akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

一遍の詩

2006-02-27 | 映画・芸術・エンターテインメント
先日亡くなった茨木のり子さんの詩を、23日のすろ~しねまナイトで2つほど朗読させていただいたのですが、そのうちの1つをここに記します。
私はこの詩を読んだとき、とてもはっとさせられ、静粛な気持ちになりました。
自分に向けて投げられる厳しい言葉のひとつひとつが、読むものにも、自分に向けて問いつめさせる力を持っています。


ばさばさに乾いていく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

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HP久しぶりに更新

2006-02-26 | Weblog
していただきました。ありがとうございます。
いつまでも制作途中のHPなのですが(あたしのようです)、とりあえず、近々の公演情報は公開して参りたいと思いますので、時々覗いてあげて下さい。

The Art of Akiko Sasaki
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金メダル

2006-02-24 | Weblog
荒川静香選手、やってくれましたね。
とても美しく、素晴らしい滑りで、観客を魅了し、見事金メダルを獲得してくれました。
感激でした。
村主選手も素晴らしかった。感動をいただきました。
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すろ~しねまナイト×BirthdayParty

2006-02-23 | 活弁
23日は、新しくなった南青山gabowlで3周年記念活弁ライブ&バースデーのイベント、本当にありがとうございました。
ちょっと手狭になって渋谷ほどのキャパがないこともあり生演奏ではなかったのですが、お店の空間は以前と同じ温かい雰囲気で、「ああ、やっぱりgabowlだ」という、とてもアットホームなライブになりました。

グレタ・ガルボの「肉体と悪魔」は、クラレンス・ブラウン監督の巧みな映像技術にくすぐられて笑ったり、ガルボの美しさと、近すぎる三角関係にドキドキハラハラしたり、今日も会場の反応がよく、語る方もとても楽しかったです。

映画の前に、司馬遼太郎の随筆「21世紀を生きる君たちへ」と
上映後に、先日亡くなられた詩人茨木のり子さんの詩2編を
酒田東高の先輩の作曲したCD音楽「幻想」に乗せて(荘厳で素敵なレクイエムです)朗読させていただきました。
誕生日は感謝を表す日…。僭越にも皆さんに私からプレゼントをと思って自分がとても感銘した詩と随筆を3編選んだのでしたが、朗読し皆さんと共有したことで、再度私自身がこれらの詩をもらった気がしています。朗読は目を閉じて聴き、映画は目を凝らして観入って(聞き入って)下さった皆さんに感謝です。

歌を合唱してもらい、ケーキまで用意していただいて感激でした。会場の皆さんにもほんの少しずつですが召し上がっていただけて嬉しかったです。(こういう幸せが重なると「結婚式」への欲はほとんどなくなります。注:結婚への欲ではありません)
当たり前のことですが、この日は一つ歳をとったことを嘆く日ではなくて、生んでくれたこと、生まれてきたこと、周りに育てられ支えられて生きてこれたことを、喜び、感謝する日なんだなあと、しみじみ感じました。
今後もより楽しんでいただけるよう頑張って参ります。

役者さんなど、芝居関係者の観客率が非常に高くなってきているのが興味深いです。お芝居好きの方々と、映画好きの方々と、語り含めエンターテインメント全般観るのが好きな方々、そして活弁ファンの比率が同じくらいという感じがします。生演奏の場合はそれに音楽ライブ好きな方も。そして若干、私のことを親心ではらはらと見守って下さっている方々。

次回のgabowlすろ~しねまナイトは3月16日(木)、久々のコメディシリーズとなりました☆ チャップリン×キートン×民話笑い話、かな。
渋谷の時のような食事メニューも用意して下さるそうです。また遊びに来て下さいね

ps. いただいたものは全て大事にいたします。(飲食物は大事にしすぎないうちに頂きます)本当にありがとうございました。
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明日はグレタ・ガルボの「肉体と悪魔」

2006-02-22 | 活弁
明日23日(木)、南青山の新しくなったgabowlで、すろ~しねま活弁ライブを行います。
この歳になると前面に出すのが恥ずかしい、私の?回目の誕生日で、BirthdayPartyを兼ねて、すろ~しねまが企画してくれました。嬉しいし、有り難いですが、非常に面映いです。
私から、皆さんに、感謝の気持ちがプレゼントできるようにと思っています。

上演は、グレタ・ガルボのサイレント期の傑作「肉体と悪魔」。
http://www.slowcinema.com/pc/060223.html
二人の親友どうしの男を翻弄してしまう女性。 まだ20歳を過ぎたばかりのガルボが、とても妖艶で、怖いくらいに美しいです。 たっぷり酔いしれて下さい。

思えば、渋谷gabowlで始まった活弁シネマライブも、3周年を迎えます。本当に、これまで携わって下さったスタッフ、ミュージシャン、そして観に来て下さった方々のおかげです。
新しい南青山のgabowlも、渋谷の雰囲気を引き継いだ隠れ家的な空間になっています。
入り口、見過ごしませんよう。お越しをお待ちしています。
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庄内(酒田、鶴岡)ツアー

2006-02-20 | 酒田・庄内・山形
土日(18、19)は、庄内観光大使?として、大学時代の恩師、友人7人を連れて、酒田鶴岡巡りをしてきました。見どころ満載の二日間強硬ツア-でしたが、皆さん、すっかり庄内ファンになってくれました(と思います)。

18日(土)
朝7時台の新幹線で東京を出発。
山形、新庄経由の、山形新幹線で。新庄駅で在来線に乗り換え、12時すぎに酒田へ到着。
一応仏文コースが中心のメンツなので、全国でも有名なフランス料理の老舗「ル・ポットフ-」で昼食。
雪の降る中、「本間美術館」へ。本間家の別荘から、雪の庭園を眺めることしばし。
車で「山居倉庫」へ移動。現存し、今も現役の日本最古の木造の米倉。
近年できた「夢の倶楽」でも、北前船で栄えた酒田の花街文化などが紹介されていて、人形師辻村寿三郎展とともに楽しむ。(明治初期の長者番付では、並み居る財閥を押し退け、酒田の本間家はまだ全国トップでした)
最上川の白鳥を眺めながら、「土門拳写真記念館」へ。
写真もさることながら、池のたくさんのカモと白鳥に癒され(?)、市内、昔栄えた花街、「相馬楼」などを巡って酒田駅へ。

羽越本線にゆられ、年末に脱線事故のあった路線を通って鶴岡駅まで。
(事故現場付近は、ずいぶん徐行運転にしていました)

お迎えに来ていただき、湯田川温泉の、藤沢周平ゆかりの宿「九兵衛旅館」へ。
途中、「あの辺が、藤沢周平の生家があったところです。民家の明かりも見えませんが…」「え、どこ?どこですか?」真っ暗で何も見えませんでしたが、なんとなく、見たような得した気分に。
ちょうどどんがら汁の季節ですからね。おいしい庄内料理に舌鼓も打ちつつ(本当にここは料理がいいんです。私がリピートしている理由でもあります)、いい湯に浸かって。
この旅館は活弁公演(鶴岡時代劇映画祭)でお世話になり、それ以来のご縁なのですが、ここの専務もたまたま同じ大学の先輩で、今回もすっかり歓待いただいてしまいました。 藤沢周平さんも、ここのおかみさんが自分の教え子ということで、生前、庄内に来る際にはいつも利用していた宿で、直筆の文や写真がたくさん展示されています。
湯田川の湯は源泉100%。泉質もとてもよく、くつろげます。ぜひ足を運んでみて下さい。

19日(日)
朝からお迎えに来ていただき、まずは「加茂水族館」へ。
旭山動物園のように、ここは「世界一のくらげの展示」で、人気復活、再生した水族館です。
なんのことはない、私も小学校低学年の修学旅行で行った、小さな寂れた水族館なのですが、中の展示は素晴らしいです。庄内沖に生息する魚の展示も、らっこ、あざらし、ペンギンも、そして数々の「くらげ」にも、みんな、子どもに返ったようにおおはしゃぎ、大笑いで観てきました。ちょっと主観と私情の混じった”展示生物のコメント”、これがまたイカシているのです。
ここはお薦め。皆さん、ぜひ一度足を運んで下さい。きっと気に入ります。

日本海に感動し、うみねこなどを見遣りながら、羽黒の「松ヶ岡開墾場」へ。
明治時代が到来し、廃藩置県で、困窮する武士たち。その救済と社会貢献を目的に、武士たちの働く場所として開墾された養蚕施設です。広い開墾場では、大勢の家族が共同生活を営みながら、蚕を育て、絹を出荷していました。3階建ての頑丈な建物で、お蚕さまのために、床暖房(床下に囲炉裏)、風通しのいい窓が工夫されていて、庄内藩の指導者たちは賢かったなあと感心します。 端の一棟は、現在、「蝉しぐれ資料館」となっていました。

取り壊しになる前にと、そこから数分の「蝉しぐれのオープンセット」も観てきました。
そのまま残せばいいのにとも思いますが、これ、維持費がたいへんなんですね。
またあの辺の田んぼの中に、次の藤沢映画のロケセットも作られるようです。

その後、国宝「羽黒山五重塔」へ。滑り落ちないようにと怖い思いをしながら行ってきました。 山頂の合祭殿まで登るのはさすがにやめました。これは、春以降、夏の企画です。

お昼は名物の「麦きり」や「手打ちそば」などを食べて、鶴岡市内へ。

庄内藩の藩校だった「致道館」や、郷土の人物を紹介した「大寳館」、鶴岡城趾、鶴岡公園を巡って、日本海を眺めながら新潟経由で帰ってきました。

もっともっと観ていただきたかったのですが、一泊二日ですので、これだけ観れば多分いっぱいいっぱいでしょう。皆さんとても喜んで下さり、楽しい旅となりました。

このツアー実現にあたっては、地元の友人たちにずいぶん協力いただきました。
また、行く先々で、それぞれの施設、名所の方々が丁寧に案内、説明下さり、地元の方々の温かさにたっぷり触れて、みんな感謝いっぱいで帰京しました。本当にありがとう。

まだ庄内へ行ったことのない方。
ぜひぜひ、足を伸ばしてみて下さい。不満足のまま、お返しすることはありませんから。
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藤沢周平ゆかりの宿で

2006-02-19 | 酒田・庄内・山形
九兵衛旅館で、ゆっくり温泉に入り、おいしい庄内料理をいただきました。
その後、みんなで、フランス文学の恩師の出演した番組をDVDで観たのですが、
フランスで放映された30分のインタビュー番組、当然、全部フランス語です。
面白い番組で、と言いたいところですが…情けない。フランス語、みんなある程度分かっていたようですが、私は先生の解説なしでは残念ながらさっぱりわかりませんでした。
(ちなみに私はイギリスコースです。だからと言って決して英語が得意な訳ではありませんが)

ずっとバルザックの研究をしてきた先生は、一昨年、パリのバルザック記念館に自分の長年の研究データを寄贈しました。どの小説にどの語がどれくらいの頻度で使われているかという気の遠くなるような蒐集、分析作業です。しかもバルザックはとても多筆の文豪!脱帽です。先生はパリ市から表賞を受け、招かれて、ずいぶん当地のマスコミで紹介されました。初めてバルザックの作品に触れて、感動したのが高校の時だとか。それ以来、生涯かけてその作家と向き合いつづけるというのは凄いことです。

高校時代に一番感動した本か…と考えましたが、思い出せないということは、生涯を変えるような本とは出会っていないということでしょうか。そういえば、文学ではありませんが「マ-フィーの成功法則」にハマったのは高校時代でした。小中学校時代はけっこう本を読みましたし、好きな作家のものは全部、などと思いましたが(漫画もずいぶん読みました)、高校時代は読むよりも、毎日書く方に忙しかった気がします。

そうそう、面白い体験を思い出しました。
一応、私は大学時代、第二外国語にフランス語を選択したのですが、フランス語を教えてくれたフランス人女性の先生は、以前、酒田の大地主のお宅(うちの隣の村)にホームステイをして日本の農村文化を研究していた方だったのでした。しかも私は、中学の頃、新聞委員をしていて、なんと彼女のことを記事にしていたという、なんとも世間は狭い、という経験をしました。

ちなみに、庄内弁とフランス語って、よく、イントネーションや流れが似ているって言われるんですよ。庄内の方々、言われたこと、ありません?

藤沢周平の小説が面白いと思うようになったのもここ数年です。彼の人物の描き方は巧いですね。感情的でない精緻な筆で、滔々と読む者を引込んでいく語り口が好きです。
ゆかりの地で、みんなで雰囲気にしっかり酔わせていただきました。

九兵衛旅館
http://www.kuheryokan.com
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庄内ツアー1 日目

2006-02-18 | 活弁
昨夜はNPO「女の空間」で、活動弁士としての現在の活動についてお話しをさせていただきました。文化や芸能、教育などについての声が活発に飛び交う楽しい会でした。「活動弁士」と言って「それはなんですか」と言われることが随分少なくなりました。嬉しいことです。
今日は朝早くから庄内ツアーへ。大学時代の仏文コースの友人、恩師、7人を率き連れた温泉旅行です。今日酒田、明日は鶴岡、二日間の強硬日程ですが、雪の庄内を楽しんでもらおうと思っています。山形県内、雪で真っ白です。

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「大地に根をはって」

2006-02-17 | Weblog
で思い出しました。
「大木は風当たりが強し しっかりと根をはれ」

弟が、父にもらって小学校時代から座右の銘にし、「父より」と大きく書いて部屋に貼っていた言葉です(本人も忘れているかもしれませんが)。
寅年、獅子座、「質実剛健」が名前の由来となった弟は、この言葉をとても大事にしていました。
私も大好きな言葉ですが、子年、魚座の私は、水の気質のまま、現在に至っております。
もちろんそれが嫌なわけではなく、昔も今も、水のように、海のように生きれたらと思っていますが。

20年も前の弟の部屋が蘇り、いろいろなものが懐かしく思い出されます。
書いて貼っていた言葉の中で上記の二つ以外に、武田信玄のスローガン、孫子の「風林火山」がありました。
「疾(はや)きこと風の如く 徐(しず)かなること林の如く 侵(おかし)掠(かす)めること火の如く 動かざること山の如し」(「侵(おか)し掠(かす)めること」の部分は、「攻めること」になっていたと思いますが)

勝つための要諦でしょう。
うちは「文武両道」の大好きな一家でしたし(私は脱落しました)、勝負に勝つためには、術だけではだめで智恵と精神が大事だということを叩き込んでいた気がします。
ただ、心身を鍛えながら、勝ち続けられるうちはいいかもしれませんが、どの世界にも上には上がいて、おそらく、だんだんと人は、本当の勝負の相手は自分自身なんだと思うようになってきます。

何かの土俵で、誰かに勝つ事に全ての価値がある訳ではありません。
相手に勝つことだけに目標や価値を置いていると、負けた時には何も残らず、勝負することすら価値のないことになっていきます。トップを目指しながら、自分自身の限界と闘っているアスリートたちの姿には感動しますが、それは本当の勝負の価値を知っているからなんだと思います。

「あれになろう、これに成ろうと焦るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作りあげろ」
往年の名弁士、徳川夢声のラジオ朗読などで現在も人気の小説「宮本武蔵」(吉川英治著)の一節が、最近とても心に染みました。易しいことではありませんが、本当の勝負ってそういうものかもしれません。

そういえば、ずいぶん前に行きましたが、吉川英治記念館も、閑静で、彼の人間への温かく厳しいまなざしを感じる、とても素敵な場所でした。
人間の尊厳や価値、本当の平和、戦うことの意味、などについて、筆を持って、大衆文学で世に問い続けた彼の生きざまや、その作品に触れられ、彼の書斎で思いを馳せることができます。お薦めです。
連想ゲームのように、とりとめのない文になってしまいました。

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桜井大地( たいち)

2006-02-16 | FAMILY
に決まりました。芸名ではありません。2週間も名無しのごんべえだった甥っ子の名前です。節分に産まれたため、豆太だの節男だの鬼介だの諸案ありましたが、北海道の広い大地ですくすく育つよう、心広くたくましい男になるよう、願って名付けられました。
妹の旦那さん、お義父さん、うちの父、弟、みんな漢字一文字、仮名で三文字ということで、第一子は倭(やまと)と名付けられ、第二子は「たける」だろー、三番目は「みこと」だろー、と期待されておりましたが…、どこかの新党のような(発音は違います)名前になっておりました。
大地に根をはって、大きく育ってくれますように。
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解禁

2006-02-15 | Weblog
しばらくご無沙汰いたしました。
ごめんなさい。ちょっぴり体調を崩したりしたせいもあり、ブログ禁止令が出ておりましたが、また再開させていただけるようになりました。メールを下さったり、更新していないブログに毎日訪れて下さった方々、本当にありがとうございます。

この間も公演等には、本当に毎回会場いっぱいのお客さまにいらしていただき、遅ればせながら心より感謝申し上げます。印象的な出来事(たくさんありますが)に関しては、多少、遡って書き込んでいくつもりです。
また楽しい新企画などがいろいろと進行中ですので、宜しくお願いいたします。

トリノオリンピック、見ていますか?岡崎選手には、ぜひメダルをとってほしいですね
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