くらげほのぼの日和

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今更ドラマ:『アルジャーノンに花束を』

2009年04月12日 20時50分11秒 |  -ドラマ
これ、思い入れの強い作品です。
アメリカのダニエルキイスの作品です。
高校のころすっごい何度も何度もヘビーローテーションで読んだ本です。
表紙がキレイでねぇ。丁度、その頃読んでた、「明星」で後藤久美子が薦めてたの。
それでなんとなく読み出したんだけど、すっごいよかったぁ・・・・・
今まで読んだ本のなかでやっぱりこれを抜くものがないくらいに一番かもしれません。
読むのに時間かかるし、パワーがいるから、ここのところ全然読めてないけど、ほんといい話です。

さて、今回は、この原作をもとにしたドラマで、ユースケサンタマリアが主演していた作品です。
2002年の放送で、主人公の名前がかえられ、舞台も日本になっていたり、一部変更があったりしてたけど、なかなかいい作品でした。
実際、視聴率はそんなにふるわなかったらしいですけどね。
最初これがドラマ化されるときいたときは、自分がすきな作品だったので、正直かなりいやだったし、ましてや、ユースケサンタマリアでなんか演じきれない。っておもってましたが、よく演じてましたよね。名優ですよ。

最近思うんですが、際限なく広がる想像力以上なものを映像化するのは難しいのかも。
どこがだめなわけじゃないんだけど、なんか若干がっかりしてしまうような・・・・
「黒部の太陽」もそういうかんじですよねぇ。

なのでできれば、ドラマ版よりも小説のほうをよんでほしい。
そういえば、ハリウッドで映画化もされてた気もすrけど・・・・

小説は、主人公が経過報告を書くというスタンスでかかれているので、手術をうける最初は知能が低い分、文章能力もないし、正直よみずらい内容です。
それが手術を受け、知能を得ていくなかで文章も飛躍的な成長をみせます。
ただ、中盤になると、知能が自分を超えてしまうので、正直わかんないかんじになってくるんですけどね。
そのへんがパワーのいる作品です。。。。

また、知能が低いときには気がつかなかった、実は仲間にいじられ朝笑われていたという事実や、母親に捨てられたという、知らなくてもいいようなことを知っていき、苦しんでいる姿に心が痛くなります。
また急成長した知能とはうらはらに、未発達な感情がアンバランスとなり苦悩していく姿や、未整理な記憶に翻弄される姿、知識を得て理解をすればするほど孤独におちいっていく様子。
どれもが息がつまるほどの感情を抱かせます。
知識があれば幸せなのか、本当の幸せは何なのか。を問いかけてくれる深い作品です。

そして最後は・・・・
涙涙なしでは読めません・・・・
ほんと再放送をきっかけに多くの人がこの本を手にとってくれることを期待しています。









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