野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

野々池貯水池のリンドウ

2013-11-04 07:00:25 | 野々池周辺
  野々池貯水池で最も端正で秋らしい山野草はどれかと言うと・・リンドウがそうだ。
一昨年、野々池貯水池でリンドウを初めて見たときは本当にビックリした。多分、随分と昔から咲いていたのだろうけど知らなかった。
ジョギングコースを利用する殆どのジョガーやウォーキングする人達は早足で通りすぎるので、草むらに埋もれたリンドウなどに気付くことはない。
西明石駅から歩いても約30分、車でも10分ぐらいの距離にある明石市の貯水地に、何故リンドウが咲くのか良く分かないが、始めてみるとこんな所に何故と一瞬驚く。
花屋に売っているリンドウと異なり本当に小さな花だが、その花姿の端正さと言い、濃い群青の色合いと言い、暫し見とれてしまうほどだが、
らせん状に閉じている状態も、また味わい深い姿をしている。
    
    
    
                           
リンドウがしっかりと根付いているのは、定期的に草刈りや樹木の選定等で貯水池周辺整備が丁寧に行われている効果だろうと思っている。
そして今年は、10月29日に咲いているのを見つけ、その後確認するとポツンポツン次第に花数が増えつつあった。
しかし、残念ながら、全体的にみるとリンドウの花数が昨年に比べて、更にもっと多かった一昨年に比べても、次第に減少しつつある。その理由もはっきりしている。
一昨年始めてリンドウを見た時は、咲いている領域も結構広かったが、昨年かなりの数の「リンドウが盗掘」にあって、今は一部領域にしか咲かない。
草むらの中に、群青のリンドウの花がハッとするような綺麗さがあるのも、この場所にあってこそだと思う。
綺麗な山野草の花摘んで持ち帰るのはOK範囲だと思う。が、根こそぎ掘って持ち帰られたら、根を張ることもなく、増える事もなく、もう二度と咲くことはない。
野々池貯水池からリンドウが消えつつある。山野草の栽培には、温度、湿度、土壌等の条件が整った環境が必要だそうで、一般自宅の庭などで簡単に栽培できるものでは多分ないと思うが、
美しい野生の草花は公共の財産だから、その美しさを将来にわたって継承していけるよう、一人ひとりがモラルとマナーをもって、野生植物の保護を心がけたいものだ。
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