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akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

命日に「川島雄三映画を語る会」

2025-06-12 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨日、川島雄三監督の命日に開催された「川島雄三映画を語る会」。
 
2002年まで東京で毎年開催されていた「川島雄三を偲ぶ会」を新たな形で復活させたいという保坂延彦監督の思いからスタートし、
川島を尊敬する若者も含め、和やかで活気のある会になりました。
 
 
保坂監督が作ったテレビ番組の川島特集も、20分弱のダイジェスト版にしてご覧いただきました。
司会進行も務めさせていただき、皆様の川島愛を語っていただきました。
川島の甥の川島晋一さんはインタビューで「雄三叔父は、最初弁士になると言って故郷を出て行った」と言っています。
なんでも、弁士が下手で、おれがやったほうが、と思ったとか(笑)。
 
川島監督は、中学の頃、禁止されていた映画館によく足を運び、グリフィス監督の『イントレランス』に感銘を受けています。早熟(笑)
明治大学を経て、松竹へ行きましたが、小津安二郎作品が大好きでした。
 
保坂監督の番組では、川島の亡くなる直前に作品について唯一インタビューできた白井佳夫先生も出演しています。
白井先生には、高円寺バッカスでのアフタートークでも、川島雄三のことを語っていただきました。
川島監督が自作について語った貴重なインタビューを、後年白井先生は自分の評論とともに一冊にされています。
私は、20年前、白井先生の勧めで川島雄三を見るようになりました。
 
好きな川島作品、たくさんあります。
振り幅、自由度が抜きんでているのは、常に死と隣り合わせでタブーなんかくそくらえだったからかなと。
未見作品や、なかなか手に入らない作品もありますが、お会いした方々にいろんな情報いただき、これからの楽しみが増えました。
 
30歳そこそこの青年たちがほぼすべての川島作品を観ていると語る姿に、保坂監督はじめ先輩たちもほっこり。
それぞれ『サヨナラだけが人生だ』『生きいそぎの記』の本を携えて来てくれました。
 
 
▲LOUNGE TRE-Bのマスター。お母様が松田優作のマネージャーでした。高田馬場のお店なので、よく使わせてもらっています
 
 
さて、明日明後日はグリフィスの『世界の心』活弁上映です。
高円寺バッカスでお待ちしています。
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