野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2023大相撲初場所 千秋楽

2023-01-23 06:42:21 | スポーツ
初場所は大関貴景勝が優勝した。
3年前の11月場所以来3回目の優勝で、優勝インタビューでは義理の父親の元大関北天祐の優勝回数を超えることが出来たのでうれしいと言っていた。貴景勝の優勝インタビューを聞いていて、今までのイメージとは違い、現役最高力士たる考え方や話し方は本当に立派だと思った。

NHK
千秋楽は同じ11勝3敗の琴勝峰 との相星優勝決定戦となったが、7日目の翠富士の一戦とよく似た相撲で、貴景勝の左がうまく入って琴勝峰をすくい投げで投げ飛ばした。

前半戦までは、大関貴景勝優勝の可能性が最も高いと思っていたが、11日目の琴ノ若の一戦に負けた相撲をテレビ観戦して感じた事だが、15戦に一様の強さを出すのは大変難しいものだと分かった。なにせ、10日までの貴景勝の相撲は非常に力強さがあり、精一杯の土俵を務めていると感じられたので、それは千秋楽まで続くだろうと思っていた。10日目の琴ノ若も難なく押し出して勝つだろうとテレビ桟敷で予想したが、実際は琴ノ若にいいところなく敗れた。その屈辱を千秋楽で晴らしたと言う感じた。  

横綱稀勢の里が引退し、日本人横綱が居なくなって寂しくなった大相撲だが、その救世主としての貴景勝にかける期待は、限りなく大きいと思う。かっての強い時の稀勢の里がそうであったように、花道から登場すると、場内の雰囲気が一変するのがテレビを介して十二分に感じられるのは大関貴景勝だけと、2年ほど前はそう感じていた。その後、怪我もあったが太りすぎの体重設定の失敗等、あまり良い噂が聞こえなくなり、失望の連続だった。そうして2年たち、2023年初場所、やっと3回目の優勝だ。我々、相撲ファンの期待は単純で、それは2年前にもあった貴景勝の物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士をものともしない飄々とした仕草に、ピーンとした緊張の空気が漂ったあと、歓声が場内に響きわたる。そんな貴景勝になって欲しいと、大相撲ファンの一人として思う。貴景勝は、我々相撲ファンが期待する本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」になって欲しい、と思う。

十両は朝乃山が千秋楽も勝ち、14勝1敗で優勝した。
昨日21日、千秋楽を待たずに十両優勝を決めた朝乃山は東の十両二枚目の北青鵬と対戦した。朝乃山は得意の右四つの形に持ち込んで上手投げで勝ち、インタビューで、幕内を上がり、今年は三役を目指すと話した。NHKの大相撲動画再生回数は朝乃山の取組みが常に上位にあり、相撲ファンの期待は大きい。今日(22日)、元大関小錦が違う番組で、照ノ富士が現役でいられる時間は短いと話していたが、そうなれば元大関朝乃山への期待も大きくなる。

大相撲って、本当に面白い!
コメント
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