akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

ブラインドサッカー世界選手権2014

2014-11-24 | バリアフリー映画、福祉

ブラインドサッカー世界選手権でにぎわう代々木公園へ行ってきました。

日本ではもちろんアジアで初開催の世界選手権。日本は残念ながら、5位決定戦で敗れ6位でしたが、過去最高の成績となりました。

見えない状態でボールを追っているとは思えない動きは、感動します。

 

代々木公園のアースデーマーケットには、以前すろ~しねまとして活弁シネマライブをプロデュースしてくれていたハッタケンタロウさんが。

そして、その隣のイベンドブースには、なんと「東京オリンピック、パラリンピックに向けた日本のバリアフリー」についてトークする大河内先生が!

昨日一昨日のさが映画祭も一緒で今日もお会いするとは…☆
他にも懐かしい顔に再会でき、嬉しくて、またも大河内先生とワインを囲んで盛り上がってしまいました。

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バリアフリーさが映画祭2014

2014-11-23 | バリアフリー映画、福祉

バリアフリーさが映画祭2014、盛況のうちに終了しました。

一日目は、東京大学先端科学研究センター特任研究員でバリアフリー映画研究会理事長の大河内直之先生とNPO法人メディア・アクセス・サポート・センター(MASC)の事務局長川野浩二さんと映画祭プロデューサーの山上徹二郎さんとともにシンポジウム。「バリアフリー映画の未来~進化する字幕表示・音声ガイド提供技術と新しい映画鑑賞」

私が副音声ライブを務めた昨日の『テルマエロマエⅡ』、今日の『ルパン三世vs名探偵コナン』も、たくさんの方々にご覧頂き、ほっとしました。ありがとうございました。

全盲の方も、子どもたちも、団体でいらしていた知的障害の方々も声をあげて笑っていて「とにかく楽しかった」と感想を下さいました。

『テルマエロマエⅡ』のガイド台本制作は短期間集中でしたが、作品のおかげてとても楽しく作らせて頂きました。
一番大声で笑っていらしたのは大河内先生でしたが…。(ステージ上にもしっかり聞こえていました。ルパンVSコナンも、3回目の鑑賞を楽しんで下さり、ガイド制作者冥利に尽きます)

今回は、映画製作に携わったフジテレビの方にも台本をチェックいただくことができました。ルシウスと真実がラテン語で会話をするところは、ライブヴォイスオーバーで語れて、活動弁士としてはこれも楽しい経験でした。またライブガイド付きでの上映機会があればと思います。

Bmapで昨年音声ガイド制作した『くちづけ』も上映され、多くの方が涙しながら観賞しておりました。上映前のご挨拶を担当させていただきましたが、こうしてバリアフリー映画祭でご覧いただけて、こちらも苦労して作った甲斐がありました。

映画祭ラストの『永遠の0』もしっかり観賞して帰ってきました。(感想は長くなるので省きます)

 

最近は、関東で言うと埼玉や千葉にも視覚障害者の方々の映画鑑賞団体ができ活発に活動なさっていますし、横浜のシネマ ジャック&ベティでの定例の音声ガイド付き上映もしっかり定着して視覚障害の方々が集っていらっしゃいますし、CityLightsさんは10月に北区上中里に毎日音声ガイド付きの映画を上映するシネマカフェを立ち上げました。

聴覚障害の方々の、手話や字幕付きでお芝居や映画を鑑賞する活動も広がりを見せていて、ここ数年で当事者がより積極的に映画や芝居にアクセスするようになったことを感じています。

でも、製作者側や映画館など提供する側の意識とアクションは、まだまだです。

映画産業はビジネスですので、観客として障害者のパイが小さいことや、字幕やとりわけ音声ガイドの制作費が負担になること、映画館側に情報保障のシステムがなくその設備投資が難しいことなど、困難はいろいろあります。

また「バリアフリー映画」という名称や字幕・音声ガイド付き上映が、障害者のためのものというイメージで、逆に一般の人にとってバリアになってしまっているというのも事実です。

しかし、公開と同時に障害のある方も観たい作品が観られるに越したことはなく、その方法を技術的に解決できないかと苦心していらっしゃるのがMASCの川野さんです。

今年は、東京国際映画祭で字幕が表示されるメガネを試すことができました。音声ガイドについては、音声透かしという技法で作品に音声ガイドデータを入れておき、必要な人はアイフォンなどのアプリにそれを同期させてイヤホンで聞くという技術です。

これによって映画館は、設備投資も、ガイドや字幕が邪魔になるという一般客を逃すリスクも低くなります。

ただ、まだまだ試運転の段階で問題もあります。メガネは重すぎて、表示される字幕もぼやけて安定せず、非常に目が疲れます。

網膜への影響も考えると、私自身はこうした技術に頼ることはあまり得策とは思えません。

むしろ、最近定着してきた公開後数回の字幕付き上映はもう少し一般に受け入れられていくのではと思いますし、ひとつの映画館で一回や二回でなく、もう少し回数や曜日の選択肢を増やし、それでもその回には行けず別の日に映画館で観たいという方のため最低限の情報保障アイテムとして数個ずつ置いておくというのがいい気がします。

音声ガイドについては、アイフォンやスマートフォンは視覚障害者にとってもとても身近なものになりつつありますし、アプリをダウンロードすればガイドが聞けるというのは革新的です。毎回映画館にFMラジオを持ち込んで音声ガイドを送受信しなくてはならないといった手間もなくなります。ただ、館内でアイフォンを起動させるということ自体が「盗撮」や「光の漏れ」など心配要素を含んでいて、映画業界として慎重な部分があります。結果、やはり映画館に数台、作動させても画面は明るくならない、撮影もできないというそのためだけのアイフォンを置くということになるのかもしれません。

こうした技術による個別のサービスはもちろん大事ですが、私は、少し相手に寄り添って、不便さやバリアの意味も感じながら一緒に楽しむことができたほうが、成熟した社会につながるのではという気がします。

そうした意味で、5年目になる「バリアフリーさが映画祭」はとても素晴らしい催しだと思っています。

すべての映画作品をバリアフリーにしたり、常にバリアフリー上映で見るのは無理なことですが、子どもも高齢者も、様々な障害のある方も同じ空間で一緒に映画を楽しめる機会が、たまにはあってもいいのではないでしょうか。

それぞれに、気づきもたくさんあります。これは自分には邪魔だ、楽しめない、でも障害のある人には必要なんだなと思うとしたら、それも気づきです。

「わかりやすくて、自分が気づかない細かいところまで気づかせてくれて、ある意味、映画の見方を教えてくれる」「笑いを増幅してくれる」新しい映画鑑賞として、喜んで下さる方もいます。

映画は人に発見や感動を与えてくれる素晴らしいエンターテインメントであると同時に、人を結ぶ、素晴らしいツールです。「バリアフリー映画」というジャンルが、優しい社会に寄与し、映画産業の中にも根付いていくことを願います。

そして、多くの「映画」が、障害のある方々にとっても健常者にとっても、人生を彩り豊かにしてくれる感動や出会いを届けてくれますよう。

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明日からバリアフリーさが映画祭2014

2014-11-21 | バリアフリー映画、福祉

明日と明後日は、バリアフリーさが映画祭2014です。

明日は14:40からのシンポジウムに参加、その後15:50から『テルマエ・ロマエⅡ』のライブ音声ガイド上映をさせて頂きます。

テルマエロマエ、最初の作品も好きですが、Ⅱも最高に笑わせてくれます。ガイド台本も笑いを削がないように作りました。
オープンで健常者も一緒に聞いて頂く音声ガイドです。
多くの方に楽しんで頂けたらと思っています。

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Bmapバリアフリー上映会『おとうと』

2014-11-20 | バリアフリー映画、福祉

Bmapバリアフリー上映会、市川昆監督の『おとうと』、雨の中、無事開催できました。
ありがとうございました。

やはり名作映画はいいですね。という声が多かったです。

せっかく字幕と音声ガイドを制作したので、この作品もまた上映の機会を作りたいと思います。

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映画による文化療法セミナー

2014-11-19 | 映画・芸術・エンターテインメント

一昨日から、東京ガス新宿ショールームで、「映画を使った介護、認知症予防のための『文化療法(回想法)』」トークイベントを行っております。

会場には、懐かしの名作映画ポスターを展示。NPO法人古き良き文化を継承する会の根本隆一郎さんと私のお話も、いらした方々に面白がって頂いているようです。
名作の予告編上映や活弁の触りもちょっとばかり披露しています。

一時間のトークイベントの後は、ショールームを案内して頂くのですが、これがなかなか楽しいです。高齢者にも優しいミストサウナや床暖房、多機能ガスコンロの紹介の他、難聴や白内障体験も。

来場者には、野口久光さんのポスター展の立派なカタログもプレゼント。皆さん喜んで下さっています。

明日と明後日も、11:00~と14:00~開催しますので、東京ガス新宿ショールームへぜひお越しくださいませ。

会場はこんな感じです

 

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高倉健さんご逝去…

2014-11-18 | 映画・芸術・エンターテインメント

高倉健さんのご逝去、残念です。
4年前の東京国際映画祭や佐賀のバリアフリー映画祭等で『幸福の黄色いハンカチ』のライブ音声ガイド上映をさせて頂き、どれだけ多くの方に今も健さんが愛されているかをしみじみ感じました。

ご冥福をお祈りいたします。

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みんなで楽しむバリアフリー映画上映会in かごしま

2014-11-16 | バリアフリー映画、福祉

鹿児島での「みんなで楽しむバリアフリー映画上映会」。

一日目は『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島」、「毎日がアルツハイマー2 関口監督、イギリスへ行く編」、「そして父になる」の上映と、シンポジウム。

私はシンポジウムに出演。NPO法人デフNet.かごしま理事長の澤田利江さん(ろう者)と、世田谷福祉専門学校の手話通訳学科長飯泉菜穂子さんと、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員の大河内直之さんと、映画プロデューサー山上徹二郎さんとともに、バリアフリー映画の必要性、可能性、課題、未来についてお話させていただきました。

二日目は、ライブ副音声で『ルパン三世VS名探偵コナン』をご覧頂きました。その後、『渚のふたり』、『はじまりのみち』のバリアフリー上映も。

全盲の方、ろうの方、知的障害のある方も、一般の方と一緒にご覧下さり、もっと多くの作品を見たいという声をいただきました。

当事者の喜んで下さる姿や声が、何より大事と感じます。

鹿児島の黒豚やラーメン、焼きドーナツなども楽しんできました。

二日間、お疲れ様でした。鹿児島の皆様、ありがとうございました。

来週は、佐賀のバリアフリー映画祭。『テルマエ・ロマエⅡ』もライブで音声ガイドします!

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

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酒東一年生 東京研修

2014-11-14 | 酒田・庄内・山形

母校酒田東高の一学年全員が上京し、代々木オリンピックセンターで研修会を行いました。

OBOGが与えた5つのミッション「①超高齢化社会に立ち向かえ!」「②若者の意識を変えろ!」「③農業の競争力を強化せよ!」「④地方を過疎化から救え!」「⑤経済成長のエンジンを加速せよ!」に対して、グループに分かれてそれぞれに、現在の問題点やその解決方法を模索。半年間の準備期間を経て、4人一組のチームごとにプレゼンテーションをし、OBOGがファシリテーターとなってディスカッション。

私は「若者の意識を変えろ!」のグループでしたが、皆、よく考え、なぜ日本の若者が海外の若者に比べ(アンケートによる)、未来への期待度、自分への満足度、自信、幸福感が低いのか、それによって引き起こる最大の問題は何か、では、行政、教育界、学術界、企業は、それぞれどんなことを行えば変わっていくのか、...
一生懸命この課題に取り組んで、発表してくれました。

最後は「じゃあ、みんなにとっての満足って?幸せって?希望って?」という話にも。若い後輩たちのこれからの成長と、充実の人生を願い、散会となりました。

母校教諭でこの研修の担当者でもある弟も引率で上京。

私自身にとっても学びと刺激の多い一日でした。

 

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東京ガス新宿ショールーム「文化療法(映画回想法)」セミナー

2014-11-10 | バリアフリー映画、福祉

活弁上映やバリアフリー上映活動を行っていて、幅広い世代の方々に映画をご覧いただいているわけですが、それぞれの世代で感激の仕方が違います。

若者にとっては新鮮な世界ですが、ご高齢の方々には非常に懐かしく、昔の光景や映画経験をまざまざと思い出されて私に語って下さる方も多くいらっしゃいます。

薬に頼らず、いつまでも心も頭も体もともに元気で歳を重ねたい。誰しもの願いだと思います。

音楽や映画といった文化は脳や心を若々しく保つための大事なエッセンス。

世代間コミュニケーションにもうまく活用して、人生を豊かに生きていきたいものです。

そんな「映画」を使った介護や認知症予防のための「文化療法(回想法)」セミナーを行います。

主催はNPO法人 古き良き文化を継承する会。私も、精神科の先生らとセミナーのトークにご一緒させていただきます。

8回ございますので、ぜひご都合のいい時間に足をお運びください。

 

<「映画」を使った介護、認知症予防のための「文化療法(回想法)」>

●開催日時 11月17日(月)、18日(火)、20日(木)、21日(金)
       11:00~13:00   14:00~16:00
       (各日 二回開催します)
  「回想法」についてのセミナー 60分 + ショールームに完備されている高齢者体験コーナーなどでの体験学習 60分

●開催会場 東京ガス 新宿ショールーム
  (新宿区西新宿3-7-13)
◎無料シャトルバス「リビングデザインセンターOZONE」行きが 新宿駅西口「エルタワー」1F 三菱東京UFJ銀行前 から10~15分間隔で出ています。

●参加費用 無料 どなたでもどうぞ

●主催/問合せ NPO法人 古き良き文化を継承する会 09083142049
 共催/NPO法人 Bmap
 企画協力/東京ガス株式会社

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『ふしぎな岬の物語』大感謝祭

2014-11-04 | 映画・芸術・エンターテインメント


丸の内TOEIでの『ふしぎな岬の物語』大感謝祭舞台挨拶付き上映会へご招待いただきました。

吉永小百合さん、阿部寛さん、笑福亭鶴瓶さん、成島出監督が舞台挨拶。
とてもフランクなトークで、和やかな現場の雰囲気を感じることができました。

吉永さんが演じる女性はいつも優しく聡明でみんなを暖かく包み、強いけれどどこか脆く、守ってあげたくなる存在。
いくつになっても、理想の女性を演じ続けているのはすごいです。

一癖あるキャラクターを時にコミカルに、時にシリアスに演じる阿部寛さんもさすがでした。

テルマエ・ロマエで見せた美しい裸体も健在で、撮影現場ではテルマエ浩司と呼ばれていたそうです(笑)

人生、みんな大事な人を失ったりいろいろあるけど、気がつけば誰かがそばにいて大丈夫だよって言ってくれる、また新たな希望の明日を迎えられる。

岬の風と村の人々の温もりを感じる作品でした。

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イルカのフジの訃報…

2014-11-03 | バリアフリー映画、福祉

沖縄美ら海水族館のイルカのフジが亡くなりました。
私が初めて副音声に挑戦した作品『ドルフィンブルー~フジ、もういちど宙へ~』で、松山ケンイチさんと一緒に主演したフジ。残念です。


【バンドウイルカ「フジ」について】
■愛称:フジ
■性別:メス
■年齢:45歳(推定)
■死亡日時:平成26年11月1日(土)
■死亡原因:感染性肝炎
■プロフィール
1976年:静岡県伊東市川奈より搬入
国営沖縄記念公園海洋博覧会地区
旧オキちゃん劇場で飼育開始
1995年までに3頭の仔イルカを出産
2002年:病気により尾びれ約75%切除
2003年:(株)ブリヂストンと共同開発による人工尾びれプロジェクトスタート
2007年:映画『ドルフィンブルーフジ、もういちど宙へ』全国上映
2014年:死亡


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