野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2023大相撲初場所 11日目

2023-01-19 11:13:15 | スポーツ
大相撲初場所も残り4日となった。
今場所もずば抜けた力量の力士が見当たらず、どの力士が優勝に一番近いのかよくわからない。

前半戦までは大関貴景勝優勝の可能性が最も高いと思っていたが、11日目の琴ノ若の一戦に負けた相撲をテレビ観戦して感じた事だが、15戦に一様の強さを出すのは大変難しいものだと分かった。なにせ、10日までの貴景勝の相撲は非常に力強さがあり、精一杯の土俵を務めていると感じられたので、それは千秋楽まで続くだろうと思っていた。10日目の琴ノ若も難なく押し出して勝つだろうとテレビ桟敷で予想したが、実際は琴ノ若にいいところなく敗れた。立ち合いでやや遅れた貴景勝をしっかりと踏み込んで止めた。その後も貴景勝の強烈な押しをこらえて前に出続け、前日まで鋭い出足から一気に押し出す相撲で勝っていた貴景勝は防戦一方となった。琴ノ若は止まらず一気に逆襲に出ると、そのまま押しに出て貴景勝の丸い体が土俵下まで転げ落ちた。11日目の琴ノ若は腰が良く落ちていたのが勝因かもしれない。今場所、小結に昇進した琴ノ若は初日からいい相撲がなくずるずると負けが込んでいたので、その流れにある琴ノ若を予想したが、貴景勝との一番は違った。貴景勝は、動きが一瞬も止まると、その後は力強さが消えた。11日目の琴ノ若の相撲なら残り4日、大いに期待できる。貴景勝は11日目に2敗となって、同日勝った阿武咲 も2敗。大相撲とは、どこでどう変わるか予想もつかないので、がっかりする事もあるが、それがまた面白さでもある。

序盤戦、絶好調だった豊昇龍や阿炎 は中盤戦から負けだした。特に、豊昇龍の序盤戦の相撲は別格の強さがあり今場所優勝候補ナンバー1だと思えたが、中盤から相撲が荒くなって無理な姿勢からの投げを多用するようになり、NHKの解説も怪我を懸念していたが、案の定、9日目、若元春との一番で左足首をひねり翌日休場した。そのまま休場すると負け越しの恐れもあり、それまでの蓄積が無駄となってしまうと懸念されたが、11日目に出場し錦富士に勝った。勝った後も左足を気にしていたが、勝ち越しまであと1勝。どうなるだろう。大相撲を背負って立つ力士の一人になる力量をもっているので、ぜひ今場所の残りも出場し勝ち越してほしいものだ。先場所優勝の阿炎、初日から5連勝に期待したが、その後はふがいない相撲を取っている。5連勝していたころとは全く人が変わったような元気がない。東の関脇若隆景の相撲、霧馬山のとったりの奇襲に体がついていけず6敗となった。しかし、この相撲は霧馬山は良い相撲を取ったと思う。とったりと言っても霧馬山の足が絡んでいたので、これでとったりがうまく機能した。霧馬山もうまい相撲をとるので好きな力士だ。
 
11日目までの結果では、2敗が貴景勝と阿武咲の2人。3敗は平幕の玉鷲と琴勝峰の2人。貴景勝が依然有利と思われるが、貴景勝と同年齢26歳の阿武咲、数年前までの阿武咲は貴景勝と相譲らずの勝負を展開していたのが記憶に残っているだけに、また今日(19日)の神戸新聞スポーツ欄は阿武咲のことを「26歳、悔しさ糧に」としてうまく書いていたが、強い時の阿武咲の復活が本物だとすれば、誰が優勝するかは予断も許さない展開がまだまだ続きそうで面白くなってきた。

十両の朝乃山が負けて10勝1敗。相手の大翔鵬 が力強い相撲をとった。モンゴル出身の大翔鵬は十両6枚目で9勝2敗。ほかにも5枚目で10勝1敗金峰山 がいる。朝乃山が十両で相撲を取り出してから、テレビ観戦するまえに、パソコンで十両の結果を一通り見ているが、十両の上位は強くて立派な力士がいるので、パソコン観戦もまた楽しい。
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