股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

静かなる犯人

2007-12-13 23:53:47 | 施術のこと
そいつは、内股の奥深くに隠れてしずか~にしているのです。
そいつは、『俺じゃないよ~』って顔でいつも私を横目で見ているんです。

そいつの名前は“内転筋 ナイテンキン”、正式には内転筋群(薄筋、長内転筋、大内転筋、短内転筋、恥骨筋) 。

皆さんの多くは、股関節の前側から外側に痛みを訴えています。
痛みを訴える場所は、腸腰筋、大腿直筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋というそけい部~お尻の横っちょにある筋肉。

この筋肉群をガツンとすると、痛みは和らぐのですが、その痛みが再発する場合もある。
そんな時、内股の奥で昼寝をしている内転筋をガツンとして起こしてあげる。
『俺は痛みの犯人じゃないよ』とそいつは言うが、『お前が昼寝をして働かないから、負担が前側~外側に行くんだ!』といいながらガツンと起こしてあげる。

そうすると、内転筋が大腿骨を内側に引っ張ってくれて、股関節の外側への負担をやわらげてくれる。
結果、前側への痛みの広がりも少なくなる。

こいつを発見するのには時間がかかってしまったなぁ。

つづく



変形性股関節症を怖がらないでね