股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

脚が上がらない! 3

2009-04-16 02:05:18 | トレーニングのこと
●先日発売された『わかさ』に股関節痛の解決法として“骨髄ドレナージ法”のことが書かれていました。
極小さな手術で痛みが取れるというのですが・・・。
現段階では肯定も否定もできませんが、私なりに考えてみて記事にしたいと思います。
まったく新しい考え方で、理論的には理解できる面もあるので興味はありますね。

●7月の博多出張の場所が決まりました。(7月10、11、12日)
博多駅前です。
お問い合わせいただいた方には、施術に関する詳細をお知らせいたしますので、その内容を確認してからご判断ください。
お問い合わせはこちらからどうぞ。

6月の深圧研修会の申し込みは今月いっぱいで締め切らせていただきます。
お申し込み頂いた方々には、5月前半に関連資料をお送りいたします。
宜しくお願い致します。



「脚が上がらない!」

自分の力で脚を上げたり脚を振り出す筋肉は腸腰筋ですが、その動きを邪魔する筋肉があり、その筋肉は内転筋でした。

他の人に股関節を曲げられた時、股関節の曲がりを邪魔する筋肉もあります。

その筋肉は、上前腸骨棘の下にあります。

筋肉名で言うと、大腿筋膜張筋、縫工筋、大腿直筋です。

皆さんは、筋肉名というより場所で覚えるといいと思います。

場所は、銀座の松屋から伊東屋の方に向い、メルサを右折して・・・。
当店の場所じゃなかったか!

他動運動時に股関節の曲がりを邪魔する筋肉群がある場所は、上前腸骨棘という骨の下になります。

上前腸骨棘は、一般的に腰骨(こしぼね)と呼ばれているでしょうか。

ですから、腰骨の下をガッツン、ガッツンほぐすと曲がりやすくなる人がいると思います。

この図の青い部分のように、上前腸骨棘の下をぐるりとほぐすと良いと思います。
手のひらででも、すりこぎ棒ででも、らっこちゃんを逆さまにして押しつけてもいいでしょう。


皆さんの脚を少しでも上がりやすくしたいです!



変形性股関節症を怖がらないでね








脚が上がらない! 2

2009-04-16 01:59:59 | 筋肉の話
●鹿児島に5月29日から6月2日まで行きます。
いつもの場所が借りられることになりました。
ご心配をおかけしました。
九州の皆さんには近々メールを差し上げます。
少々お待ち下さい。

●銀サロは銀座に二ヶ所あります。
松本と宮川のいる銀サロ(銀座1丁目)と佐藤のいる銀サロ・プラス(銀座7丁目)です。
銀サロのホームページは皆さんご存じだと思います。
この度、佐藤先生の銀サロ・プラスのホームページができました。
今後、佐藤先生への予約は、こちらのホームページからとなりますので、宜しくお願い致します。
佐藤先生のブログも新しくなっています。

なお、銀サロのホームページからも佐藤先生のお店のホームページに飛ぶことができます。



前回の続きです。

ももを上げる動きを邪魔する筋肉は、ドラえもんでしたよね。

・・・じゃないって。

ももを上げる筋肉は主に腸腰筋なんだけど、腸腰筋が正常に働く状態であっても、ももの内側にある内転筋が邪魔することが多いんです。
内転筋は静かに悪さをしますからね。
前回の患者さんでも、内転筋を押しました。

内股の筋肉は自分ではほぐしにくいです。
たとえば、横向きに寝て股の付け根あたりにビール瓶を挟んでみてはいかがでしょうか?
力を抜いて行うことが原則。
適度な物を探して挟んでみて下さい。
挟んだものが両側の内転筋を圧迫してほぐしてくれると思います。

内転筋をほぐすと、ももの上りというか脚の振り出しが楽になると思います。



基本的にももの上りが悪い場合、股関節の曲がり(屈曲)が悪いことがあります。
これは、ほとんどの方の場合骨と骨が当たって曲がらないのではありません。

関節が固くなる原因は、靭帯の硬化と筋肉の短縮と考えるのが一般的なんです。


「この病気だとこんなもんだと思っていました。」
「骨と骨が当たっているので仕方ないと思っていました。」

と、お考えの方が多いと思います。

実際、股関節を曲げられるまで曲げてからレントゲンを撮ってみるとはっきりとわかることなのですが、このようなレントゲンの撮り方をする先生はほとんどいないので、想像で説明されることもあると思います。


「手術で骨盤を前に動かしたから、骨と骨が当たって動かないんですよ。」
・・・本当ですか?

他動的(他の方に動かされたとき)にももの上り(曲がり)が悪い時には、ある筋肉をほぐすと曲がりが軟らかくなることがあります。

教科書的には、曲がりを邪魔するのは、腸腰筋の反対の働きをする大殿筋ではないかと考えるのですが、実は全く違うんです。



その筋肉の名前は・・・「僕、ドラえもん。」



つづく。





変形性股関節症を怖がらないでね