股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

「これぞ、診察!」・・・って言われてもねぇ。

2009-04-19 04:44:13 | 診療のこと
「これぞ、診察!・・・って言われてもねぇ・・・。」

前回の記事を整形外科の先生が読んだら、そう言うように思います。


私は整形外科医ではないので先生方の気持ちはわかりません。
想像するに、先生方も時間をかけて診察して、しっかり説明する時間が欲しいのではないでしょうか?

6時間で60人の診察。
単純計算で1時間で10人の診察。
途中、トイレに行ったり、マックのフィレオフィッシュをほおばったりする時間も必要だから・・・一人あたりの診察時間は4~5分なのかなぁ・・・?

先生方は多くの患者さんを時間内に診ないといけないから、きっとイライラしながら診察しているのだと思います。

患者さんの評判と、実際にお会いした時の先生の印象が違う事はあります。
また、忙しい病院で仕事をしていた先生が、時間を多く取れる病院に移ると「先生最近やさしいんだって。」なんて話を聞くこともありますね。

ドクターの仕事も大変な仕事だと思う。

日によっては、午前中診察を行って、午後は手術・・・なんて日もあるのでしょうね。


健康保険制度のもとでは、患者数を多く診察しないと経営になりませんからね。


私は、患者さんとの対応に余裕がないことにストレスを感じるので、じっくり時間をかける体制を選びました。


病院でも、「6時間で10人まで患者数を制限しよう!」なんて事が出来るといいですけどね。
そうなれば、触診だってしっかりやるさ、インフォームドコンセントなんてしつこいくらい行うさ、趣味の話だってするさ、歌の一曲くらい歌うさ・・・なんて先生が多くなるでしょうね。


でも、実際には難しいでしょうね。


ということは、患者さん側も対策を考えなければなりません。


ある患者さんは、前もって質問事項を担当の先生宛てに手紙という形で送っていた方がいました。
後日、診察日当日、診察室に入ると、担当の先生がその手紙を手に持って質問に答えてくれるのです。
担当制でない病院では、これは無理ですね。

最低限出来ることは、質問事項を紙にまとめておいて、納得がいくまで質問したいものです。

でもねぇ、ついつい時間を気にして診察を早めに終わらせてしまうんですよね。
私もそういうことがありました。


あれもこれもそれもすももももももも・・・聞いておけばよかった!って後悔するんですよね。

自分の大事な体の事、さらに会計でしっかりお金を払って帰るのですから後悔はしたくないですね。


“簡潔にしつこく”


患者さんが「これぞ、診察!・・・という診察にできた!」という診察にして欲しいと思います。



3分の勝負だ!

ウルトラマンや!




変形性股関節症を怖がらないでね