






18日の早稲田大学演劇映像学連携研究拠点・国立映画アーカイブ共催「映画と義太夫――義太夫出語り上映を再現する」非常に興味深い試みでした。
大正期には義太夫の語りを前提とした無声映画「義太夫物」が作られ、義太夫出語り上映が人気を博していたということで、
当時の上映形態に迫ろうと『旧劇 太閤記十段目 尼崎の場』と『朝顔日記』を、浄瑠璃竹本京之助、三味線鶴澤津賀寿氏で上演。
札幌の映画館で
作品に合わせての義太夫出語り上映のご苦労話や、当時の上映へのアプローチはとても意義深いものでした。
歌舞伎をそのままフィックスで撮影したような大正期の映像、弁士の語りを前提にしたものと違って、義太夫がたっぷり謡いあげられるようなシーンになっているのがとても特徴的。
義太夫の語りや、語られる物語に、庶民がかなり馴染んでいて、すんなり楽しめたのだろうと思います。
今の若者がこれを楽しむのはなかなかハードルが高いかもしれませんが、日本の語り物×映画文化を検証し、伝えていくのはやっぱり面白いですね。
「旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の場」(国立映画アーカイブ所蔵)
今日は、来週の活弁シネマライブ、グリフィス監督『嵐の孤児』のリハーサルをしました。
フランス革命からその後のロベスピエール恐怖政治まで、グリフィス節が冴えています。
今年のグリフィス特集も、これで一区切り、ぜひ観てほしい一作です!
永田雅代さんの演奏も、本番さらに楽しみ。
私もブラッシュアップを。
ホームページ開設となりました。
ご来場お待ちしています。
https://bacchus-tokyo.com/12213/
今日はその後、NPO法人ビーマップの総会・理事会・定例会。
久しぶりにリモートではなく、会議室に集合して。やはり顔を合わせてあれこれ話すのが大事。
意見もたくさんでるし、みんなで問題意識を共有して納得のいく最善を考えられる。
5月30日(金)の、ペルー・コロンビア巡回活弁公演の報告&上映会、日本初、コロンビアのサイレント映画の活弁もご披露できることになりました!
3月にスペイン語の原作小説と格闘しつつ台本を書いた『Aura o las vioretas』。
今回、日本でも上演できることになり、本当に嬉しいです!
シネマテカ・デ・ボゴタや大使館はじめ、たくさんの方の応援、ご協力があってロスアンデス大学日本センターでも上演ができ、
導かれるような奇蹟的な経験もさせていただきました。
永田さんとペルー映画祭主催の長沢くんと、写真や動画を見ていただきながらトークします。
ご都合つく方、ぜひ。
飲んだり食べたりしながらお聞きいただき、楽しいひとときをご一緒に!!