akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

6月から北区で「子ども弁士教室」!

2006-05-30 | 活弁
北区文化振興財団の主催で、6月から北区子ども文化教室「弁士教室」が開催されます。
私、子どもたちの講師を務めます。
毎月第2、第4土曜日午前10時~12時、対象は北区在住小学4年~中学生です。
会場は 滝野川西ふれあい館。期間は1年間ということですが、おそらくやってみたい体験してみたいという子どもたちは随時歓迎、だと思います。

この体験は非常に面白いと思います。少人数でみっちり。台本つくりもやれて、声優もやれて、ナレーションもやれる。やってみた子どもは自分で考え、言葉を探し、セリフをつけ、演じる面白さを体験しながらいろいろなことを発見してくれるでしょう。
去年12月の岐阜県可児市での弁士体験ワークショップは私にとっても新鮮な体験でした。
今回は長期間なので、「毎回サプライズ」を忘れないようにしたいと思います。

ここのところ、酒田のことばかり書いていて恐縮ですが、北区は酒田と姉妹交流都市です。
いつか子どもたちの文化交流などにも役立てたら楽しいなあといろいろ夢を膨らませております。

http://www.mokuren.gr.jp/kodomo-0605cm.html
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茅ヶ崎訪問

2006-05-29 | 活弁
今日は茅ヶ崎をあちらこちら訪問させていただきました。
6月21日(水)の茅ヶ崎市民会館公演に向けて、たくさんの方々に応援、御尽力いただき、本当に有り難く、感謝しております。

今日は天気もよく、いい風で、茅ヶ崎海岸にはサーフィンを楽しむ人たちの姿。
いろいろな方とお会いできて、公演がとても楽しみになりました。
若い人たちも含め、小津監督に対しては皆さん大なり小なり思い入れがあるので、「小津映画や、小津監督が影響を受けた作品を、こんなふうに楽しめるっていいもんだねえ!」と思ってもらえる公演にしたいと思います。

茅ヶ崎出身のミュージシャンといえば、サザン。縁のある人が多いのは当たり前なのですが、うちのマネージャーさんも昔縁があり、今日も道々サザンの話で盛り上がりつつ。
皆様、当日まで、いろいろとお世話になります。どうぞ宜しくお願いいたします。

ところで、
6月3日(土)には、茅ヶ崎館を会場に、シンポジウム「茅ヶ崎と松」が行われるようです。
茅ヶ崎市では、今年に入って、茅ヶ崎海岸の高層マンション建設が中止になりました。茅ヶ崎の景観を愛する人々や環境への影響を憂慮する人々の熱意だったと思います。
今回のシンポジウムは、茅ヶ崎の景観資源「松林」の価値を、歴史と文化、環境などの側面から考察しつつ、これからの保全と利用を考えようというもの。
私のふるさと酒田は、松林があったからこそ、苦労して植林をした先達がいたからこそ、日本海から吹き付ける風と砂による被害から免れ、農業も生活もできた土地でした。枯れ行く松林、防風林を保護していかなければという地元の方々の活動は今も続いています。
茅ヶ崎海岸の松林の景観も美しいですし、松の木がきれいに手入れされた庭が多く、それは歩いていて気持ちのいい理由でもあります。茅ヶ崎はとても好きな町ですし、魅力的な町であり続けてほしいと思います。

▼シンポジウム「茅ヶ崎と松」 6月3日(土)午後1時半~
基調公演「松と中世」 五味文彦氏(放送大学教授/前東京大学教授)
パネルディスカッション 茅ヶ崎美術館館長はじめ日本画家、建築家、文筆家など多彩
参加費800円
懇親会1000円(同会場、茅ヶ崎館にて)
会場・問い合わせ 茅ヶ崎館info@chigasakikan.co.jp
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酒田東同期の歓迎会&壮行会

2006-05-27 | 酒田・庄内・山形
昼は東京亀城会(酒田東高校同窓会)の理事会に出席し、その後、同期8人で飲み会。東京理科大から東北大学へ、講師として移る庄司くんの壮行会と、酒田市役所から山形県庁東京事務所に出向となった小林くんの歓迎会を兼ねて。

飲みました。しゃべりました。庄内弁。で、笑いました。かなり。
高校時代はあんまりつきあいのなかった面子も、記憶をたぐりよせるように「何年の時何組で…何部で…」「ああ!じゃあ、××ど一緒だった?」というかんじ。

庄司くん、仙台引っ越し前日におつかれさま。
仙台行っても研究、講師、がんばって下さい。
サッカー部の、一晃と聡くんも卒業以来でずいぶん盛り上がっていました。
「一晃、おめ、変わてねの~!!」
いやいや、聡くんの細い目も、一晃と同じくらい変わっていません。
「あれ、一晃って、最後までサッカー部さいっだんねけが?おめ、途中でやめだんが?」
「なに、覚えでねなや! みんなだあんまり練習しねさげやめだんじゃん!」
あまりに一晃の印象が強かったからか、聡くんは一晃が途中で不真面目な部員に愛想を尽かして部をやめたことも覚えていなかった…。「俺、マネさんのブログ、読んでだよ。一晃のごども書いっだけの」って、自分で言っておきながら

自ら「天然」と称すヤツが多い同期たち、ボケとツッコミのオンパレード。みんなけっこういい企業の中堅になっているのですが…ひたすら笑わせてもらいました。みんなの、ぐしゃぐしゃの笑顔で肩をくんでいる姿や、お世話になった先生の思い出や、今でも繋がってる友人たちの話をする楽しそうな顔を見ていて、本当に嬉しくなりました。いつもお膳立てしてもらってばかりの私なので頼りない幹事でしたが。
仕事帰りにかけつけてくれた人もいるし、子どもが小学校や幼稚園に入っていて、PTAの活動もあるし、地域のつきあいもあるし、家族と過ごす大事な時間だし、パパさんたちには普段忙しい土曜日なのに、ありがとう。
来れなかった人たちからも近況が送られてきて、嬉しかったです。

卒業するともうちりぢりバラバラで、どこで何をしているかわからない人のほうが多いのですが、いつか、年輩の先輩たちのように、大人数で集れたら楽しいなあと思います。
「今度は全体で盛大にやろぜ!」と盛り上がっていましたが、その際は、山科幹事、佐藤補佐でぜひ宜しくお願いします

ちなみに、小林君は、酒田市への企業誘致担当で山形県東京事務所へ出向しています。
酒田はいいところです。庄内の風土や良さを理解し大事につつ企業展開を考えてくれる方が増えてくれることを願います。
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逆さ鳥海山

2006-05-26 | 酒田・庄内・山形
「田植え後の苗も、ピンと背筋伸ばし、田んぼに新しい根っこを伸ばしはじめました」
Kくんありがとう。

私は先日のタンパク質不足の反省から、ここ2週間、なんと2日に一回のペースでとんかつを食べています。マイブーム☆タンパク質より脂質のほうが多いだろー、という指摘もありますが、いや、なぜかほんの少し体重は減ったみたいです。

以前は、寿司ばっかりとか、カレーばっかりとか、パスタばっかりとか、ありました。
どうも、気に入るとしばらくどこに行ってもそればかりという傾向があるようで、この偏食こそ、改めなければならないのかもしれません。
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庄内平野の朝焼け

2006-05-25 | 酒田・庄内・山形
今日は快晴でしたね。気象庁によると、5月に入ってから4日目の晴れマークだとか。

酒田の幼なじみKくんがきれいな朝焼けの田園風景写真を送ってくれました。
皆様に、おすそわけです。
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雨あがり

2006-05-24 | Weblog
すごい雷と大雨にともない、お腹が苦しくなり、出かけるのをやめました

雨があがって、ぜんぶ洗い流してくれたような空気が気持ちよくて、散歩してしまいました

緑のにおいがするとほっとします。
昔はよく、広い田んぼの中の一本道を夜中や朝方にひとりじめしていました。
都会でも雨上がりの木々の下などは、森の中のにおいがします。

人間の体って、やっぱり自然の一部なので、天候、気候に影響されています。
太陽にあたらないと組成されない成分もあるのですし。
雨も悪くはないけれど、明日はからりと晴れてほしい。

そういえば、自然で思い出しましたが、地震雲のことを詳しく紹介しているサイト「雲の万人」、面白いです。先日共演した琵琶奏者矢澤公子さんの一押しサイトです(かなりハマっています)。
笙の橋本薫明さんは御岳山の神主さんで、御岳山に住んでいらっしゃるのですが、地震が来るときは雲も山も変化するのでわかるそうです。
エネルギーの変動で、地震の前は、必ず山の空気がぴたりと止まるんですって!鳥や動物たちも静まり返るとか。

もちろん、地震は来ないにこしたことはありませんが、周囲の皆さんに促され、私も多少の備えをするようになりました(というか、防災グッズ一揃いを贈られて初めて足元に置いて寝るようになったんで、あまり偉くはありませんが)。備えあっても憂いはありますし、備えがないのに憂いもないものもありますが、一応、備えられるものは備えておいたほうがいいですよね。

そうそう、それから防犯も。
私は、自分はそんな目にあうことはないだろうとか、私の周りにそんなことする人いないと思っている人間で、頗る防犯意識の薄い人だったのですが、先月、ショックとともに反省しました。
母親って不思議と勘が働くのか、1ヶ月くらい前から何度か言われていたことがあったんですけど、油断しました。いくつになっても母親の忠告は大切にすべきです。
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信じること

2006-05-23 | Weblog
信じきること、って
むずかしい。
自分のこと、相手のこと、未来のこと、モノや運命とか

接して初めて信じられるものも多いし
接しているから信じられるものもあるけど
でも信じることから始まることも多い
信じなければ始まらないことも

モノしか信じられないとか
金しか信じられないとか
身近な人すら信じられないというのは不幸だ

信じるってことは 心底大事に思うこと
信じるってことは 希望を持つこと
信じるってことは 無償の愛

信じられるものがたくさんある人ほど幸せだと思う
私はどれだけのものを信じているか

たくさん信じているつもりだけど
実は甘えているだけだったり

信じてくれる人がいることをこれほどありがたいと思いながら
私はどれだけのものを信じれているか
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『パッション』Madame Du Barry 

2006-05-21 | 活弁
昨日の活弁ライブ、ありがとうございました。
http://www.slowcinema.com/pc/060520.html
デュ・バリ夫人の波乱万丈の生涯と、フランス革命の市民の暴動シーンなどのため、語り終わったら汗びっしょりでした。

ルビッチってやっぱりうまいですよね! ドイツ時代のまだ洗練されきっていない作品ながら、あんなに登場人物どおしの人生を劇的にからませてドラマを作っていくんですから。
王侯貴族の衣装もセットも豪華で、第一次大戦後の経済状態が厳しいドイツで作られたとは思えないほどです。この『パッション』Madame Du Barryは1919年の、ベルリン最大の映画館開館の記念興行作品、話題の大作でした。

デュ・バリ夫人役のポーラ・ネグリは、ポーランド出身。ルビッチ作品で女優として花開き、ルビッチとともにハリウッドへ渡って成功する(『パッション』の頃の彼女は「美しい」といえるかどうか…)。ヴァレンチノの最後の恋人だったのは先日も書いたとおり。
次回6月2日(金)の『熱砂の舞』は、二人がつきあっていた頃、そして人気絶頂だった頃の作品。ヴァレンチノは、前回の『シーク』よりも男らしく色っぽい。

昨日は、終わった後、いろいろな方々とお話できたのも楽しかったです。ありがとう。
それにしても、デュ・バリ夫人を観るといつも女って恐いなあと思ってしまいます。
ルイ15世にしても、アルマンにしても、何が人間をあんなに愚かな行動に導いていくのか。
ルビッチは「答えは観客に出させる」人だったがゆえに、終演後、いつも話が盛り上がるのかもしれません。

※写真はヴァレンチノとポーラ・ネグリ(『映画と演藝』大正15年6月)
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第二回「うたあそび~源氏物語」

2006-05-19 | 映画・芸術・エンターテインメント
第二回「うたあそび~源氏物語」、いらして下さった方々、ありがとうございました。

アンケートの感想に「原文でも話の流れがわかりますね」とか「当時のゆるやかな時を感じられるようで、古語でとてもよかった」「原文のままやって正解!!古語の響きの美しさを再確認しました」などをいただき、原文朗読にしてよかった、とほっとしました。

桐壷更衣が亡くなり、帝が悲しむシーンは矢澤公子さんの琵琶語り。現代の琵琶は五弦ですが(これは明治以降のもの)、古代の四弦琵琶での語りも印象的だったことと思います。

ピアノと、笙、琵琶、琴、能管のつくり出す音世界のおかげで、雰囲気もあいまって源氏の物語を古文でゆったり味わっていただくことができた気がします(だといいんですが)。
音楽、私がいうのもなんですけど、とても素敵でした。和楽器と洋楽器、合わせるの難しいんですよね。お互い、音をさぐって、調和させていく。本番の集中した状態だからできる演奏がたまらないよね、と終わったあとの笙の橋本さんもほっとして笑っていました。

私事ですが、5ページにわたる現代語の手引き、けっこうつくるのたいへんでした(笑)。始まる前や休憩時間だけでなく、照らし合わせながら聞かれる方がけっこういるかなと思っていましたが、語りの最中はほとんどの方がしっかり耳をすまして下さって。
後から、また読み返しなどして楽しんでいただけたら幸いに思います。
いや、でも、古文に私もはまりそうです。古語辞典、面白いし…

後半は、笙のお話や実演、琵琶語り「大楠公」、童謡わらべうたと、それぞれの出演者と楽器の個性が出ていたかと思います。

スタッフの皆さん、お客さま本当にありがとうございました。
次回「うたあそび」は秋の予定です。(知的?でありながらかしこまらない)「御遊び」エンターテインメントとしてのさらなるレベルアップをはかっていきたいと思います。

ピアニスト新藤理恵さんと、また6月2日(金)に「佐々木亜希子のすろ~しねまナイト『熱砂の舞』」共演します。活弁です。

矢澤さんとも夏くらいに日本ものの活弁公演を一緒にやる予定です。

その前に明日のすろ~しねまナイトパッションです…頭もしねましナイト
※ちなみに、すろ~しねまのand Zoneの地図、四谷三丁目交差点になっていますが、四丁目の間違いです。

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「源氏物語」の朗読って

2006-05-17 | 映画・芸術・エンターテインメント
すっごくたくさんの方が、様々な形でなさっていて、劇場公演やDVDも多いのですが、「原文で」というのはあまりありません。原文で聴いても意味がよくわからないし、わからなければ面白くないし、ということでしょう。

もっともポピュラーなのは瀬戸内寂聴さんの現代語訳の朗読。白石加世子さん、岸田今日子さん、檀ふみさん、琵琶語りの上原まりさん、みんなそうです。瀬戸内寂聴訳「源氏物語」は200万部のベストセラーというんですから。私も彼女の作品は好きです。

「うたあそび」の「源氏物語」朗読も、最初は瀬戸内寂聴版にしようかとも考えたのですが、私以外のメンバー、スタッフはみんな「原文」で意見が一致。
「古典文学の世界を、その言葉のリズムごと味わってもらおうよ」ということになりました。ただ、「内容がわからない」というフラストレーションはたまらないようにしなくてはなりません。
というわけで手引きが付きます。まあ、でも文楽などもだんだんと聴き慣れると字幕なしでも充分わかって楽しめるようになりますし、それと同じようなものだと思っています。

古文も日本の言葉ですから、聴き慣れてくるとなんとなくイメージがつかめてきます。
先日、ミヒャエル・エンデの「モモ」などの翻訳家大島かおりさんも「最近、何人かで源氏物語を原文で読む会を始めたのよ。最初はわかり辛いと思っていても、注釈見ながら読み続けていくと、次第に感覚でわかるようになってくるのよね」と仰っていました。

琵琶奏者の矢澤公子さんの古典的な四弦琵琶による琵琶語りも入ります。
ピアニスト新藤理恵さんのメロディはいつも物語世界を彷佛とさせてくれます。
笙の橋本薫明さんは、以前雅楽で「源氏物語」の公演を(物語中にも出てくる曲「青海波」等)なさった経験もあり、平安絵巻を彩って下さいます。
矢澤正弘さんの能管がぴりりと全体を引き締めます。
全体で古典世界を楽しんでいただけたらと思っています。

もう7年も前のことになりますが、私は、CD「馳浩の聞楽(きらく)に源氏物語」(旺文社)で原文朗読を担当しました。馳さんの歯に衣着せぬ解説は面白かったのですが、今聞き返せば私の朗読は声のきれいなアナウンサーさん。感心できるものではありません。それでもあの頃は四苦八苦しました。
あんまり大袈裟すぎるのも、おどろおどろしいのも嫌ですが、今はもうちょっと心地よく聴いていただけるかなと思います。常に発展途上なわけで、この仕事をしていて何年も前から進歩がないのでは終わりですけどね。

ちなみに、古文で「あそび」といえば、詩歌、音楽、遊芸など(他にも行楽全般をさしますが)。特に管弦の遊びを指すことが多く、古語辞典にはちょうど例として<源氏物語・桐壷>の一節が出ています。

うたあそびは18日(木)19時より。練馬Trees cafeにて
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今週のライブ…

2006-05-15 | 映画・芸術・エンターテインメント
今週木曜日の「うたあそび」一部の「源氏物語」も二部のわらべうた、童謡の方も、ここのところの合わせ稽古でいい感じになってきてほっとしています。
今日は、帰ってからも歌いすぎでこめかみが痛い。お客さまからのリクエストは嬉しいけれど、へんな姿勢でいろんな曲を歌い続けていて…。

▽5/18(木)「うたあそび」
古典の不朽の名作「源氏物語」の「桐壺」の章を、琵琶の音色、語りと、ピアノ、笙の響きで、楽しんでもらいたいと思います。
源氏物語の語りは、原文ですので、ちゃんと現代語の筋とプログラムはお配りします。古語のやわらかな響きを音楽とともに味わって下さい。


土曜日は、活弁。天才ルビッチのドイツ時代の古い作品です。
ルイ15世の愛妾、一時権力をほしいままにしたデュ・バリ夫人の物語。
演じるポーラ・ネグリは、ヴァレンチノの最後の恋人だった女優。
ルイ15世役のエミール・ヤニングスは、当時のドイツNO1大御所俳優です。
以前、この映画の活弁上映を行った時に観て下さった仏文学の先生は、フランス人ではこうはなりえない「ドイツが制作したフランス王朝の作品」を非常に面白がっていらっしゃいました。

エルンスト・ルビッチは、ドイツで名声を得た後ハリウッドへ招かれ、私も大好きで何度も語っている「結婚哲学」や「ウィンダミア夫人の扇」などを撮り、ソフィスティケイテッド・コメディといわれる洗練されたスタイルを確立していくのですが、ドイツ時代の彼の作品は全然違います。重厚で描く対象も一般の男女(社交界も含め)ではなく、歴史上の人物などの豪華絢爛たる愛欲絵巻で人気を博していました。
ハリウッドでの第一作がヒットせず、この作風ではウケないとわかるとアメリカ的な感覚のソフトでアイロニックなラブコメディ路線に変更し、またヒットを飛ばすのですから、とても器用で、才能あふれる監督です。そしてそれは、しっかりと弟子のビリー・ワイルダ-にも引き継がれています。

今回の会場のand ZONE (アンドゾーン) がまたおしゃれです。ギャラリースペースと続きで、一面朱の豪華でアンティークなヨーロピアン調のラウンジがあり、「パッション」に似合う感じの空間でした。コーヒーも美味しかったです。
貴重な作品を、ぜひ御覧いただきたいと思います。

▽5/20(土)『パッション』原題:Madame Du Barry 
1919/ドイツ/90min
監督/エルンスト・ルビッチ
出演/ポーラ・ネグリ エミール・ヤニングス

●場所:and ZONE (アンドゾーン)
新宿区四谷4-28-4YKBエンサインビル B1
TEL/FAX 03-3341-0849

●料金:2,500円(予約) ※当日料金 2,800円
※入場料の一部は環境活動に寄付されます。
※また上記入場料の内、アースデイマネー 300r使えます。
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「歌舞伎 源氏物語」

2006-05-14 | 映画・芸術・エンターテインメント
「源氏物語」と「デュ・バリ夫人」。今週二つの王朝絵巻の語りを終えたら、私は歌舞伎座に行く事にしている。市川團十郎の「外郎売」と、海老蔵出演の「江戸の夕映」が目的。

それにつけても…と
「歌舞伎 源氏物語」別冊太陽を眺めながら、これは観てみたかったなあとため息。
歌舞伎座、平成12、13年の舞台。
光源氏は市川新之助(現海老蔵)、父桐壺帝が十二代目市川團十郎。音楽を担当したのは東儀秀樹で、雅楽と洋楽(ピアノやシンセ)を織りまぜた音世界だった。規模と役者は全然違うが音楽の試みは同じようなものと、前にうたあそびの仲間たちで笑った。

成田屋次の源氏物語は、海老蔵が海老蔵でなくなり、光源氏役でなくなってからか。
ファンというわけではないが、海老蔵の光源氏は観てみたい。
あまりおじさんにならぬうちに。
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「あなたの声にそっくりだから…」

2006-05-13 | 映画・芸術・エンターテインメント
「聴いてみて。今度歌って下さい」
そう言って贈られた一本の年季の入ったカセットテープ。

「本田路津子」さんの曲が十数曲入っていた。
下さったのは還暦を過ぎたくらいの方。なんと30年くらい前に、NHKのラジオで「本田路津子特集」をやったときに録音したものだという。
「私、大好きでねえ。高音でとても透明感のある声で、とにかく上手いんですよ。最近ひっぱりだして聴いていて、あなたの歌声にそっくりだと思ったので」

申し訳ないです。私は本田路津子さんがどんな歌を歌った方なのか知りませんでした。
聴いてみれば、あの頃こういう歌い方の人多かったよなあという聞き覚えのある声。70年代の歌謡曲、ミュージカルっぽい高音のドラマティックな曲などの中に混じって、なんと「ひとりの小さな手」が!よく歌っていた曲である。歌の本を開けば、そうか、これは英語の曲を彼女が訳詞したものではないか。
そして、まもなく「今日の日はさようなら」が流れてきた。これもキャンプにはかかせない歌だったし、大好きだった。私がその頃作っていた歌の中には、こうした歌に影響されたと思われる、似たような曲調のものもある。

確かに、彼女の歌声は美しかった。今の私の声に似ているとは思えないが(恐れ多いし)、面白いものだなあと思いつつ「本田路津子」さんを検索してみれば、2度の渡米を経てゴスペルシンガーとして今も現役で活躍なさっているらしい。
一度、今の本田さんの歌声を生で聴いてみたいと思った。
30年の時を経てどんなふうに変わっているのだろう。
30年前の彼女の歌声にほれているテープの君は、現在の彼女の歌を聴いたら?
なんにせよ、人生ずっと歌い続けお客さんに喜ばれ続けて来たというのは幸せで、魅力的な方なんだろうと思う。

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教養学部無教養学科

2006-05-12 | 映画・芸術・エンターテインメント
卒業です、と昔からよく苦笑いをしておりました。私、いつも、大学時代にもっとちゃんと勉学に勤しんでおくんだった、と反省します。もちろん、人間、いくつになっても学べるわけですが、記憶力や知識の吸収力は、若い頃の脳の方がはるかに優秀です。
小さい頃は、自分は神童かと思うくらい記憶力や暗記力に優れていても、大人になると並み以下の記憶力になり、しかも固有名詞が思い出せないなどの情けない症状が多発するようになってくる…。私も数多いそうした人間の一人です。

私はけっこう大学が好きでした。自由な学部も、気に入っていました。
教養学部には教養学科しかなく、2年になると15コースの中から選択して分かれていきます。文学、歴史、哲学、社会学、語学、文化人類学、さまざまな分野が集まっていますが、一応コースに分かれた後も、必須科目が少なくどの講義をとっても単位になる。在学中はとにかく興味にまかせてたくさんの講義を受けました。
出席率がよかったかどうかや熱心だったかどうかは別、合わない講義は淘汰されていきましたが、文学の講義はイギリス、アメリカ、フランス、ドイツとあれもこれもでした。もちろん日本の文学は、一応国語の先生の免許を持っているので、一通り受けています。そして哲学、美学、歴史学。

しかし、なんといっても楽しかったのは、それぞれのコースの打ち上げや教授の飲み会。文学系のほとんどのコースの研究室に出入りし、教授達と本当によく飲んでいました。いまだに、先生たちはへんなところを覚えていて、私自身が目を丸くするエピソードがよく飛び出します。というよりも、どの先生も会えば私に関しては授業以外の飲み会の記憶の方が鮮明で、自分でも呆れます。

なぜか私は教育学部の絵画の授業まで選択していました。きっかけは確かデッサンのモデルになったことからだったのですが、それから先生とも15年来のつき合いが続いています。
先日その先生と、ファーブル昆虫記などでも著名な仏文学の恩師奥本大三郎先生の話になり、
「僕が教養学部で面識があるのは仏文学の二人くらいだなあ。パリ留学の前に、奥本先生の大学院の講義を僕もモグリで受けたんですよ」
普通教育学部と教養学部の教授たちはほとんど面識がありません。
「へえ、そうなんですか!先生、なんでまたお知り合いになったんですか?」
「君、何言ってんの、君が紹介したんじゃないか! 仏文コースの飲み会に行きませんか、先生を紹介します、って僕を連れていって」
「…」
よくまあ自分のコースでもないのにそんなことをしたもんだと思いつつ、振り返ると、やはりあちらこちらの課外授業で聞いた話のほうが今も私の中に残っていたりするのです。

そして、私は大学時代にしっかり学びきらず、それぞれの分野の断片だけをかじったがゆえに、興味と劣等感が薄れず、引き続き、延長線上にある今の仕事をしているのかもなあと不思議な縁を感じます。活弁一つとっても、日本映画、アメリカ映画、ドイツ映画、フランス映画、イタリア映画と各国の作品を手掛けますので、教授の顔と言葉を時々思い浮かべながら、毎回劣等感との闘い?です。

ちなみに私、一応イギリスコースで、19世紀末から20世紀初頭にかけてのイギリス文学の中から、恐れ多くもアイルランドのジェイムズ・ジョイスなどを卒論に取り上げたのでした。
ただ、語学だけは頭がもう少し柔らかいうちに身につけておくんだった、と後悔することしばしばです。
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健康な食生活を

2006-05-09 | Weblog
ここのところ体調の悪い日が続き、げんなりしているのだが、「栄養学」の講演に連れられて行ってきた。

反省。やっぱり食はおろそかにしちゃいけません。
私はともすればめちゃくちゃ偏食になる人なので、最近のタンパク質不足を非常に反省しました。
肉が苦手で、豚肉の赤身以外はほとんど食べないし、牛乳は飲まないし、魚は生ではいただけないし、かと言って豆腐もそんなにたくさんはとれないし。
食べられるものから、できるだけタンパク質やカルシウム、ビタミンを取るようにしなければ。

しかし、42歳女性子ども二人、めちゃくちゃ元気でスレンダーで、まくしたてるような喋り。9年間毎日このテンションで、毎日3時間睡眠で、って超人的な方でした。それも栄養素のなせる業、というけれど…。
とにかく甘いもの、ジャンクフードやめて、体を元気にするものを入れなくては。

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