野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

大相撲初場所(2023)始まる

2023-01-11 06:26:02 | スポーツ
2023年の初場所、テレビ観戦していると、今場所の入りは良さそうだ。こういう満員の桟敷席を見ていると、テレビを見ている当方までもが楽しくなるから不思議なものだ。

初場所も2日過ぎると、勢いのある力士、相変わらずやる気のなさを感じる力士と両極端に見える。最も勢いを感じる力士の代表が豊昇龍と若隆景の二人。
初日の豊昇龍、動きが素早い。豊昇龍は翔猿の右上手を取ると、一気に寄りきった。あっという間に勝負がついた。体も大きくなっているので、立会いが決まると一気に持っていく力がある。二日目の琴ノ若戦、初日同様の下から鋭い立会いは琴ノ若上手く止められ、一瞬危ない場面もあったが、土俵に寄られながらも強靱な足腰で残し、右下手投げで逆転勝ちした。あれだけの体重も上背もある琴ノ若を寄られながらも投げとばす力と技はテレビ観戦しながらアッと驚いた。今場所の豊昇龍は明らかに違う。今場所一番強い力士になったんではと感じる。同じく東の正関脇若隆景は初日、速い相撲をみせ、明生を力相撲で一気に寄り切った。しかし、二日目の若隆景は御嶽海の出足に圧倒され、土俵際まで追い込まれところから押し返したところ迄は良かったが、今場所、万全な体に戻った御嶽海に一敗。毎場所、序盤のエンジンのかかりが遅いけど、今場所は違うというのが見えた。その若隆景に勝った御嶽海だが、強い時に戻ったようで期待できると思われるが、この力士はしばしば期待を裏切るところがあり、コロッと負けがこむことがある。何れにしても、今年、大関を目指す豊昇龍の、あの闘争心と勝つことへの執念、そしてスパッと切れ味のよい技は、今の角界で一番だと思う。それに続く若隆景の相撲に期待ができる。で、三日目、豊昇龍はここまで好調御嶽海の両まえみつを引くと一気に押し出し3連勝。強い。若隆景も翔猿 に勝ち2勝1負けで続く。

優勝すれば横綱への推挙が期待されているらしい貴景勝(報道にそう書かれていた)が、二日目に負けた。先場所に続き、翔猿の速い動きに翻弄され、はたき落とされた。あのような素早い動きの力士に付いていけない貴景勝、二日目の黒星は見ていて勿体ないと思う。残念と言えば高安。二日目、霧馬山に一方的に押し倒され2連敗。素人が見ても、初日も二日目も立ち合いの腰が高いのだ。二日とも得意のカチアゲから入ったが、腰が高いので相手の力士に力が全く伝わっていないように見えた。足に力が入っておらず、むしろ上体が浮いているように見えた。これでは勝てない。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も今場所最も期待できる力士の筆頭に高安を挙げていたが、現実は厳しいようで3連敗。

勝つことに執念をこめた相撲を見せたのは、先場所優勝の阿炎。初日、小結昇進の琴ノ若を激しい突っ張りで土俵下まで吹き飛ばした、あの力相撲が、先場所優勝の効果だと思う。この力士には日本人相撲取りには見られない勝つことへの執念を感じる。阿炎も3連勝。

一方、その負け方にやる気のなさを感じさせるのが先場所負け越して大関から陥落した正代。初日、二日目とも押し込まれると簡単に土俵を割る。二連敗に、このままではとても大関復帰は無理な話で、なにか相撲に勝つと言う執念が全く感じられない。

初場所も始まったばかり。
だれが優勝するのかわからないが、横綱、大関への席は空いている。誰が勝ち取るのか、毎日、テレビ桟敷に座るのが楽しみな毎日だ。ここまで書いて思いだしたが、テレビ観戦は幕内後半戦から見ることにしているので、テレビをつける前に勝負を確認する取り組みに、今場所十両昇進の朝乃山 の相撲がある。NHKの大相撲動画で朝乃山の結果をパソコンで見てからテレビをつけるのが日課となった。元大関の朝乃山、十両の下位力士と比べると、体格と言い明らかに違う強さがある。その朝乃山 、3日目も勝って3連勝。みんなが期待しているのは十両全勝優勝だ。
  
コメント
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