28日、アースデー*カフェでの『世界の心』、寒い中ありがとうございました。
日中はけっこうお天気よかったのに、やっぱり日が暮れると寒かったですね~。野外テントということもあって…。作品も戦争ものでシリアスなのに、あの寒さ、しかも長い。語ってる私よりきっと観ていた皆さんの体は冷えたはずで、風邪などひかなかったかと心配です。
この『世界の心』、第一次世界大戦の戦場にカメラを入れ撮影した映像がたくさん使われていて、主人公のロマンスを軸としたストーリー展開とはまた別の、歴史的な価値を持つ興味深い作品です。製作の経緯上連合国軍側からの一方的なドイツ批判の視点であることは否めませんが、その戦いがどんなものだったかを見せてくれ考えさせてくれます。
戦いの経緯、兵器や塹壕の様子、軍服など、この作品の映像を理解し、説明(語り)を入れるのに、「ビジュアル博物館ー第一次世界大戦」(発行:同朋舎/発売:角川書店)が非常に参考になりました。
サイレント映画の時代の映像表現の進歩はめざましいものがあり、1900年代、1910年代、20年代の作品では格段の差があります。
1918年のこの作品は、まだまだクローズアップによる人物の心理描写なども少なく、物語を映像でじっくり味わえるところまで行きません。作品のテーマのせいもありますが、字幕による説明が非常に多く、その字幕に合わせて次々にシーンが変わります。どちらかというと動くスライド映像、といった感じで、まさに「活動写真」です。
だからこそ、語り付きでこの作品を観るというのは、貴重な機会だったと思います。作品自体なかなか上映の機会がないですし、その作品を、一応何度も繰り返し観た活動弁士というナビゲータ-が、声と言葉を駆使し、ドラマとして、歴史映像として、再創造するのですから。
『世界の心』は、グリフィス監督、リリアン・ギッシュ主演『国民の創世』『イントレランス』とともに、グリフィスの三大記念作品といわれる作品です(このニ作ほどの知名度はありませんが)。終演後、お客さまに他のニ作もぜひやってほしいと声をかけていただいたこと、非常に光栄に思っています。
またどこかで上演の機会があったら御覧いただきたいと思います。
日中はけっこうお天気よかったのに、やっぱり日が暮れると寒かったですね~。野外テントということもあって…。作品も戦争ものでシリアスなのに、あの寒さ、しかも長い。語ってる私よりきっと観ていた皆さんの体は冷えたはずで、風邪などひかなかったかと心配です。
この『世界の心』、第一次世界大戦の戦場にカメラを入れ撮影した映像がたくさん使われていて、主人公のロマンスを軸としたストーリー展開とはまた別の、歴史的な価値を持つ興味深い作品です。製作の経緯上連合国軍側からの一方的なドイツ批判の視点であることは否めませんが、その戦いがどんなものだったかを見せてくれ考えさせてくれます。
戦いの経緯、兵器や塹壕の様子、軍服など、この作品の映像を理解し、説明(語り)を入れるのに、「ビジュアル博物館ー第一次世界大戦」(発行:同朋舎/発売:角川書店)が非常に参考になりました。
サイレント映画の時代の映像表現の進歩はめざましいものがあり、1900年代、1910年代、20年代の作品では格段の差があります。
1918年のこの作品は、まだまだクローズアップによる人物の心理描写なども少なく、物語を映像でじっくり味わえるところまで行きません。作品のテーマのせいもありますが、字幕による説明が非常に多く、その字幕に合わせて次々にシーンが変わります。どちらかというと動くスライド映像、といった感じで、まさに「活動写真」です。
だからこそ、語り付きでこの作品を観るというのは、貴重な機会だったと思います。作品自体なかなか上映の機会がないですし、その作品を、一応何度も繰り返し観た活動弁士というナビゲータ-が、声と言葉を駆使し、ドラマとして、歴史映像として、再創造するのですから。
『世界の心』は、グリフィス監督、リリアン・ギッシュ主演『国民の創世』『イントレランス』とともに、グリフィスの三大記念作品といわれる作品です(このニ作ほどの知名度はありませんが)。終演後、お客さまに他のニ作もぜひやってほしいと声をかけていただいたこと、非常に光栄に思っています。
またどこかで上演の機会があったら御覧いただきたいと思います。