akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

「響きの万華鏡」

2008-05-31 | 映画・芸術・エンターテインメント
目白バ・ロック音楽祭2008のチェンバロ・リサイタル「響きの万華鏡~へクサコード・ファンタジア」へ。会場は目白聖公会。渡邊孝さんの奏でるチェンバロの響きに酔うこと一時間半。最初はチェンバロのみじゃ飽きるかしらと思っていましたが、目を閉じて聴くうちに、音楽が時空を超えた旅に誘ってくれました。
何度かの輪廻転生のうち、どこかの過去世で、こうした音楽を日常に聴いた人生があったかもしれません。そんなヨーロッパの風景、ある人間の人生をまるで走馬灯のように楽しみながら、贅沢で不思議な時間を過ごしました。

目白聖公会の礼拝堂はとても素敵でした。とくにステンドグラスはとても美しかった。場所の持つ空気と音楽がマッチしているから酔えるのです。ちなみに私が6月13日に公演するのは講堂です。普段から自由に見学できるという礼拝堂、せっかくなので当日ご覧いただけたらいいのですが。
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目白バ・ロック音楽祭2008開幕

2008-05-30 | 映画・芸術・エンターテインメント
目白バ・ロック音楽祭2008がスタート。
私もこの音楽祭の期間中に、目白聖公会で活弁公演をさせていただくことになっており、目白界隈の関連イベントとして位置づけていただいています。
今日は自由学園明日館でのNECアートフォーラムとオープニングパーティに参加。「日本の音楽祭、大集合」と題したフォーラムでは、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのエグゼクティブプロデューサー、仙台クラシックフェスティバルのプロデューサー、福岡18世紀音楽祭協会の事務局長が、それぞれの音楽祭の成功までの道のりと今後の課題をレポート、その後目白バ・ロック音楽祭のプロデューサーも含め、パネルディスカッションがありました。

GW期間中に開催されたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭などは、東京国際フォーラムや丸の内周辺を会場に、100万人の来場者があったとか。東京の中心地だからこそですが、クラシック音楽祭にこれだけの来場者があるのは主催者側も驚くほどの定着ぶりです。
仙台クラシックフェスティバルは「せんくら」を愛称に、101の公演を、すべて1000円という料金で楽しめるように設定しています。1公演45分。朝から晩まで、好きなものを好きなだけチョイスして、コンサートのはしごを楽しんでくださいという斬新な企画で、アーティストの幅も広く魅力的です。
福岡古楽音楽祭は、もともとは、熊本の小国町で古楽好きが集まってこじんまりスタートした音楽祭。それが10年続き、その間、大きくなった映画祭は舞台を福岡に移し、全国から古楽ファンが集まる九州の代表する音楽祭になりました。行政主導で始まったものではなく、10年前からの古楽好きボランティアスタッフがほとんど辞めずにいまだに支え続けているので、運営はわりとスムーズだといいます。

地元の目白バ・ロック音楽祭は今年まだ4年目を迎えたばかり。プロデューサーいわく「目白は山手線の駅の中でも2番目に乗降客が少なく、大型開発も入っていない、東京の田舎、都心にある避暑地なんです。緑も多く、明治、大正、昭和初期の名建築が残っている。古く美しい洋風建築物を会場に、バロック音楽を楽しむ。場に、人が集い、ロックな精神が生まれる。そういう意味でバ・ロック音楽祭なんです」なるほど。
私もこの、目白、下落合の街が大好きです。6月15日まで、目白界隈の会場でさまざまな演奏会が催されます。梅雨時期ではありますが…ぜひ都心の避暑地へ、いらして下さい。

夜は、イプセンの『人形の家』を現代能の舞台にした『ふたりのノーラ』を観劇。能と現代劇の融合…なのですが、日本人としては、正直、能にする必要性が感じられず…。初めから海外公演を視野に入れた舞台で、イプセンの故国ノルウェーを始め北欧では非常にうけたようです。「日本」の演劇として「能」の方が海外では受け入れられやすいですから。面白い試みとは思いつつ、やはり私は、能は能、現代劇は現代劇の方で自然に楽しみたいという気がしました。
その後のプロデューサーや演出家の方々との打ち上げの方が非常に興味深く。勉強させていただきました。
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戦後記録映画選集ー「日本の象徴」

2008-05-29 | 映画・芸術・エンターテインメント
フィルムセンターの、特集「発掘された映画たち2008」。「戦後記録映画選集」を観た。短編記録映画が5つ。
現在のフィルムセンターの場所に1952年開館した当初の「国立近代美術館 記録第1集」、デンマーク体操をするブルマーの女学生たちの姿がひたすら映されている「美の誕生」、1949年に横浜で開催された日本貿易博覧会の記録「貿易まつり」、戦後日本における人間天皇の魅力を紹介した「日本の象徴」、戦争末期に呉沖で沈没し戦後海底から引き上げられた戦標船の輸送タンカーへの修復作業を記録した「さばん丸完成」。

お目当ては「日本の象徴」(1950)。徳川夢声がナレーションを担当している。内容もこれが一番面白かった。終戦から5年。昭和天皇の国民への労いと励ましの全国行脚は、どこでも熱狂的な歓迎を受けた。どんな民に対しても驕ることなく、傍へ寄り、丁寧に同じ人間として声をかける。その姿勢と表情に天皇の人間性が出ていた。多くの国民が彼を現人神として崇め戦に散ったことを思えば責任がないとは決して言えないが、彼自身どれだけ戦争に心を痛めたことか。そう思わせる人物だったからこそ、戦後も天皇は国民に象徴として慕われ続けたんだろう。作品後半は、昭和天皇の「有能な学者としての顔」を紹介。海辺で生物を採取し調査する天皇の生き生きした姿が映し出される。すでにその当時で彼の発見した生物は200余に上っていたとか。映画『太陽』を思い出しながら興味深く観た。

徳川夢声さんのナレーションは、他の作品のナレーションとは明らかに違う。声、調子。言葉と文章(おそらくナレーション原稿も夢声さんの手が入っている)、間、緩急。現代のテレビのナレーションで、読点で1秒や2秒「ス」になったら、「つっかえたからもう一度」録り直しである。そのくらいの間が、彼の場合、観客をひきつける絶妙な語りの一翼をになっている。しゃべるところはしゃべる。ぐいっと引き込む。引き込んだら、しゃべらずに見せるところは見せる。夢声さんの語りにまた学びつつ、精進せねばと思うのでした。

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えいがのじかん

2008-05-28 | 映画・芸術・エンターテインメント
今年3月に行われた子どもの映画制作ワークショップ『えいがのじかん』。その、仕上がった作品とメイキング、ワークショップの様子を収録編集したDVDが届きました。
東京フィルメックス映画祭の事務局が中心になって開催されたもので、私はワークショップ自体には参加していませんが、DVDのナレーションを担当させていただきました。

子どもたちが中江裕司監督から与えられたテーマは「愛」。「え~~!!」と最初は騒ぎつつ、ドキュメンタリー班とドラマ班に分かれ、限られた日数の中で協力しながら作品を作りました。内容と役割を決め、撮り方を学び、ロケをして、撮ってきたものを見返して編集する。そして、最後の映画館でのお客さんを入れての上映会まで、わくわくドキドキの制作過程が記録されています。子どもたちの撮った映像はブレていたり切れていたりしたけれど、それぞれの愛が映し出されていて、みんないろんなことを学んだようでした。

子どもたちへの映画を通した教育も、さまざまな形で広がってきています。ナレーションを入れながら、こんな素敵な体験ができる子どもたちがうらやましいくらいでした。映画を好きになること≒人間を好きになること、ならいいなあと思います
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BYFALライブ

2008-05-27 | 映画・芸術・エンターテインメント
いつも活弁公演でご一緒しているFEBOの二人が参加する(というより小沢さんが中心になって結成した)バンド「BYFAL」のライブに、高円寺JIROKICHIへ行ってきました。腕利きのミュージシャン8人で編成されたサウンドは、パワフルで、全員のエネルギーと楽しさがひしひしと伝わるステージでした。

BYFALの前にちんどんブラス金魚のステージがあり、これがまた非常に楽しかった。昭和のチンドンとピストルバルブ並のブラスーサックス、トロンボーン、チューバが相まった、独特の、癖になるサウンドでした。派手な風貌もステージを盛り上げておりました。

BYFALのメンバーに上々颱風の西村直樹さんがいることもあり、上々颱風のメンバーも何人か来ていて、同郷、酒田出身の白崎映美さんを紹介いただきました。
いきなりの庄内弁丸出しのローカルトーク。「さがだのどごだ?」「鳥海だ~」「うわ、いながだ!」「白崎さんは何中ですか?」「おら一中だもの」花街を擁する、昔もっとも栄えた酒田市の中心であります。私は農村部。

FEBOの小沢あきさん永田雅代さんとは、また6月13日(金)の【佐々木亜希子の活弁シネマナイト@目白聖公会】で御一緒します。
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『靖国』

2008-05-22 | 映画・芸術・エンターテインメント
『靖国』を観てきました。

ドキュメンタリー映画というのは、わりと作り手、監督の主張が全面に出るものですが、この『靖国』は、あまり監督の主張を感じない作品です。
そのかわり、映し出される人々は激しく様々な主張をしています。そしてカメラは執拗に彼らを追いかけていました。「それはもっとも」と思えるものもあれば、「こうした日本人が大半だと思われたくない」という暴挙も。8月15日、靖国参拝へ行かない人は、その日に、その場所がどのような状態になっているのか、どんな空気に包まれているのかを知りません。さまざまな立場の人々のそれぞれの主張を見せ、今の「靖国」を考えるきっかけを与えている映画だと思います。



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やぐちひとり(C)#58

2008-05-20 | 映画・芸術・エンターテインメント
今夜20日放送の『やぐちひとり(C)』ではDVDになった『CSI:ニューヨーク シーズン2』をご紹介。犯罪多発地域のNYで、難解な事件に科学捜査班が立ち向かいます。番組では、日常生活の中で上手にマイルを貯める術や超お得な割引航空券を紹介、お得情報満載です。

藤沢周平原作、海坂藩を舞台として故郷鶴岡でロケが行われた映画『山桜』。これは劇場へ観に行かなくては。

1985年の筑波研究学園都市で開催された『つくば博』がDVDに。「鉄腕アトム」や「メトロポリス」など未来を描き続けた手塚治虫さんの姿もあります。手塚治虫さんの漫画といえば「ブラックジャック」「シュマリ」もいいですね…。23年前の万博、懐かしい映像がいっぱい。当時描いていた未来はどれくらい現実になったんでしょうかね。

そして、もう一つご紹介は、最近『隠し砦の三悪人』『椿三十郎』など次々とリメイクされている黒澤作品。7作がDVDでリリースです。世界の黒澤の代表作、持っておいて損はないはず…。
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北区子ども弁士教室

2008-05-18 | 活弁
今年度、4月から第1、第3日曜日も開催することになった北区の子ども弁士教室。
昨年度までと同じように、第2、第4の土曜日は一年間の課題作品の活弁に取り組んでいますが、日曜日はもっと幅広く、表現力を磨く訓練をしたり、様々な映画を観ながら知ること感じることを大事にした教室にしていこうと思っています。
「チャップリンが好き!」という子も何人かいるので、先日はチャップリンについて、今日はバスター・キートンについて話しました。楽しそうに聞いてくれていましたが。
映画から学べるもの、成長に役立つことはたくさんあります。なにか彼らの身になってくれたらと願いつつ。
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インド映画『音楽サロン』

2008-05-17 | 映画・芸術・エンターテインメント
銀座メゾンエルメスのル・ステュディオでの上映会に伺った。エルメスの現在のモードテーマがインドということで、今回の上映プログラムはインド映画『音楽サロン』(1958)。
1920年代、社会の変化著しいインドを舞台に、没落していく大地主と、新興富裕層である成金商人がプライドをかけ音楽会を催す。自宅に音楽サロンを持ち、パトロンとして音楽家や踊り子を呼び、大勢の客を招いてもてなすー。これが権威の象徴であるが、土地も財力もほとんど失った大地主にはサロンの維持は難しくなっていく。

監督・脚本はサタジット・レイ。黒澤明監督に傾倒し影響中にも影響が見られる。
この作品は、インド映画芸術の代表作の一つとして、プレスの絶賛を浴びたらしいが、私はあまり好きではなかった。もちろん、作品の価値や面白さはストーリーや感動だけにあるわけではないので、階級制度の崩壊、旧地主階級の大邸宅の様子などは興味深く観たが。それから、全体の3分の1くらいだったろうか…音楽シーンが長いのはインド映画ならでは。シタールやタブラの音が心地よく、歌、舞踊と、サロンでのインド音楽は堪能できた。

それにしても、さすがエルメス。10階の「ル・ステュディオ」は40席のプライベートシネマ。普段あまりお目にかかれないレアなフィルムを毎週土曜日、完全予約制・入場無料で上映している。「音楽サロン」ならぬ「上映サロン」は、とても贅沢な空間と時間を提供してくれていました。
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永遠のジェームス・ディーン

2008-05-14 | 映画・芸術・エンターテインメント
文祥堂フォーラムに行ってみました。本日のテーマは「永遠のジェームス・ディーン〜天才俳優が駆け抜けた青春、24年の軌跡を辿る〜」
往年の映画ファンで定員の2倍は来ていたでしょうか…。

講師は岡茂光氏。ソフトな口調で、ジェームス・ディーンの人生、魅力を語ってくださいました。私自身はそれほどジェームス・ディーンファンなわけではありませんが、当時のハリウッドの話、岡氏の独自の視点などとても興味深く拝聴しました。
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ぐるりのこと。試写会

2008-05-08 | 映画・芸術・エンターテインメント
ぐるりのこと。の試写会へ伺いました。
上映前に、橋口亮輔監督、主演のリリー・フランキー、木村多江さんのトークあり。橋口監督にとっては、数々の映画賞を受賞し52カ国を超える世界公開で話題になった『ハッシュ!』
(02)以来6年ぶりの作品。マイノリティであるゲイの世界を中心に据えて描かれた『ハッシュ』も常識や偏見を揺さぶりシリアスとコミカルを巧みに織り交ぜた絶妙な作品でしたが、『ハッシュ!』の後鬱になった自身の経験を反映させたという今回の『ぐるりのこと。』も、とてもいい映画でした。

トークの中でリリー・フランキーさんが「本当にいい作品を作る天才といわれるような人は、とてもしつこい。自分の納得いくまで追求する。いいものづくりを、改めて橋口監督に学ばせてもらいました」と仰っていましたが、確かに。チャップリンや黒澤、溝口、小津…、「しつこさ」は数々の名作を生んでいます。

リリーさん、その妻を演じる木村多江さん、とてもよかった。脇を固める俳優たちもベテラン揃いで、見ごたえがありました。自然に交わされる何気ないセリフが、とても面白く、また、法廷画家を主人公にしていることで90年代に起きたさまざまな犯罪や社会現象が描かれていて、10年間を振り返りつつ惹き込まれていく作品です。6月7日から公開です。ぜひご覧ください。
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映画『靖国』へ行くが…

2008-05-07 | 映画・芸術・エンターテインメント
非常に人によって感じ方の違う作品のようなので、どんなものかと話題の映画『靖国』を観にシネ・アミューズへ行くが…甘かった。
すでに完売、入れなかった。
多少空いてきた頃に行くことにしよう。

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