映画説明)
昼の部 12:30開場 13:00~16:00
夜の部 17:00開場 17:30~20:00
料金6000円(お弁当・飲み物付き)
【申込み】伝統話芸を学ぶ会 斎藤文恵
03-3484-5878
ワイ・プランニング info@mokuren.gr.jp