akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

ヒロシマナガサキ副音声

2007-11-27 | バリアフリー映画、福祉
この夏公開されたドキュメンタリー映画『ヒロシマナガサキ』の副音声ナレ-ションを担当することになり、昨日収録をさせていただきました。

広島と長崎の被爆映像や被爆者インタビューもたくさんありますが、アメリカ側の資料映像、証言もしっかり収録されていて、厚みのある作品です。
核の恐さと人間の恐さ、生きる勇気を選んだ人々の強さと命の尊厳。この作品の映像が観る人に沸き起こらせる感情ー怒りや悲しみや希望、祈りーそうしたものを、映像を観る事ができない方々に、声と言葉によって受け取ってもらえるかどうか。
映像も重いのですが、それを言葉で描写し、声にすることで、生々しさだけでなく作品のメッセージがより伝わったらと思って語りました。

収録は、作品が作品だけに、熱が出たように体中が熱くなってしまってたいへんでした。
劇場で観る事の出来なかった多くの方に、ぜひDVDでご覧いただきたいと思います。
DVDの完成、発売は来年の3月頃の予定です。
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活弁シネマライブ@OTEMACHI CAFE

2007-11-21 | 活弁
大手町【すろ~しねまpresents佐々木亜希子の活弁シネマライブ@OTEMACHI CAFE】
『肉体と悪魔』FLESH AND THE DEVIL いらして下さった皆様、そして大手町カフェの皆様、すろ~しねまスタッフの皆様、ありがとうございました。

自分自身としては、張り詰めていた緊張の糸がぷつっと切れたようなかんじで情けなかったのですが、次に向けて様々な課題をいただいた思いです。

『肉体と悪魔』などは、私もあまり語りを入れなくていいと思う作品なのですが、吹き替えではない、「活弁」の「活弁」たる部分は何かと改めて考えました。

12月最後の公演が軽井沢大賀ホールでの<軽井沢十二月祭>となります。
『肉体と悪魔』も上演します。構成を少し変え、クラシック音楽もたっぷり味わってもらえる上演にしたいと思います。





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酒田東高校新校舎記念公演

2007-11-20 | 活弁
母校山形県立酒田東高等学校の新校舎記念式典が行われ、「記念公演会」の講師としてお招きいただきました。全校生徒、先生、来賓、父兄の皆様の前で公演させていただくことができ、光栄というより他ありません。このような機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
ご覧頂いた活弁は『チャップリンの移民』と『大学は出たけれど』。後者は庄内弁を交えての語り。限られた時間でしたが、映画の歴史、チャップリンの話、そして私の話とかいつまんで紹介もさせていただきました。
「チャップリンを知っている人、彼の映画を観た事がある人」と言った時に、生徒の中からけっこう手が挙がったので「まあ!」と思ったのですが、考えてみたら私は数年前に市内の二つの中学校でチャップリン『キッド』の活弁上映をさせていただいたのでした。
酒田東高は現在も「文武両道」「質実剛健」を掲げています。勉学にスポーツに、忙しい毎日の中で、生徒諸君に何らかを感じていただけたなら幸いです。

祝賀会では、高校時代にたいへんお世話になった担任の先生、学年主任の先生、また現在お世話になっている同窓会の先輩諸氏、たくさんの方と一堂に会すことができ、非常に良き時間を過ごさせていただきました。

母校の発展と生徒たちの成長を心より願っております。

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さぬき映画祭2007

2007-11-18 | 活弁
さぬき映画祭2007の活弁イベント「こども活!さぬき弁!」が開催され、満員となったe-とぴあの会場で楽しいステージが繰り広げられました。

前半は県内の子どもたちによる公演。オーディションに選ばれた13人の子どもたちが、『一寸法師/ちび助物語』『のらくろ二等兵』のチームと、『ちびっこギャング・モンキービジネス』チームに分かれ、3ヶ月近く毎週土曜日に稽古を重ねてきた成果を存分に発揮してくれました。

子どもたちを3ヶ月に渡り指導してきたのは、地元の劇団で活躍なさっている劇作家・演出家の大西恵氏と俳優の広瀬多加代氏で、『のらくろ』『モンキービジネス』の台本は大西氏が作り、『一寸法師』は子どもたちも含めみんなで作ったとか。役が振り分けられ、さぬき弁で書かれたセリフもナレーションも全部しっかり覚えて、元気いっぱい発表をしてくれました。さぬき弁がイキていて、ほんとに面白かった。無声映画を素材として子どもたちが得たものは大きく、素晴らしい人材育成事業だと思いました。

後半に私の活弁で『子宝騒動』をご覧いただき(笑ってくれてありがとう)、子どもたちとの交流トークコーナーもありました。会場のお客さま、皆さん、笑顔笑顔でした。子どもたちにとってもお客さまにとっても、胸に残る公演だったでしょう。

さぬき映画祭2007実行委員の皆様、映画の楽校の中西氏に感謝を申し上げ、事業のますますの発展と、子どもたちの成長を祈念いたします。
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ART再発見!『見ること』を探る

2007-11-17 | 活弁
今日は、福島県須賀川市にあるCCGA現代グラフィックアートセンターでの講演。
CCGA現代グラフィックアートセンターは、DNP大日本印刷が社会貢献を目的として運営する施設。現代グラフィックアートの収集、保存、展示の他、地域に根差した文化情報の発信拠点として、音楽会や映画上映、ギャラリートーク、講演会などを行ってきました。
「ART再発見!『見ること』を探る」と銘打った今回の講演会は「CCGAゼミナール」と福島大学主催の講演会事業「わくわくJr.カレッジ」の共同企画。
映画を「観る」事を声によって手助けする弁士という仕事。その経験と視点から、モノを「見る」、あるいは芸術作品を「観る」という行為について探ってみましょう、というのが今日のお題。さらに、聴講者は一般の方の他、福島大学教育学部の美術専攻の学生さんたちも多いので、無声映画時代の映画作品と美術分野との関わりも交えつつ…という希望。大変であります。
活弁公演はだいぶ経験しましたが、こうした講演はまだ不慣れで、多々反省。
たくさんの方が楽しそうに参加して下さり、お客さんにとっても何かしらの収穫はあったと思うのですが、多分一番収穫が多かったのは私ではないかと思います。
企画運営して下さったDNPの木戸さん神山さん、そして福島大学の渡邊晃一先生に感謝申し上げます。
食い入るように聴いて下さっていた初老の女性が帰り際、「ありがとうございました。今いろんな事でとても悩んでいたんですが、今日は答えを見出だせた気がします」と声をかけて下さいました。拙いトークではありましたが、それも「聴く」人の素地と感性で受容は様々です。「みる」ことと一緒であります。
感受性と表現力をともに磨いていきたいものです。
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柴田理恵・久本雅美 涙の友情物語

2007-11-16 | 映画・芸術・エンターテインメント
TBSの金スマ「柴田理恵・久本雅美 涙の友情物語」、よかったです。思わず私も笑いながら泣いてしまいました。
「私は柴田にはなれないし柴田は私にはなれない。柴田には柴田にしか咲かせられない花がある。桜は桜、桃は桃で、花の種類が違って、咲く時期も違うけど、必ず花は咲く」その久本さんの言葉があったから、柴田さんは救われ、幸せでいられたんだと言います。
久本さんは素のタレントとしての才能を、柴田さんは喜劇役者の才能を最高に輝かせて咲かせている。そして二人のお互いを思う気持ちに、心を打たれます。
テレビの司会としての久本さんはもちろん最高ですが、ワハハ本舗の舞台での柴田さんもほんとにサイコ-です。並ぶもののない喜劇主演女優です。テレビより格段に面白かった…。

人を羨むより、自分の花を咲かせること。そして、綺麗に咲くたくさんの花を愛でることができる事が幸せの秘訣かもしれません。周りの花が咲く手助けまでできたら、人生はまた素晴らしいものになるんでしょうね。
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J:COM【親子シネマ】上映会

2007-11-15 | 活弁
12月に、J:COM&シネフィル・イマジカ主催の【親子シネマ】上映会があるのですが、今日はその打ち合わせ&活弁試聴会。

上映作品は、シネフィル・イマジカで放映中の現代の短篇アニメ『対ーVERSUS』、現代の短篇クレイアニメ『がんばれ!ガスパール』、バスター・キートンのサイレント映画『文化生活一週間』+音声付きアニメ『年をとった鰐』。普段は字幕だけで放映されている前3本を活弁のライブで楽しもうというイベント。とりあえず3本の活弁台本を作り、あててみました。現代のアニメ作品に活弁をつけて観るというのは珍しいですが、きっと親子で楽しんでもらえることと思います。

9日(日)に千葉県木更津市で、15日(土)に埼玉県上尾市で。
けっこう私自身も楽しみにしています。
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「お元気ですか日本列島」

2007-11-14 | 取材・メディア
NHK総合の「お元気ですか日本列島」。岡山での矢吹夫妻の活弁リポート、お二人の御苦労と活躍ぶりを、私も嬉しく拝見しました。ご覧下さった方、ありがとうございました。やっぱり地元の方が地元の言葉で、というのは楽しいですよね。活弁の面白さだと思います。
こうして少しずつ、活弁の輪が広がっていくととても嬉しいです。

さて、私は「やぐちひとり(C)」の来週分の収録をし次の映画副音声収録の打ち合わせへ。

9月に収録した『ドルフィンブルー』はDVDが完成し、22日から発売となります。厚生労働省の方、福祉関係の方々含め視聴して下さった方々の評判がとてもいいと言われ、とりあえずほっといたしました。「副音声付きで観た方が面白い」という声もあったそうで、視覚障害者だけでなく一般の方にも楽しんでもらえるものをという要望でしたので、胸をなで下ろしています。
次の作品は、この夏上映されたドキュメンタリー『ヒロシマナガサキ』となりました。大役です。頑張ります。
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11月後半~の活弁公演

2007-11-13 | 活弁
12日の夜から13日の朝にかけては、東京も空気が澄んで、本当に気持ちのいい夜&朝でした。
夜はけっこう上空から風が降りてきていて、冬の匂いがしましたね。樹がさわさわとそよいで、夜空には星が輝いていて、散歩(深夜徘徊ではありません…)が久しぶりにとても気持ちよかったです。

さて、11月後半からの公演案内です。皆様の御来場を心よりお待ちしております。

◆11月17日(土)福島県須賀川市 【CCGAゼミナール×わくわくJr.カレッジ特別講演会「ART再発見!『見ること』を探る」】講師
会場/CCGA現代グラフィックアートセンター 
時間/14:00~15:30
入場料:一般300円/学生200円/小学生以下と65才以上無料
定員:60名(申し込み先着順)
申し込み:0248-79-4811
主催:福島大学/CCGA現代グラフィックアートセンター
協賛:DNP大日本印刷

◆11月18日(日)香川県高松市 【さぬき映画祭2007】佐々木の活弁『子宝騒動』と、「こども活!さぬき弁!」上映
時間/10:30~12:30
会場/e―とぴあ・かがわBBスクエア

50人もの応募者の中からオーディションが行われ(すごいですね)、子どもたちがさぬき弁による活弁に取組んでいます。写真は高松の方が送って下さった子供達の練習風景です。

◆11月20日(火)山形県立酒田東高等学校新校舎記念式典「記念公演会」講師
会場 酒田東高等学校体育館
記念式典  13:30~14:40
記念公演「活弁」『大学は出たけれど』『チャップリンの移民』14:50~15:40

◆11月21日(水)【すろ~しねまpresents佐々木亜希子の活弁シネマライブ@OTEMACHI CAFE
『肉体と悪魔』FLESH AND THE DEVIL
活動弁士:佐々木亜希子   音楽:FEBO
【開場】 18:30~ 【開演】19:00~ 【終了】(予定)21:00
【場所】OTEMACHI CAFE (大手町カフェ) TEL 03-3211-7692  www.o-cafe.com
【料金】3,500円(前売り、予約) /当日料金 3,800円(ワンドリンク、サンドウィッチつき)
入場料の一部は環境活動に寄付されます。寄付のお礼にアースデイマネー200rをプレゼント。飲み物や料理の割引券になります。
※また上記入場料の内、アースデイマネー200rまで使えます。
予約:info@slowcinema.com/03-5939-6991(松戸)
主催:OTEMACH ICAFE/すろ~しねま
協力:パインウッドカンパニー/ワイ・プランニング/アースデイマネー・アソシエーション
特別協力:三菱地

久々のFEBOさんとの共演です。生演奏と活弁ともに、グレタ・ガルボの美しさに浸って下さいね。

◆12月1日(土)山形県酒田市【第一回 街かど映画館】活弁公演
上演作品『キートンのセブンチャンス』『眠るパリ』
会場 酒田市民会館 希望ホール(小ホール)
開演 13:30 (開場13:00)
入場料 500円(全席自由)
問合せ 酒田市民会館 希望ホール 0234265450


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妹・甥っ子上京

2007-11-12 | FAMILY
土日に埼玉県で行われた卓球の全国大会。30代男子の山形県代表で弟が、北海道代表で義弟が出場。義妹も妹も甥っ子も、酒田の父まで応援で埼玉へ。
残念ながら二人とも土曜日の予選リーグで敗退、妹と甥っ子たちは東京での日曜日。晴海埠頭で南極観測船しらせを見て上野動物園へ行き、あとはうちでDVDを見たり、トランプ、コマなどで遊び、賑やかに一泊して帰っていきました。
嵐の後の静けさ…。
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NHK岡山の活弁リポート全国放送に

2007-11-10 | 活弁
NHK岡山の活弁リポートが全国放送になったという連絡をいただきました。
変更の可能性もありますが、一応11月14日(水)午後2~3時『お元気ですか 日本列島』と言う番組の中で8分間ぐらいとのことです。

今日は北区子ども活弁教室の後、酒田東高校亀城会の理事会へ。
20日(火)には、母校新校舎竣工記念式典で、講演をさせていただきます。
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映画『ふみ子の海』

2007-11-09 | 映画・芸術・エンターテインメント
友人より、「いい作品です」と薦められており、最終日に、ようやく観る事ができました。

昭和初期、新潟の貧しい農村に産まれ失明した少女が、厳しい試練を乗り越え、強く逞しく真直ぐに育っていく物語。盲目の女性が生きていくには、瞽女か按摩かしかないと言われていた時代。賢く、非常に感性の豊かな少女と、周りの人間たちの情あるエピソードにほろりとします。実話を基に描かれた作品で、周りも私も、皆涙、涙…とてもいい映画を拝見することができました。

昨年活弁公演で伺った新潟県高田の街が舞台になっており、面白さも二倍でした。感謝。


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岐阜市スコープ21

2007-11-08 | 活弁
岐阜市の女性の会スコープ21の岐阜グランドホテル月例会に、講師として呼んでいただき、「活弁という話芸文化」についてお話をさせていただきました。

会長さん始めリアルタイムで活弁を体験なさった方もいらして、様々なお話を伺う事もでき、とてもよい機会を与えていただきました。感謝申し上げます。
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やぐちひとり(C)#32、#33

2007-11-07 | 映画・芸術・エンターテインメント
6日深夜放送のテレ朝「やぐちひとり(C)」#32の紹介作品は

劇場公開中『ディスタービア』覗きがただの遊びではすまなくなる恐~い映画。
DVD『ラビパパ』 お父さんと子どもはうさぎ、お母さんは人間。シュールで笑える作品。
DVD『あしたの私のつくり方』 繊細な思春期の少女たち。揺れる内面を描いています。
DVD『監督・ばんざい!』 北野武監督の最新作。私は、今までの北野作品より好きです。

今回の番組、面白かったですねえ。『ディスタービア』にちなんで、盗聴、盗撮の世界に迫っています。盗聴器、盗撮器の発見グッズも紹介。う~ん。恐ろしい!身近な犯罪。
携帯シネマ・フェスティバル!も視聴者からの作品がぞくそくと寄せられています。

そして、13日深夜25:21~の「やぐちひとり(C)」#33で紹介の作品は

劇場公開中『ソウ・フォー』
『ブレードランナー』25周年記念。再編集、デジタル修正、ファイナルカットで蘇りました。
DVD『ラブデス』
DVD『ボーイズ・ラブ 劇場版』イケメン同士の複雑な恋愛模様…。

やぐっちゃんと春樹が、ちゃぶ台を分解して、ロッキングチェアを作ります☆そこに一波乱…。でも、出来は、なかなかのものです。
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阿部次郎『三太郎の日記』

2007-11-06 | 映画・芸術・エンターテインメント
小石川高校の同期会には過去二度ほど活弁で呼んで頂いたのですが、昨日はそのお一人であるオリンピック委員会理事の岡野俊一郎さんたちとご一緒し、お話に花が咲きました。
サッカーを始めとするスポーツ、教育、政治、歴史、世界の文化の違い…とにかく話題は多岐に渡り、本の話になった時。
岡野さんが、読売新聞の企画「人生で心に残った著名人オススメの一冊」コーナーで、一冊紹介してほしいと頼まれた際のこと。「僕には、この本だという一冊があったんだけど、今皆が買って読めなきゃ紹介する意味がないと思って、別の本を挙げたんだよ」。その、”この本”というのが、阿部次郎の『三太郎の日記』(1914)。「そうしたら、新聞に出たオススメの一冊リストに、この『三太郎の日記』を挙げてるヤツがいてさ(笑)、誰だと思ったら中曽根くん(友人中曽根康弘元首相)だったよ」。すると、隣にいた同期の方が「阿部次郎の『三太郎の日記』は、あの頃の旧制高校では必読書で皆が読んでたからな」。
そうかあ…。阿部次郎は、現酒田市(旧松山町)出身の作家、哲学者。阿部次郎の『三太郎の日記』は大正、昭和初期の青春のバイブルなどと言われていて、私も旧松山町の彼の生家「阿部記念館」には行きましたが、『三太郎の日記』を読んだことはありませんでした。
「やまがた文学の世界」という書に一部抜粋してあるものだけ読んでも、多少難しい文章ではありますが、真直ぐ己と社会とに対峙する力強い言葉が魅力的です。ちょうど無声映画、活弁の全盛期に広く愛読された一冊であり、当時の多くの若者に高い理想を抱かせたという著書。改めて、読まなくちゃ、と思ったのでした。
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