野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2023、大相撲九州場所も半分消化

2023-11-20 06:21:45 | スポーツ
19日の八日目から、休場していた朝乃山が途中出場すると、しかも相手は横綱を狙う大関貴景勝だと新聞の取組表にあった。これは期待一番の相撲になりそうだ。七日目までの大相撲九州場所は、これと言って群を抜いた結果を出した力士も見当たらず、期待の朝乃山の相手が貴景勝なら見逃すわけにもいくまい(相撲の結果は、朝乃山の勝ち。これで貴景勝の横綱昇進はほぼ無し)。

今年最後の大相撲、九州場所の話題は、先場所優勝の貴景勝が横綱昇進の結果を出せるか否かだと思うが、新聞は「横綱昇進は14勝以上などのハイレベル結果が求められる」とあるし、貴景勝の談話を読んでも悟りきったようなコメントしか聞こえてこないので、良くて”九六”の結果に終わるような気がする。貴景勝の相撲には、かっての貴景勝にあったような、一気に持っていく相撲が、花道を肩を切って歩いていく姿が、もう感じられない。勝ち越すのがやっとで、その勝ち越す相撲の一番一番に、かっての凄味があった相撲であったならまだましだと、我々相撲ファンは感じてしまった。つまり、今の貴景勝に大相撲の醍醐味を期待していない。

それにしても、今場所、まさに興ざめの一番を見てしまった。こんな相撲を見せられたらファンは一変に大相撲から離れてしまうだろう。その代表が五日目の大関豊昇龍の立ち合いだった。まさに、場内騒然の珍事で、大関豊昇龍は立ち合いで”80”秒間、手をつかずじっと相手の豪の山を見つめるだけ。豪の山は何度も右手も付け、すぐにも両手も付ける仕草にあるのに、豊昇龍はただただじっとして動かず、立たない。テレビを見ていてもイライラしてくるのに、じっと見つめる館内のファンはもっとイライラしたはずだろう。まさに大ブーイングだ。翌日の新聞の豊昇龍のコメントは「熱くなった」と釈明したとあるが、行司もこんな無様な立ち合いに「手をついて」と何度も促してもなお、単に相手を見つめているだけで様にならない。土俵を降りてすぐに審判部から指導があったと聞いたが、翌日も時間は短いが似たような立ち合いだったので、意識的にとった仕草なんだと思う。これに似た場内ブーイングの相撲を度々とる横綱が、もう現役を降りた力士が一人いた。その横綱の呼び出しがかかるとすぐにチャンネルを変えたぐらい嫌いな相撲をとる横綱だったが、大相撲の鏡たるべき大関が、横綱が、ファンに見せる仕草では決してないと思う。我々巷の大相撲ファンは彼らのねちねちしたヒール性の強い相撲など見たくない。

先場所もそうだったが、横綱照ノ富士は休場したので、次横綱候補は豊昇龍、霧島と貴景勝の大関3人に、関脇琴ノ若、若隆景に大栄翔がそうだと多くのメディアがそう書いてきた。しかし、テレビで相撲観戦していると、相撲界を牽引する期待の星は、20代前半の若手力士に既に移ってしまったような感じすらある。それは「熱海富士 」であったり、「豪の山」、来場所幕の内に上がる可能性の高い「大の里」がそうだ。相撲放送が終わって、NHKの大相撲動画でその相撲を再度見ても惚れ惚れする相撲を取るのは、今場所はこの3人の力士。
 「大の里:NHK」
そんなことをブツブツ独りで呟きながら、5時からNHKの大相撲実況放送をみて、NHKの動画をまた見てしまう、大相撲ファンの一人である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりの訪問、カワサキプ... | トップ | ゴジラ-1.0 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

スポーツ」カテゴリの最新記事