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股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

“流れ”を感じます!②

2006-06-05 00:22:07 | Weblog
一昔前は「変形性股関節症には手術療法しかありません!」と言い切っていた先生がほとんどであったように思います。
しかし、このところポツポツではありますが、変形を“良いもの”扱いする先生が増えていますし、手術療法以外を重視する先生も増えてきました。
その様な“流れ”を感じています。

注目すべきは、手術を多く行ってきた先生方の中にその様な先生がいらっしゃるということです。
その先生方は、長年手術を行ってきて、いろいろな症例を見てきて“何か”に気づいたんだと思います。
痛みが強い時に手術をすると、痛みが無くなり生活が楽になるということがあることは事実です。
重要なのは、手術後の10年、20年先の股関節の状態です。
人工関節が緩んだらまた入れ替えればいいではないか。・・・という問題ではないことに気づいたのかもしれません。

人工関節にしたら終わり、一安心。・・・と先生も患者さんも思っている傾向があります。
人工関節こそ筋肉の手入れをして、股関節にかかる衝撃を小さくすることによって股関節のダメージを小さくしていかないといけないのではないでしょうか?
自分の骨は不都合があると、股関節を修復できます・・・ただし、皆さんはこの修復を“変形”と呼んで悪者扱いしますが・・・。

人工関節には感受性がありませんので、周りの自分の骨を壊すことを何とも思いません。
それが“ゆるみ”とか“沈み込み”の原因なのです。
これを防ぐには、筋肉を柔らかく大きくしておくことが重要です。
これが重要な“関節の原則”です。

筋肉を柔らかく・・・とは疲れを溜めずに筋肉を正常に保つ手入れをするということ。
筋肉を大きく・・・とは、痛みの無い状態で動く量を増やす、もしくは筋力トレーニングをすることです。

杖で脚をかばうこと・・・これは筋肉を小さくします。
痛みのある状態での筋力トレーニング・・・これは筋肉を硬くします。

みなさん、手術をしているかいないにかかわらず、自骨の手術か人工骨での手術かにかかわらず、さらに股関節か膝関節かにかかわらず、これが人間の関節の原則なのです。
しっかり覚えておいてくださいね。
試験に出ますよ!

この原則さえ踏まえておけば変形性股関節症なんて怖くないのです!


変形性股関節症を怖がらないでね








“流れ”を感じます!①

2006-06-03 01:36:24 | Weblog
たとえば首を右に傾けると左首が痛い時に、首を右に曲げて痛む筋肉をストレッチすると言う治療法があります。
一般的な治療法だと思います。

しかし、一方では痛くない方向(この場合は首を左に傾ける)に動かしながら、自分の手で軽く首に抵抗をかけるという治療法もあります。

最近の勉強の中で、後者の治療法に興味を持っています。
何冊か本が出ているのですが、いずれも理論が欠けています。
理論についての詳しく説明がないから、この治療法が一般的にならないのでしょう。

この理論を詳しく説明すると難しくなるのでここではやめますが、次の2点の特徴だけ書いておきます。

筋肉の性質

①筋肉は強く収縮させた後に、強くリラックスする。
②曲げる筋肉を収縮させると、反対の動きとなる伸ばす筋肉はリラックスする。

上記の二つ性質には専門的に難しい言葉がありますが、ここでは上記の性質だけにとどめておきましょう。

筋肉の性質を考えるときに、“痛くない方向へ動かすことによって(軽い抵抗をかけても良い)痛みをとる”という治療法が理解できるように思っています。

私は、現在骨盤矯正にこの方法を取り入れています。(患者さんが自分でできる)
自分の身体を使った人体実験では、良い感触を持っています。

もう少し自己人体実験を繰り返し、自分の力で痛みをコントロールできる方法が開発できれば、股関節痛の痛みのコントロールに応用しようともくろんでいます。

患者さんが自宅で自分の股関節痛をコントロールできる方法ができると良いですもんね。
この新しい(実は以前からあったのですが)治療方法なら、可能性がありそうです。

もちろん私の基本的な施術法は変えませんが、もっともっと効果的な方法を常に探究していきたいと思います。

この新しい考え方が自分の中で何かを起こしそうな“流れ”を感じるのです。

この治療法の理論を確立し、現在の施術法に加えられると、痛みを取れる確率がさらに上がるものと信じています。

私は、100人の患者さんがいた場合、全員の痛みは取れません。
治療者には、痛みを取る確率を1%でも上げようとする努力が必要です。
80%より81%、85%より86%を目指します。

な~んて、カ~ッコいい!
本来の姿はヘナチョコ野郎~だったりして・・・


変形性股関節症を怖がらないでね

良い週末に!







痛み止めとトレーニング

2006-06-01 09:38:01 | Weblog
早いもので6月ですね。
27年前の6月1日に母が亡くなりましたので、この日は私にとって大切な日です。
今日一日を大切に生きたいと思います。


これまでに私は、「痛みがある時は筋力トレーニングをしてはいけない」と繰り返してきました。
では、痛み止めで痛みを抑えておけばトレーニングをしても良いのでしょうか?

痛みがある時にトレーニングをしてはいけない理由は、筋肉が病気である可能性が高かったからでしたよね。
病気の時になぜトレーニングをしなきゃいけないんですか?・・・でしたよね。
病気の時は病気を治すことが優先でしたよね。

痛み止めを飲むことで筋肉の病気が治るのですか?
免疫学的な考え方でいうと、痛み止めを飲むと痛みが取れにくい身体になります。
痛み止めというのは、血管を縮めることによって一時的に痛みを抑えているだけなのです。
痛み止めで一時的に痛みを抑えても、筋肉は病気のままトレーニングをさせられるのです・・・かわいそうな筋肉ちゃん。

「痛み止めを飲んで筋力トレーニングをしてください。」と指導する先生がいるのです。
まったく何を考えているのでしょうか?
皆さんに必要なことは、股関節を長持ちさせることです。
たしかに筋力が強いほど、股関節は長持ちしますが、あくまでも“筋肉が正常(病気ではない)である”という前提があるのです。
皆さん、筋力をつるために股関節を悪化させることがあるんですよ。
どこか間違っていますよね。

痛み止めをのんでトレーニングをすることの効果というか、根拠は何なのでしょうか?
「痛み止めを飲んでトレーニングをして、股関節を悪化させてくださいね」と言っているのと一緒です。
皆さんも良く考えてください。
たまにどうしても出かけないといけない時に薬を飲むくらいならまだしも・・・。

不思議なものです。
私も以前は偏頭痛時に痛み止めの薬を飲んでいました。
しかし、ある本を読んでから薬を飲むのやめました。
そしたら、確実に偏頭痛が出る回数と偏頭痛の程度が軽くなりました。
その後、よほどのことがない限り薬は飲まないようになりました。
もちろん偏頭痛が出ないような努力もしています。
休みの日に生活のリズムをできるだけ平日と同じにして、寝すぎないように気をつけています。肩こりはほぐすようにしています。

皆さんも、痛いから痛み止めの薬と言うのではなく、痛みが出ないような工夫、お手入れをするように心がけてみてはいかがでしょうか?


変形性股関節症を怖がらないでね






悩んでいます。

2006-05-25 05:29:11 | Weblog
変形性股関節症の会のぞみ会が設立20周年を迎えるそうです。おめでとうございます。

来たる6月25日(日)に東京渋谷で20周年記念シンポジウムが開かれると聞いていますが、参加しようかどうか迷っています。
その前の週に鹿児島に行き、25日前後がかなり忙しくなりそうだからです。ロト6も買わなきゃいけないし・・・?

皆さんの中でも、出席される方は多いのでしょうね?

私はのぞみ会とは地区会レベルの付き合いでは10年近いお付き合いがあります。
一番最初は、東京の国立(くにたち)か世田谷での講演会だったように思います。
その後、鹿児島や埼玉所沢、東京都内の数箇所で講演会を行いました。
多いところでは100人超、少ないところでは10人前後の小さな集まりでした。

『股関節を長持ちさせる方法』と言う題で話をさせていただきましたが、最近は縁がなくなっています。
ある面私を育ててくれた会ですので、こっそり派手なシャツでも着て目立たないように出席するかもしれません。

もしも、当日、への字眉毛の男性を見かけたら私かもしれませんので、石でもぶつけてください。その時は、できる限り小さな石でお願いします。

しばらく悩むでしょうね。

もし参加するようでしたら、会場でお会いしましょう。


この会は、皆さんに参考となる情報を持っています。
入会するしないではなく、ある情報を得たい時には連絡してみてはいかがでしょうか?

会員はすでに7000人を超えたようです。
皆さんの仲間はいっぱいいるのです。
一人で悩まないでくださいね!!!


私が一人で悩んでいるのでした・・・・うぷぷぅ~。


変形性股関節症を怖がらないでね





ついでに、イメージ療法

2006-05-24 03:31:13 | Weblog
先週末、私のパソコンの先生が来られました。
・・・と言っても患者さんなのですが、月に1回土曜日の午後に来られますので、終わってから色々と講義を受けています。
今回は“mixi”について教わりました。
少し研究してから、mixiにもトライしてみたいです。
私も少しずつ成長しているんですよ・・・これでもね。



私の中のイメージ療法は、「与論島の海を思い浮かべて、そこで元気にカヌーをやったり、シュノーケリングをしている自分を思い浮かべる。」ことです。矢田亜希子が出てきたりして・・・ヤダよ~

自分が今まで行ったことのある場所で、一番気持ちよかった場所を思い浮かべ、そこで、何の痛みも無く、元気に動いている自分をイメージするのです。
私は、明るいところでも目を閉じるだけで行っています。

心地よいイメージを潜在意識に焼き付けることで、潜在意識はそのイメージを実現させようと働き始めるのです。
潜在意識を“魂”という人もいます。
そういう意味では、これも自己催眠療法ですね。
スポーツ選手もよくやっていますよね。
心と体の緊張がほぐれます。

イメージ療法には凄い力があり、ある研究では免疫力も向上し、脳腫瘍の患者の腫瘍の影がすっかり消えていたという報告もあります。

皆さんは、このイメージ療法を、股関節痛に応用してみてはいかがでしょうか?
先のミラー催眠等と併用してみても面白いかもしれませんね。

「皆さんが今までに行ったことのある“心地よい場所”に、股関節痛のある自分がいるのですが、そこに速水もこみちが現れ手をつないで「ハハハハハハ・・・・」っと
浜辺を走っているうちに、股関節痛がまったく無くなり、速水もこみちを置き去りにして、岬の先まで走ってしまう自分」をイメージするとか・・・・

このイメージ療法は、長期間繰り返すことによって、どえらい効果が現れる方がいるようです。

静かな場所で、少し暗くして行うと良さそうですね。

お金はかかりません、時間もそれほどかかりません・・・ためす価値はありそうです。


ストレスは、本来皆さんの身体を守るためにあるのは事実です。
ストレスタマリンがダメなだけ。
ストレスは味方です、可愛いいんです!

変形性股関節症なんてち~っとも怖くないも~んだ


受容すると言うこと

2006-05-23 00:15:37 | Weblog
日曜日にダビンチ・コードを観ました。
ダビンチ情報は以前から本で読んでいましたので居眠りする暇がありませんでした。
私はカトリック幼稚園を出ていますが、クリスチャンではありません。
クリスチャンの方々はどのような印象を得るのか想像もつきませんが、
この映画は、実に面白かったです。
もう一度見ると思います。



『受容(じゅよう)』って何だ? 簡単な漢字だけど難しそう・・・?


『障害受容』と言う言葉があります。簡単に言うと、自分が持った障害を理解して、自分がその障害を受け入れる・・・と言う意味でしょうか。
皆さんの場合、脳障害などのようなに重度な障害ではないので、当てはまるかどうか疑問もありますが、何か参考になればと思い取り上げてみました。

障害受容は非常に重要ですので、病気がわかってから受容がされるまでの段階を説明してみます。
少し難しい言葉も出てきますが、現在の自分がどの段階にいるのかを理解することに役立つかもしれません。




障害受容の5段階


第1段階【ショック】
 初めて病気のことを知ったころの反応です。
病気に対して無関心で、比較的平穏で不安なく過ごします。
医師に頼っていれば、いつか元の身体に戻れると言う意識を持っている。
感情が麻痺している状態です。
このような反応によって、ショックによる心身へのダメージを防ごうとするようです。

第2段階【回復への期待】
病気が簡単には治らないことに気づく。
健常者に対する羨望・嫉妬が強くなる時期。
回復への期待が強く、すこしの改善でも過大評価する。
期待と現実の間で強い不安や焦りを感じる。
病気や障害を認めようとしない。
奇跡や迷信にすがり、トレーニングなどに拒否的となる時期。


第3段階【悲嘆】
病気や障害を否認しきれないことに気づく。
障害が一生続くことを知り、悲痛のどん底に落とされる。
以前から持っていた目標や欲求を捨てなければならないこともあることを知り、無気力となりやすい。
悲嘆による混乱が自分に向くと、うつ傾向となる。
混乱が他に向くと怒り、恨みなどで他の人に強く当たる。
身体に障害を持つことと同時に、ファイト、プライド、適応力なども失ったと考えしまい、希望を失う。
対人関係は消極的となり、安易な慰めや励ましをくれる人に敵意を感じる。

第4段階の【最適応への努力】
攻撃では問題が解決しないことに気づく。
苦悩の末、新しい生活目標やプライドを持つことができ、これらの達成には身体だけが必要ではないことに気づく。
健全な身体を求めなくなり、障害を持ちながら普通の生活に近づく努力を始める。
健常者には劣等感を持つが、同じ障害を持つ人に親近感を感じ交流を持つようになる。一進一退しながら、改善していく。

第5段階【受容期】
社会・家族の中で新しい役割・仕事を考えて活動をはじめ、その生活に生きがいを感じるようになる。
障害を個性の一部として受け入れるようになる。
対人関係は、健常者、障害者の区別なく交流し、
周囲の人からも特別扱いされることなく、対等に交流ができる。


病気になった年齢や、その人の育ってきた環境などによっては、あまり参考にはならないと言う意見もありますが、
参考にはなりそうです。

あくまでも、身体ではなく心の回復段階です。

皆さん早く受容期を迎えられると良いですね。
もう受容期を迎えている方も多く見受けられますが・・・
他の人の体の事を気づかえるようになることなどは、受容の一つの証拠ではないかと考えています。


変形性股関節症を怖がらないでね




心の自立

2006-05-22 19:10:05 | Weblog
5月9日の『自律神経って何なのよ①』から続いた一連の“心”シリーズも残すところあと2回となりました。
体のことを知りたい方には、『まだぁ?』と思われていることでしょうか?
あと2回の辛抱です。
よろぴくお願いします。あ~ぴくぴくぅ。


私は20歳から6年間『車椅子と共に歩く会』という会を作って、様々な障害をお持ちの方々といろんな活動をしていました。
この会の考え方は、障害者とボランティアと分けるのではなく、人間としての会員同士が友達同士としていろんな活動をするということでした。
その活動の中で、不自由が出る人がいれば、人間として当たり前に助け合っていました。
この会に参加しているときには、多くのことを学びました。
そのときにある方から教えられてことに、『心の自立』ということがありました。

これは、学術的に言われていることかどうかは詳しくわかりませんが、私の中で納得のできた言葉でした。

簡単に言うと、他の人の身体や心の状態を心配ができて、手をさしのべることができる人は、自分の心が自立した人である、ということです。
まだ、自分の体と心のことだけの心配がせいぜいで、他の人のことなど考えられない状態は心が自立していないということです。

「彼女は身体は自立できないけど、心は自立しているんですよ。」と、車椅子に乗った女性から教わりました。

その後、股関節患者さん達の集まりに出てみると、自分のことで精一杯の方と、他の人の世話をできている人がいることに気づきました。

心が自立するには、様々な心の変化過程を経て、徐々に変化していくんでしょうね。
時間のかかる人もいるでしょう。これも個人差ですね。
受容とも関連性がありそうですね。

早く心を自立させなさい!と言っているのではなく、このような考え方もあるんだなと言うことをご理解いただければと思います。
これまた私の勝手な印象ですが、心が自立している方は、治りが早いように感じています。
ストレスのたまり具合が違うのでしょうか????
あくまでも印象です。

このブログを見ていただいている方の中に、自分のブログやホームページを持ち、
他の人の参考になればという目的で、自分の股関節の経過を綴っている方がいます。
また、コメントにしても、私の体調の事まで心配してくれる方もいます。
この様な方を見ると、心が自立されている方なのかぁ・・・なんて勝手に思っています。

人間として考えても、他の人を思いやる優しさがあると言うことは大切なことだと思います。

他の人を思いやれるようになると、何かが変わるように思えて仕方がありません。
皆さん、身体につらいところがあると思いますが、心だけでも余裕が出てこられると良いですね。



変形性股関節症を怖がらないでね





Quality of life

2006-05-20 10:43:38 | Weblog
今日の東京は蒸し暑いです。
このところ天気と言うか気圧が低いせいか、体調を崩している人が多いですね。
私は絶好調、校長です。
夜中にブログのコメントに返信することが多いですが、実はその前に寝ているんです。
仕事は一生懸命にしていますが、力を抜くことも一生懸命しているので大丈夫でしょう。
基本的に水曜、木曜、日曜は休みと授業が入っているので治療はしていませんので、今は身体もそんなにきつくないですね。

皆さんも体調にお気をつけください。


Quality of life:クオリティ オブ ライフ(命の質、生活の質、人生の質)

皆さんQOLと言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?
訳には3つの訳があるのですが、私は人生の質と使うことが多いと思います。
私が初めてこの言葉と出会ったのは、医療短期大学で授業を教えている頃、文献を読んでいる時でしたから・・・215年ほど前でしょうか、
200年多かったですね。15年から20年ほど前から使われるようになった言葉だと思います。
最近では、一般の雑誌にも良く出ていますね。

皆さんは股関節に先天的な障害をお持ちですが、同じように聴覚障害、視覚障害、言語障害、脳障害、糖尿病、心臓病・・・など
先天的および後天的な障害を持っている方が数百万人くらいはいるのではないでしょうか?

皆さんは信じられないかもしれませんが、私の知人に安楽死を希望しながらも、社会に積極的に参加し、
一つ間違えば命を落とす状況の生活をしている人がいます。
もう26年の付き合いになりますので30年以上この生活を本人の強い意思で続けています。
それはそれはすごい人だと思います。教えられることが多いです。

最近自宅に訪問したら、『最近、六本木にジャズを聴きに行っているの、先生も行かない?』と誘われました・・・すごい人だ。
その方は、一人暮らしですが、起き上がることも座ることができません、もちろん立つ事も歩くこともできません。
ベッドから首が落ちたら、首を元に戻すことができないので、次に誰かが自宅に訪問してくれるまで、
そのままの格好で待ち続けなければならないのです。

その代わり社会制度をフルに活用し、毎日誰かが自宅を訪問してくれるようなシステムを自分の力で構築しています。
いつも楽しそうに近況報告をしてくれます。すごい人です。


障害は様々です。また、同じ障害でも個人差の為ひとり一人考え方が異なります。

股関節に障害があっても、後悔しない為にテニスやバレーボールを楽しんでいる人もいます。
その人に対して、応援する人もいれば、反対する人もいるでしょう。

しかし、一番大切なのは、その人がどのような人生を送りたいのかと言う意思です。
これが、その人その人の“人生の質”だと思います。

その人の人生は、その人のものです。
周りに多大な迷惑をかけない限り、自分の望みどおりの人生をおくれれば幸せなんだと思います。
幸せは、他の人が決めるものではなく、自分が感じるものですからね。

今、この時を楽しみたいと言う考えも正解だし、今この時に股関節を大切にして、できる限り長持ちさせようとするのも正解だと思います。

正解は、その人が正解と思えれば、それが正解なのです。
正解はいっぱいあるのです。

いずれにしろ、自分の身心のケア方法をしっかり持っていることが、大切なように思います。

自分の人生の質を低下させない為に。




変形性股関節症を怖がらないでね

良い週末を、See you








心をきれいにする方法。

2006-05-19 00:38:00 | Weblog
心をきれいにする方法・・・こんな生意気なことまで書いて良いのでしょうか・・・?

良いのです!

心をきれいにする方法には2つの方法があります。




心をきれいにする方法

①感情の起伏をなくすこと。
 急にいらいらしたり、急に怒ったり落ち込んだり、今笑ってたと思うとすぐ泣いたり・・・感情の起伏の激しい方はいませんか?
感情の起伏をなくして、常に平常心を保つことを心がけること。

②嫌いな人や嫌な出来事を許すこと。
 許すのです。嫌なこと、嫌いなこと、イライラの原因・・・など、自分が怒ったり、不安を持ったり、怖さを持った原因を許しましょう。
許してあげましょう。「絶対許せない!」はいけません!

この2つを実行できた時、魂のレベルの高い心のきれいなあなたが現れるでょう。

しかし、ここで大きな疑問が発生します。
「こんなことを書いている、お前は心がきれいなのかよ!」
ごもっともです。
私は心も顔もきれいです。顔は余計です。
よほどのことが無いとイライラしたり、頭にくることが無いんですよね・・・許すことも学びました・・・・怖いものもはありません、死ぬことすら怖くありません。
・・・そう思っているだけなのかなぁ・・・?


以前、“身体の上には心があって、心の上には魂がある”と、遠慮がちにチョコっと書いたことがありました。
変な宗教家や変な精神世界論者と思われたくなかったからです。
でも、皆さんそろそろ私が変な理学療法士だということに気づいているでしょうから、ここではっきり言いましょう!

「私は変です!」・・・そんなことじゃなく・・・

心がきれいになることは、魂がきれいになることです。
魂がきれいになると、まず心が、続いて身体が楽になるようにできているのです。
それが、魂と肉体からできた人間の本質なんです!

・・・・はっきり言っちゃった・・ハァ~ハァ~ハァ~息切れ。
そうするとストレス取れリンで、笑顔満ちリン

最近笑ってますか?



ストレスなんてち~とも怖くないのだ

変形性股関節症なんてへのカッパなのだ(意味不明)・・失礼!






ストレスと胃の関係

2006-05-18 01:54:13 | Weblog
ストレスと胃の関係。
これに関しては有名な実験結果があります。

旭川医科大学の並木先生が行った「浸水拘束」と言うストレステストです。

猿を縛って、首のところまで水につけた状態(猿にはかわいそうなストレス状態)にして、胃カメラで胃の中の様子を観察した実験です。

その結果、水につけて2時間もすると、胃粘膜に出血が始まり、6時間後には胃の中が血だらけになってしまったそうです。


人間にとっても強いストレス状態に長時間さらされるとこのような症状が出るかもしれません(胃炎や胃潰瘍)。

正常な人間の胃では、食事を取ると副交感神経が働いて、胃液(強い塩酸)の分泌や蠕動運動(胃の動き)が促進され胃壁の血管が拡張します。
正常な胃では、胃液の攻撃に耐えられるように胃粘膜から胃粘液が出され、胃の壁を守っています。

ところが、強いストレスにさらされると交感神経と副交感神経が同時に働くことがあります。
そうなると、交感神経の働きで胃の壁を守る胃粘液が急激に少なくなり、副交感神経の働きによって胃液(塩酸)が増え、胃の壁を攻撃します。
その結果、胃液による攻撃力が高まると共に、胃粘液による防御力が低下して胃炎や胃潰瘍を起こしてしまうようです。

このように、強いストレスは、交感神経と副交感神経を同時に働かしてしまうという自律神経失調症も起こしてしまうのです。


ストレス対応に自信の無い皆さんは、何か自分に合う方法を実行しましょう。

言葉として吐き出す方法、ミラー催眠、心地よくなることをする(趣味など)、スパに行く(営業!)・・・他にも調べるとあるかもしれませんね。


ちゃんとした対応ができた時、自律神経は正常化するでしょう。

ちゃんとした知識を勉強すると、自律神経なんてち~とも怖くないのだ

変形性股関節症なんてち~とも怖くないのだ



ミラー催眠

2006-05-17 22:58:57 | Weblog
先日高知から初めての患者さんが来られました。感謝
人工関節手術後3ヶ月でしたが、股関節には大きな問題はありませんでした・・・私的に見て。

一番硬かったのは、胃の裏の背筋でした。
予想どおり、胃酸過多という症状が出ていました。
ストレスと胃の関連については次回に説明しますが、この方はストレスに弱い特徴を持っていました。

私の経験では次のような方は、ストレスを抱えやすいようです。


ストレスを抱えやすい性格

①完ぺき主義者。
②潔癖症。
③いわゆる“びびり”症。
④負けず嫌い。
⑤マイナス思考癖のある方。

あることが許せい、あることにイライラしやすい、「絶対負けない」と言い負けることが許せない・・・このような傾向のある方がストレスが溜まりやすいようです。
ストレスタマリンちゃん

生まれ持った性格上、仕方ないとは思うのですが・・・・治せそうです。

先週、夜中のテレビをボーと見てたら“ミラー催眠”を取り上げていました。
自己催眠の一種でしょうが、抜群の効果を示していました。(やらせではないと思います。)

ミラー催眠の方法とポイントを紹介しましょう。



ミラー催眠によるストレス予防

①大きな鏡の前に立つ。
②自分の目を見ながら、自分を励まします。(自分に話しかける)
③“自分がなりたい姿”を繰り返し自分に語りかける。
 例えば、ひどい“びびり症”の人は「いつも平常心。何があってもびびらない。何があってもイライラしない。いつも平常心でいられる。何があってもびびら無い・・・・」等と、鏡を見ながらはっきり言葉に出して、びびら無い顔になるまで返すくりかえし自分に言い聞かせる。
④自分の瞳をしっかり見つめながら、表情に自信が出るまで繰り返す。

大体こんな感じでした。
“自分がなりたい姿”・・・表現はうまくないかもしれませんが・・・
例えば・・・
○変形性股関節症におびえない。
○股関節に痛みを感じない。
○きれいに歩ける。
○悪いほうの脚に体重がかけられる。
○ピーマンが食べられる。
○完ぺき主義ではない。
○潔癖症ではない。

・・・いろいろありそうですね。
同じことでも、言葉を変えながら、とにかく繰り返しましょう。
「私は・・・」と言っても良いかもしれません。

気がつくと、そこに変身した自分がいることに気づくかも知れません。
ぜひトライして結果を教えてください。

効果にも個人差はあるような気もしますが、私の人体実験では効果ありました。
毎日繰り返しています。
鏡の中の自分のつぶらな瞳をじっと見つめながら行うと効果が高いように感じます。
結構、即効性がある方もいると思いますよ。
信じてためしてみてください。

何だバカバカしい・・・と思う方には・・・効果が少ないかも知れません・・・?

ストレスなんてち~っとも怖く無いのだ


自律神経って何なのよ! ④

2006-05-16 02:16:10 | Weblog
お腹と、肩甲骨の内側が痛いんですよ。」
その患者さんは股関節症の患者さんの弟さんでした。
眉間に皺を寄せて来られました。

触診ではとにかく背筋が硬かったので、肩甲骨~腰にかけての背筋と肩周辺をガツンと押しました。
お腹は一切触りませんでした。

施術後に一番変化していた症状は、「お腹の痛みがとれました。」でした。
その後一切出ていません。

内科の病気ではないかと心配していたのですが、背中や腰のコリの症状がお腹のほうに症状が広がっていたようでした。
もちろん、胃や腸の動きも悪かったことと思います。

もう少し放っていたら、胃腸だけでなく心臓にも影響が出ていたかもしれません。

その症状を“突然死”とか“過労死”と言います。
これは極端な例ですが、ストレスによる背筋の筋硬結を放っておくと内臓が狂うんですよね。

皆さんの中にも内臓の不調や、腰、背中~肩がこっている人がいるでしょうね。
早く、背中をほぐしてくださいね。

ストレスを溜めない方法として、面白い方法をテレビで発見しました。
今後研究が必要でしょうが、次回のブログで紹介します。

この方法は試す価値ありと考えていますので、是非試してみて下さいね。

そんなわけで次回をお楽しみに


変形性股関節症を怖がらないでね







痛みに感謝!

2006-05-15 00:14:04 | Weblog
痛みに感謝を。
今日は私の場合です。

私は右腰~横腹の痛み、肩こり、首の痛み、右背筋、右股関節(中殿筋)、左脚のだるい痛み、立ち仕事の後の両ふくらはぎの痛み、腱鞘炎、肩関節の痛み、歯の痛み、頭痛、偏頭痛、左肩甲骨内側の痛み・・・を持っています。
ほとんど全身の痛みですね。
常時あるわけではありませんが、常にどこかが痛い状態ではあります。

このような痛みがあると、患者さんの痛みが理解できるので、まったくありがたいと思います。
ほとんど痛みを経験したことのない人は、他人の痛みを理解しづらく、良い施術者になれません。

以前、私には弟子がいました。まだ、整骨院の時代です。
その中に、腰痛や肩こりの経験のない先生がいました。
一見、施術はうまいように見えるのですが、患者さんには不評でした。
その先生は「肩こりの経験がないので、施術に自信が持てません。」と言いました。

ある意味かわいそうだと思いました。
私が実験台になって、ここ、そこ、とポイントを指導して、押し方も指導しても、最終的にはポイントが理解しづらいのです。

そういう意味で、私は恵まれていると思います。

皆さんも股関節痛があると、他の患者さんの痛みが理解できるんでしょうね。


痛みがあるということは、思いやりが出て優しくなるというメリットもあるのかもしれませんね・・・そういう考え方は有だと思います。


変形性股関節症を怖がらないでね


歩数と痛み

2006-05-13 12:40:08 | Weblog
私は基本的に歩数と痛みは比例しないと考えています。
万歩計で歩数を測って、活動量と痛みの関係を探ることはいいことだとは思います。

歩数と痛みが関連ありそうなら、この方法は有効かもしれません。
しかし、全ての人に有効ではありません。
しつこいようですが、ここでも個人差を考えないといけません。

皆さんも、今日はそれほど歩いていないのに痛い、とか、今日は10000歩歩いたのに調子が良い・・・などと言う経験があるでしょう。

筋肉が正常に近い状態では、歩数と痛みは比例する可能性がありますが、筋肉が疲労していたり、筋肉が病気になると歩数と痛みが比例しなくなるのです。
表現の仕方が悪いかもしれませんね、“昨日5000歩歩けたからといって、今日歩けるとは限らないし、筋肉が疲れたり病気になると、10000歩歩ける能力を持ちながらも500歩しか歩けないことがあるのです”・・・と言うことを言いたいのです。

その日、その日で状態が変わる場合は、筋肉が正常ではないと考えて間違いありません。

人工骨にすると、「〇〇歩までしか歩かないでください。」と指定する先生と、そうでない先生がいますね。
痛みと歩数が関連あるのであれば、全ての先生が、「〇〇歩までしか歩かないでください。」という指導をなさるはずです。
しかし、大きな個人差の元で「8000歩以上歩かないでくださいね」と言う根拠がどこにあるのでしょうか?
その数値にビクビクするだけです。

筋肉が正常ではない場合、筋力もそうですが、筋の持久力も低下します。
筋肉の持久力が限界になると筋肉は痛みを出します。
歩数は主に筋肉の持久力に比例します。
筋疲労や筋の病気の為筋の持久力が低下している時は、数歩歩くだけでも筋肉が限界になり痛みが出ることがあります。

重要なのは、その日の筋肉の状態がどの程度で限界になるかと言うことを、自分で自分の身体を観察しながら判断することです。

歩数に神経質になることは、逆効果の可能性があります。
「今日は歩きすぎたわ・・・どうしよう・・・。」とか「今日は歩数が少なすぎた・・・どうしよう。」等と気にし過ぎるのも考えものです。

脚が重く感じたら黄色信号、脚が痛くなったら赤信号でしたよね。
脚が重く感じてきたら、その時の脚の限界に近づいています。
夕方、脚が重くなれば、その日の限界が近づいています。

歩数で限界を知ることを悪いと言っているのではありません。
歩数も、日によって限界数が異なること、もちろん個人差があると言うことを頭に置いた上で、自分の身体と良く相談することが重要だと思います。
自分の身体の状態は、自分が1番わかりますよね。
一番いけないのは、「毎日8000歩歩く!」等と数値を決めることです。
身体が日によって変動していますのでね。

ちなみに私は患者さんに万歩計の話は一切しません。
私が正しいとは思っていませんが、あまり歩数に神経質になっていただきたくないだけです。

万歩計を使っている皆さんも、言われるままに使うのではなく、一度よく考えてみて有効に使ってくださいね。


変形性股関節症を怖がらないでね

皆様、良い週末をお過ごしください 

See you




経過だけを信じよう!

2006-05-12 21:57:46 | Weblog
「あなたは3年後に手術が必要です。」
「あなたの股関節はあと2年しかもちません。」
「あと3年で人工関節のの入れ替えが必要です。」

占い師の言葉です。

うそです、病院の先生の言葉です。

皆さんはこの言葉を信じますか?
今回は、このような言葉を信じていい場合と、信じてはいけない場合の見分け方を説明し、対応策を考えてみましょう。

信じていいのか!

○ 信じて良い場合
 その先生の下で最低でも3年間くらいのレントゲンを撮っており、その間の経過をレントゲンを並べて検討した結果、先生から言われた場合です。
しかし、進行を止める対策ができれば、この言葉のとおりになることは防げるかもしれません。

× 信じてはいけない場合
初めての病院で、経過も見ずに言われた場合。
何回も通っているが、過去のレントゲンと比較せず経過を検討しないで言われた場合。
こういう場合は信じてはいけません。鵜呑みにしてはいけません!

対応策

皆さんの今後の予測について、信じてよいのは、経過をしっかり見て検討してくれる先生の言葉だけです。
そうでない先生は、占い師にでもなってもらいましょう。
いかにも本当のように根拠の無いことを言っているだけです。
失礼!占い師の方に失礼でしたね。
つまり、一回のレントゲンだけでは、今後のことを話す根拠がなにもないのです。
よく考えると当たり前のことと思いませんか?

そういう場合の対策は・・・

①「先生、経過も見ないでそんなことが言えるのですか!その根拠を説明してください!」としっかり意見を求めましょう!
明確な根拠が無ければ、「根拠も無いのに、そんなことを言っていいのですか!」と、優しく怒ってください。
さらに、「先生それは言葉によるハラスメントですよ!」と言えば100点満点ではないでしょうか?

②自分のレントゲンは必ず自分で持っていましょう。
長期間レントゲンを持っていることは、経過を知る上で重要です。
病院でレントゲンを撮ったら、レントゲンのコピーをもらいましょう。
コピーも譲ってくれない病院でも、コピーを求めましょう。
患者さんの権利です。
それでも無理なら、デジカメで写真を撮らせてもらいましょう。
自分の股関節の経過は、資料として必ず自分の元に保管してください。
そして、病院を変えるときや、整骨院に行く時などには自分の身体の資料として持参しましょう。

経過をじっくり検討した上で、上記のような言葉を言われた人はほとんどいないのが現状です。
しかし、検討したうえでいわれた人でも、未来はわかりません。
現状ではそうなるかも知れないので、何か対策を練りましょうよ。

③痛みがあれば痛みを取りましょう。
④痛みが無ければ筋力を強くしましょう。
 
納得できる専門の先生の指導を受けましょう。

先生の言葉の暴力を鵜呑みにしないでくださいね!
泣かないでくださいね!


変形性股関節症を怖がらないでね

吐き出してやる!・・・あれ?